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保険の入れ歯との違いについて
保険の総入れ歯は、柔らかい入れ歯は保険診療の範囲で作ることが可能です。では、なぜ当院が保険の入れ歯をおすすめしないのでしょうか。その理由はいくつかあります。
まず最初に、大きな違いは、入れ歯を専門に勉強してきた先生、そして製作する技工士の知識の違いだと思います。
院内に技工士がいるため細かな微調整ができ素早く対応することができます。
保険入れ歯クラスプ義歯は、ドイツでは使われていません
現在、日本の保険で作られる入れ歯はクラスプという金属のバネをつかったものです。クラスプと歯は密着していますが、接着はしていません。
そのため入れ歯が動くと一緒に歯を動かしてしまい、ゆっくりと歯を抜いてしまう力が加わってしまいます。バネで歯を支えているため、口の中で入れ歯は常に動いてしまいます。
私たち歯科医師が歯を抜歯するとき、歯を横に揺らしてから歯を抜きますが、保険の入れ歯の場合、同じことをクラスプがしてしまうのです。
▲保険適用の部分入れ歯。金属バネが歯に負担をかけ、見た目もよくありません。
ドイツでは、クラスプによる治療方法はすでに歯科大学の授業から外され、歯のために良くない、古い方法とされています。
それでは、入れ歯先進国であるドイツではどのような入れ歯が使われているのでしょうか?
実は、歯科治療先進国・ドイツでは、「テレスコープ」という入れ歯を使っています。これは、保険の部分入れ歯と違い、歯に引っ掛ける金属のバネを使わず、「はめこみ式」の装置を使った入れ歯のことを表します。
テレスコープの入れ歯の歴史は1886年に始まり130年以上の歴史があります。その間、ずっと改良、進化し続けて現代にいたっているため、非常に精密で、歴史のある入れ歯として世界的に高い評価を得ています。
写真で見る、保険診療の総入れ歯と保険外診療により製作した総入れ歯の比較
小さい方の入れ歯は保険で製作した入れ歯。大きい方は保険外診療により製作した入れ歯です。
同じ方の入れ歯とは思えないほど形や大きさが違います。製作方法の違いによってこれだけ変わってしまいます。
保険の入れ歯は粘膜の型とりだけするため、このような小さい入れ歯になりがちです。入れ歯はお口の中で動いてしまうし、もしかしたら飲み込んでしまうかもしれません。
保険外の技術、上下顎同時印象法により製作する総入れ歯は、お口の中すべての情報を記録し、再現できます。
保険の入れ歯と上下顎同時印象法による入れ歯の違い
保険診療の範囲内で作る総入れ歯と、自費治療による上下顎同時印象法で作る入れ歯には、大きな違いがあります。
※詳しくはこちらのホームページもご覧ください。
当然、材料や手間をかけると保険診療の範囲では、完璧な入れ歯は作れません。ここで、保険診療で作成した総入れ歯と、保険外診療(上下顎同時印象法)で作成した入れ歯の違いをご説明いたします。
1:口を開けた状態で上下の歯の型を別々にとるため、口の中に装着すると誤差が生じ、
その結果、患者さまの来院回数(6回~10回位)が増える。
2:口が動いている時の筋肉、舌、唇の記録がとれない。
3:食事をするときの状態、つばを飲みこむことができない。
4:上下の顎に平均した圧力がかけられない。
5:医師の圧力による型取りのため、患者さまの口内の圧力と異なる。
6:医師の手による圧力であるため、患者さまが噛んだときの圧力と異なる。
1:精密な型取り、噛み合わせの記録、上下顎の高さ、位置の記録を一回で行うため、
従来のように何回も来院する必要がない。※来院回数はわずか3回で完成
2:噛み合わせを記録しながら、型取りをするため理想的なバランスがとれる。
3:型取りの間に、つばを飲み込み、その動きを採ることができる。
4:型取りをした模型をそのまま、咬合器に装着するため誤差がない。
5:患者さま自身の圧力によって、口のまわりの筋肉、舌、唇の記録をとることができる。
6:人工歯が筋肉のバランスのとれたところに並べられる。
7:従来は入れ歯は、舌が動くと外れていたのが、上下顎同時印象法による入れ歯は舌が自由に動かすことができるようにするため、外れにくく、つばを飲んだり、発音もしやすくなる。
8:入れ歯の歯肉を作る方法(重合)も保険の方法とはまったく違う精密な重合方法
(イボカップシステム)で行うため、ウォーターフィルム現象(ガラスの板と板の間に水を介在させるとぴったりくっついて離れない状態)を得ることができ、維持が大変によい。
9:骨がとても薄い場合、これまでは難しいとされてきましたが、新しいシステムでは
口のまわりの筋肉、唇、舌による維持を期待できるため影響が少なく、とてもよい
結果が得られている。
10:ドイツのカボ社の咬合器を使用することにより、医師と技工士の連携がしっかりできる。
※咬合器=かみ合わせの器械
▼保険外診療、ドイツ式テレスコープ義歯のご紹介
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