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2010年4月20日

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2010年4月19日

右上3本が残っているのですが、どのような入れ歯がおすすめですか?

Q.母なのですが、上顎に入れ歯をいれています。
上の前歯が3本が残っています。そのうちの一本はぐらぐらしています。

この歯にクラスプがかかっているのは負担が大きく良くない気がします。
インプラントはできますか?
また、入れ歯を新しく作るとしたら、どのようなものがおすすめでしょうか。

A.3本の歯が残っていてその歯にクラスプがかかっているのですね。クラスプとは入れ歯を支える金属の金具のことです。
上の歯は全部で14本です。
保険の部分入れ歯は11本分の歯をたったの3本(しかも前歯は弱いです)で支えます。どう見ても無理がありますよね(*>_<)/~~
クラスプをかけた前歯が抜けてしまうのも時間の問題です。
インプラントをするのにも11本、金額的にもお母様の骨にも非常に負担がかかってしまいます。

残っている3本の歯を守ることができて、体の一部として機能できる入れ歯・・・・ レジリエンツテレスコープというドイツで開発された入れ歯で当院の患者様に満足いただいております。
レジリエンツテレスコープとは3歯以内の歯が残っている場合の適応となります。
3本の歯に負担をかけるのではなくて、粘膜や筋肉の力を利用します。

3本の歯を入れ歯の中に取り込んでしまいます。(内冠と外冠という構造でその間は粘膜の沈み込みを考えて隙間をあけて作ります。) このレジリエンツテレスコープの特徴は、今回の相談のようにすでにグラグラしている歯も利用して、抜けてしまった場合も簡単な修理で、使えるところです。

いままでのように抜ける度に作り直しが必要なことがないので、長く使うことができます。
出来る限り、残っている歯に負担をかけないようにお口の周りの粘膜、筋肉を利用することで、外れてしまうこともなく、発音に関しても不自由なくしゃべることができます。
歯も柔らかいプラスチックではなく、リヒテンシュタインのイボクラール社審美的にも美しく、機能を兼ね備えた人工歯を使用します。
3本の歯を守ることができて長持ちする美しい入れ歯です。ぜひおすすめしたいと思います。

2010年4月17日

30代、インプラントと総入れ歯どちらがよいでしょうか?

Q.30代後半ですが重度の歯周病で、左上4本、下の前歯の歯しか残っていません。
残っている歯もグラグラで接着剤のようなもので固定してあります。
現在、金属の金具がついた部分入れ歯を使っています。なんとかならないものかと、何件かの歯科医院で診てもらいました。
1件目では、残っている下の歯を全部抜歯し、入れ歯のインプラントにするしかないとの診断。
2件目では、上はインプラント4本で入れ歯を固定、下はインプラントも6本でブリッジがいいですが、かなりの金額になってしまいます。とても話しづらく食事もとても食べづらいです。
仕事にも影響が出てしまっています。(営業の仕事です。)マスクが手放せなくて人前で笑う事もできません。毎日がとても苦痛です。総入れ歯か、インプラントか自分でもどのように決断してよいのかわからなくなってしまっています。
どちらがよいのでしょうか?

A.将来的に上下ともに総入れ歯になる可能性があります。
入れ歯にするか、インプラントを使った入れ歯にするか。ということなのですが、この場合、インプラントを使った総入れ歯はあまり意味がないと思います。ご自分の歯が残っていた時と同じ状態がインプラントを入れても繰り返される可能性があります。
さらに、かなりの数の本数のインプラントが必要になるということと、、重度の歯周病のため骨の厚みが薄いことが予想されるので、金額的にも、あなたの骨にも負担は大きいです。

インプラントをしなくても、口のまわりの筋肉を利用して作った総入れ歯の製作方法で非常によい結果を得ています。「上下顎同時印象法」という方法による総入れ歯です。

この方法は上下一度に型取りをして、口の周りの情報をすべてコピーできる方法です。型取りの最中につばを飲み込んでもらうのですが、これによって食事をするときと同じ状態を再現することができます。口の周りの筋肉に支えられた総入れ歯は吸着がいいです。またウォーターフイルム現象(ガラス板を2枚重ねその間に水を挟むと取れなくなる仕組み)によって取れないようにします。

人前で大きな口を開けて笑っても、けっして外れてしまうことはありません。
入れ歯になったことで内気になってしまったら、今後の人生楽しめなくなってしまいます。入れ歯であることを忘れてしまうぐらい自然な入れ歯なので、安心して使っていただけます。

入れ歯を作ったら、顎の具合が悪くなってしまいました。

Q.2年間かけて歯の治療をしました。上は残っている歯に金具をかけた部分入れ歯を作り、下の歯は神経の治療をして銀歯を被せたのですが、治療が終わったら今度は顎の具合が悪くなってしまいました。顎の関節付近に食事のたびに痛みを感じます。顎を大きく開けるとジョリジョリといった音が鳴り気になります。毎朝、首のまわりが硬くなり、腕もあげずらい状態です。頭痛も頻繁にあります。家族からはいつも疲れた表情をしていると言われています。
もしかしたら、入れ歯が合っていない事が原因なのではと不安に思い相談させていただきました。
(50代女性)

A. 「顎(あご)が大きくひらけない」「顎関節付近が痛い」という症状を訴え、さらに詳しい問診にて「首筋がはる」「肩がこる」「腰がいたい」「手足がしびれる」「耳鳴りがする」「偏頭痛がひどい」というような症状をもつ50~70代の患者様がとても多いです。
顎関節症は顎付近の痛みを訴えたり、口が開かない、顎が大きく開けないといったもので、従来20代・30代の若い年齢の方に多い症状とされてきましたが、最近、50代・60代の顎(あご)関節症が急増しております。

50代・60代の方の顎関節症の原因はほとんどが、入れ歯による噛み合わせやバランスがあっていないとに起因していると思われます。
噛み合わせやバランスを整えるためには、上下の歯型が体の真ん中に対して対称であるか、噛み合わせの器械をつけてから診断し、それに合う入れ歯を制作することが大事だとされております。

しかし、従来の保険の入れ歯は、噛み合わせのバランスがとれておらず、そのような入れ歯で無理をして食事をし、顎の症状がさらに悪化することがしばしば見受けられます。
稲葉歯科医院では、諸外国で最も進んでいるドイツの入れ歯、「リーゲルテレスコープ」を用いることで、かみ合わせの平面を左右対称にしっかり作ることができます。顎関節症の患者様に最も有効な治療をおこなっております。
治療後は、入れ歯であっても、もともと歯があった時と同じ平面にもどすことで、バランスもよくなり顎関節の痛みやそれに付随する「肩こり」「耳鳴り」なども消えてゆきます。
まずはかみ合わせのバランスが合っているかどうか調べる必要があると思います。

2010年4月15日

入れ歯にならないように気をつけることは?

Q.小さい時からむし歯になりやすく、30代半ばで上の歯全てが差し歯です。
歯磨きも普通の人以上に気をつけて磨いています。下の歯も両側にブリッジが入っている状態です。今後5年後10年後、40歳など若くして総入れ歯・・・なんてことあるのでしょうか?
今後気をつけることがあれば教えてください。(N.J)

A.現在の状態でしっかり治療をすることが、将来入れ歯になるかならないかの分かれ道になると思います。
差し歯ということは、金属やセラミックなどで被せてあるということですね。
通常、神経のない歯というのは弱いため全体を被せるような治療をします。
(例えば、生きている木はなかなか倒れませんが、枯れている木は簡単に折れてしまいますよね。それと同じで、神経のない歯は弱く折れやすいです。)
N.Jさんの歯も神経のない歯があると思われます。
そういう歯は過度な力がかかると、歯がグラグラしてしまったり、割れてしまったりします。
将来できるだけ歯が抜けないように保つ方法は、できるだけ、被せものを連結することです。
連結すると強くなり、力も分散できます。

神経のない弱い歯にだけ力がかかることがありません。
上の歯すべてを連結、というのも可能です。
どのように連結をするかというと、このブログの目次にある
入れ歯 による顎関節症(← ココぽちっと押してください。)の症例にあります。
キーアンドキーウェイという連結装置で前歯6本、右と左の奥歯4本ずつをつなげます。
そうすると、全体が連結されている効果がでます。
顎も関節でつながっているので、多少動きがあるので、キーアンドキーウェイでそのひずみを吸収します。
今のN.Jさんの状態をほうっておくと将来、総入れ歯という可能性があります。
神経の治療をしっかりと行い、土台をしっかりさせてなるべく連結をすることで、歯を守ることができます。
もちろん、歯磨きや歯科衛生士によるメンテナンスは必須です。
将来入れ歯になるかどうか、今が大事な時期だと思います。

入れ歯ができるまで仮歯をいれることはできるのでしょうか?(40代)

Q.入れ歯ができるまで仮歯を入れることはできるのでしょうか?

40代にしてほとんどの歯が差し歯やブリッジで、最近上の前歯のブリッジが外れ、また奥歯はグラグラして外れそうです。現在前歯の根っこが割れているためこの次に歯を抜く予定です。
それとつながっている奥歯もグラグラしていて抜かなければいけないと言われています。
入れ歯にする覚悟はできていたのですが、入れ歯ができるまでは歯が抜けた状態でせいかつをしなければならないのでしょうか?
仕事の関係でどうしても歯抜けの状態で過ごすことができず、どうすればいいかわかりません。
なんとか入れ歯ができるまで仮歯を入れる方法はないでしょうか?
ご回答よろしくお願いします。

A.即時義歯という歯を抜くのと同時に入れることができる入れ歯があります。

新しく入れ歯を入れるまで、歯がない状態でいなければいけないのかと不安に思う患者様からの質問をよく聞きます。
治療中であっても歯がない状態だと、食事もできないですし、人とコミュニケーションがとることができなくなります。家族も心配されると思います。
当院では入れ歯製作中であっても必ず仮の歯を入れるようにします。
歯を抜く前に、次に歯を抜いた状態を想定して仮の入れ歯を作ります。
即時義歯といいます。
抜けた後、患者様の審美的、機能的回復をするのかを前もって考えておくことが重要です。
治療中でもお仕事にはほとんど影響しないと思いますのでどうぞご安心ください。

2010年4月14日

30代、40代の若い方の入れ歯について

Q.若いのに入れ歯という人いるのでしょうか?
30代後半で歯周病と診断されました。長年、虫歯や腫れや痛みに悩まされてきて,通っていた歯医者では歯周病とも言われず定期的な歯石取りだけでの通院でした。意を決して歯医者を変わった先でそう診断されました。上の両奥歯から3本ずつとも骨が溶けててもう持たないと言われショックを受けています。他の歯も骨がとけはじめていると言われました。インプラントをするには骨がうすいから難しいそうです。若いのに入れ歯という人いるのでしょうか?

A.若い方の入れ歯の質問をよくうけます。
「若いのに入れ歯なんてはずかしい。」
「友達にも家族にも相談できない。」
「歯科医院で相談をするのがこわい。」

という方、実はたくさんいらっしゃいます。
歯が悪くなってしまったことがご自分でもよくわかっているのだけど、相談できずに悩んでいる方が多いです。

最近、若いかたの入れ歯にするか、インプラントにするかという相談が非常に増えてきています。
当院の入れ歯は入れ歯先進国ドイツで開発されたテレスコープシステムを取り入れています。
今までの入れ歯のイメージとはまったく違います。
歯にひっかける金具も見えません。食事をしているときにはずれてしまうこともありません。
インプラント同様、審美的にも優れています。夜寝るときも外す必要がありません。
ご自分の一部として使っていただけます。

奥歯が1本2本失ってしまったぐらいでしたら、インプラントのほうがいいかもしれませんが、すでにたくさんの歯を失ってしまっている場合、すべてインプラントにすることのリスクも考えないといけないと思います。
インプラント治療の世界最長は40年。30代でインプラント治療をたくさん入れたとすると、40年後、70歳のときどうなっているのか・・・・
その点、テレスコープシステムは修理をしながら長く使える入れ歯です。
しかも入れ歯であることが他人から気がつかれません。
当院では20代後半からお年を召した方までテレスコープシステムで治療をされた患者様がたくさんいらっしゃいます。

20代後半で当院のリーゲルテレスコープで治療をされた患者様は現在7年経過していますが、修理もなく毎月メンテナンスにいらしていただいております。
よく食べれるようになったので、だいぶ太ってしまったとおっしゃっていました。
若いのに入れ歯になってしまってはずかしいということはありません。
メールでの相談も受け付けております。
どうぞお気軽に連絡いただければと思います。

歯を治すと表情が変わると言われましたが・・・・

「歯を治すと表情が変わると言われましたが・・・・・」

「名医が答える40代からの悩み相談」という家庭画報の特集で、歯科医の代表として稲葉繁先生が回答したものです。

Q.先日、歯はを連れて歯医者さんに行ってきました。私の母は今年66歳になったのですが、顔が老けて見えるのでもう 70半ばの老人にしか見えません。母の同年代の人と比べてもあきらかに年上の感じがするだけではなく、なんとなくですが貧乏くさいのです。今までそこそこ の暮らしをしてきたし、現在は娘の私と同居しているので、それほどの苦労はなかったと思うのですが・・・・。

母は歯医者さんが嫌いなので、今回のような虫歯1本を治すだけの治療であっても、なかなか治療に行こうとはしません。先日もやっとの思いで連れ出し 治療をしてもらったものの、抜けたままの歯を3本入れ歯にしましょうと言われて、飛んで帰ってきました。そこの院長先生が言うには、長い間抜けたままにし ていたので噛む昨日が落ち骨のほうまで影響が出ている、それに顔に筋肉にも多少のゆがみが出てきた、とのことでした。

難しいことは私にはわかりません。でも先生は、「抜けた3本を治すだけで、お母さんは少なくとも5歳は若返りますよ」と言ってくれました。そう言わ れてみれば、上の3番~5番目の歯がきれいに入ると、若く見えるかもしれないと思います。歯を治すだけで本当に若く見えるのでしょうか。治療を嫌がる母を 説得したいので、上手な説明の仕方を教えていただけないでしょうか。早く治して孫たちと元気遊んでほしいのです。

それと、ついでで申し訳ないのですが、私の下の歯の金属の冠も白い歯に作り替えた方がよい、と言われました、笑ったときに見えるので少し気にはして いたのですが、表情が明るくなるらしいので、私もこの際に治してしまおうと思っています。でももしそうならなかったらがっかりするので、どの程度表情が明 るくなるのかを教えてください。費用は、そこそこの金額であれば出してもよいと思っています。

A. 長い間歯が抜けたままにしておきますと、咀嚼機能(かむ機能)にも影響が出てきます。歯科医の先生がおっしゃるように、一部の歯がなくなりますと左右のバ ランスを失い、歯のないほうの筋肉は痩せていきます。その結果、顔の左右のバランスが悪くなるのは当然です。したがって、義歯をお入れになることをお勧め します。

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歯を失った横顔は上下の唇が内側に巻き込まれるが(左)、入れ歯が入ると再び元の顔に戻る。(右)

 ◆顔貌は人格にも関係してきます。

人はある年齢になると、顔に責任を持てと言われるように、顔貌はその人が作るものと言われます。社会生活において会社を営んでいる、責任のある立場の人、 商売を持っている人などは様々なそれぞれに適した顔貌が作られてきます。健康的な歯の持ち主は、相手にも好感を与え、その人の教養の程度とも関係してきます。一昔前までは、歯並びが悪くても、歯が抜けていても、さほど気にしない人が多くいましたが、昨今では、歯の良し悪しはその人のステータスであるとも言 われます。そのため、顔貌は人格にも関係してくるようです。

もちろん歯を治すと若返ることは事実ですが、顔貌が若返るのは歯だけがポイントではありません。家の中に閉じこもりがちな人は消極的な表情となりま すので、積極的に外に出てほかの老人とふれあったり、若返った気持ちを持つことが、何よりも重要であると思います。その中で歯は全体の雰囲気の一要素にす ぎませんが、歯を治すことにより積極性が出てくる可能性も大いにありますので、そのためにも、義歯を入れてあげてください。

◆自然感のある歯に治すのが理想

また、あなたの下顎の金属の歯のことですが、私たち歯科医は歯を治すにあたっても、両親から授かった真珠のような綺麗な歯に戻すことを基本としています。したがって、歯を治した状況を他人に悟られないように治すことが重要なのです。

最近では歯の病気の多くは予防が可能で、口の中のケアを心がけていれば虫歯や歯槽膿漏から守ることができるため、万が一、歯の病気にかかった時はできる限 り元の姿に戻すことが基本となります。そういう意味で、白い歯がまず基本となります。このごろはセラミック(陶材)を使った自然のはと変わらないものがありますが、日本の医療保険制度はセラ ミックまでは給付してくれませんので、保険治療では金属冠ということになってしまいます。

とはいえ、諸外国では予防にしか医療保険の利かない国がすでに多くあります。すなわち「原因がわかっている病気で予防が可能であるのに病気にかかるのは個人の責任である」との見解から、「予防は公的な財源(医療保険)から支払う が、治療は自己の責任で行う」との考えで、治療費は個人の負担となる国が多くあるのです。どうぞ歯科医の先生と相談されて、自然感のある良い歯に治していただきたいと思います。

◆顔の経時的変化

お母様のお顔やお口の中がどのような状況であるのか内容が詳しくわかりませんので一般論になってしまいますが、お許しください。お母様が同年代の人に比べ、老けているとのことですが、人の顔は様々な要素により変化してきます。

子供の時の顔は親から授けられたもので、両親の遺伝子が受け継がれ、父親と母親の特徴が顔に現れ、その人には変えることができない基本的な「生まれ つき」の顔となります。幼少のころは比較的丸みを帯び、歯だもきめ細かく、緊張した綺麗な顔を持っていますが、この年齢の時の歯は乳歯から永久歯に萌え変 ると同時に、おもに顎が発達し、鼻から下が成長して顔が長くなってきます。その後、成人になるとその人の顔は完成するのです。そして、年齢を増すごとに変化が見られます。

体重の増減によっても、脂肪の付き方によっても、太ったり痩せたりします。また環境による変化も現れます。つねに外で仕事をしている場合とでは、当然違い が出てきます。また、病気を患った時には痩せて顔にも変化が見られます。

◆一番目立つ目と口の周りの変化

人間にとって避けることができない変化は、加齢に伴う顔の変化です。特にお母様のように66歳にもなると、最も変化が大きく現れます。髪の毛は白く 変わり、顔の筋肉は痩せてきます。一番目立ってくるのは目と口の周りです。目は、大きなパッチリとした人、小さな優しい人、切れ長な人などいますが。表情 に与える影響は目が最も強く、喜びの大きな目、怒ったような一点をにらんだ目、哀しくうつ向いた目、楽しそうな輝いた目など、感情が目にでてきます。また 老化が現れるのは、目の周りの小皺に始まり、目の下の脂肪の層が目立ち始めます。

口は、目とともに表情に与える影響が強く、目に現れる表情の質を、どの程度楽しいか、あるいは哀しいか、量的に表す性質を持っています。たとえば、喜びの表現では目を大きく輝かせ、唇の緊張を解いて少し開き、楽しい時はさらに大きく口を開け、笑います。すなわち、どのくらい喜んでい るのか、あるいはどのくらい楽しいのかを口の開け方で表現します。したがって、目と口はつねに一対であり、表情は顔の各部分の表現が総合されたものとなり ます。

老化により口の周辺に現れる特徴は頬の筋肉が痩せこけてくることで、さらに、花の下には小皺がでてきます。健康な歯の持ち主は比較的皺も少ないのですが、 歯がなくなると、支えを失った唇は口輪筋という筋肉の働きにより内側に押し込まれ、大きな皺が出てきます。

お尋ねでは、上の3番目から5番目がぬけたままになっているとのことですので、左右のどちらかが内側に引き込まれ、歯のないほうが痩せてみえるのではない かと思います。

楽しい人生を過ごされるためにも、早く治療されることをお勧めいたします。

 

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稲葉繁先生が製作した入れ歯を装着した患者様の笑顔、素敵ですね。

部分入れ歯が合わなくて困っています

Q.先日保険適用で部分入れ歯を作っていただきましたが、合わずに困っております。

下の方の左右奥歯の入れ歯(左奥4本と右奥3本分を針金で繋いだ形で残っている歯にバネの金具をはめています)なのですが、まだ1日中入れて使用したことがないほどです。昨日、久しぶりで病院に行き当たる部分を直して頂きましたが、まだ、噛むとなんだかしっくりせず、外して食べた方がよほど噛みやすいくらいです。(無理に入れ歯を使用しなくてもいいのでしょうか?)残っている歯も神経の治療がしてあって弱いと先生がおっしゃっていました。

なんだか噛んでいるうちに浮いてもくるようですので、保険適用の安いもの
(7千円くらいでした)で作ったから精度のいいものが作れなかったのかな。
等と思っています。

A.下の歯は親知らずを含めないで14本あります。その半分7本の奥歯を失ってしまったということですね。
現在、日本の保険診療で行われる方法は、クラスプという金属のバネを残っている歯にかけて入れ歯を支えるようなものです。簡単なバネのため奥歯のような力がかかるところで食べ物をすりつぶしたりすると動くため違和感があるのでしょう。また、天然の歯と人工のプラスチックの歯ではまったく形も硬さも違うため上手に機能できないとも思われます。歯の溝は適当についているわけではなく、前に動かす時、左右に動かす時など、ルールのある溝がついています。それが入れ歯の場合、溝がないまっ平らな形をしていてうまく食べ物もすりつぶせません。

人それぞれお口の中のリラックスした位置があるのですが(中心位)、入れ歯がしっかりその位置でかんでいないと違和感があります。かみ合わせの平面もとても大切で左右が対称であることは基本ですが、入れ歯があっていない患者様の歯を調べてみるとこの基準が合っていないことがあります。
このようなこと、すべてをひっくるめて「入れ歯がしっくりこない」と感じているのだと思います。

このクラスプを使った部分入れ歯の良いところは、保険がきく、歯を抜いた時の仮の歯として使える。ことです。悪いところは、いくつかありますが、まず、長く使うことで、バネをかけた歯がゆるんでしまうことです。その理由は入れ歯の取り外しの時に歯に負担がかかることと、食べ物をすりつぶす時入れ歯が揺れると、それを支えている歯も少しずつ揺れるためです。
クラスプというバネをかける位置、私たち歯科医が歯を抜くときに使う器具の位置と一緒です。
クラスプは歯を抜くような動きをゆっくりしてしまうため、気がついたら歯槽膿漏と同じ症状で歯がゆるみ、結果的に歯を失わせてしまいます。
また見えるところに金属色のバネがかかるので見た目が悪いです。
入れ歯の先進国のドイツでは、歯科大学の学生の授業からもクラスプによる入れ歯の治療がでてこないほど古いものとなっています。

●食事をするとき外して食べた方がよほど噛みやすいくらいです。(無理に入れ歯を使用しなくてもいいのでしょうか?)

というご質問についてはやはり、もちろん入れたほうがいいと思います。
その理由は、上の歯と下の歯はかみ合ってバランスを保っています。どちらかに歯が入っていないと、機能していないため、歯が弱くなってしまったり、伸びてきてしまったりします。伸びてきてしまった歯はあとでかみ合わせの平面をそろえるときに調整が大変になることがあります。
もうひとつ、奥歯がないと顎の関節が悪くなることがあります。かみ合わせと関節の動きは対になっているため奥歯がないことで、関節にも大変負担がかかります。関節をひっぱる筋肉の動きは頭を支える首の筋肉とつながっています。そのため、肩こり、腰痛、頭痛などの症状を引き起こすこともあります。

それでは、これらの問題を治療法を解決できる方法はあるのでしょうか?
一つはインプラントによる治療方法です。
顎の骨の中にチタンの土台を入れて結合させる方法です。今回の患者様の場合7本のインプラント・・・ということになります。
今回の場合、
●残っている歯も神経の治療がしてあって弱いと先生がおっしゃっていました。
ということなので、インプラント治療よりも、ドイツで開発されたリーゲルテレスコープによる入れ歯をおすすめします。

この「リーゲルテレスコープ」は、稲葉繁(当院の顧問)が初めてドイツから日本に紹介した入れ歯です。稲葉繁顧問は、 1978年から1年半の間、チュービンゲン大学のケルバー教授から直接リーゲルテレスコープについて学び、本場の技術を習得しました。
高い口腔理論と技術を必要とするため、日本ではまだまだ普及が進んでいないのが現状です。
そのため、私たちはリーゲルテレスコープの普及にも努めています。

インプラントで失った歯を入れるのに一本40万から50万。7000円で入れ歯を作ったとのこと、一本1000円で作る入れ歯ではしっくりこないのもしょうがないかな・・・・と思います。

インプラントと入れ歯の違いについて

Q.インプラントと部分入れ歯について質問します。(60歳女性 N.I)
かなり悩んでいます。

過去に下1番奥を抜き2番目でブリッジとなっていました。ところが2番目の歯が割れてしまい、奥歯が3本ない状態です。反対側の奥歯にもブリッジが入って います。最近全体的に歯がグラグラしてきたような感じもします。近所の歯科医へ行ったところ、部分入れ歯かインプラントとの事でした。インプラントの費用 は22万~28万と言われました。
そこで、いくつか質問があります。

・インプラントと部分入れ歯どちらが私にとってよいのでしょうか?
・インプラントの22万~28万円の費用は相場通りでしょうか?
・部分入れ歯の使い勝手はどうなんでしょう?

正直、入れ歯はかなりの抵抗があります。2年前、骨粗鬆症の診断を受け腰の手術をしています。血圧も高めなためインプラント治療も不安で・・・・・。

A.それではまず、インプラントがどういうものかについて知っておきましょう。

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ノーベルバイオケアのパンフレットより。

歯の絵がでてきましたが、左側が天然の歯、右側がインプラントです。左側の健康な歯の根っこ(歯根)は顎の骨としっかり結合して歯根膜というクッションに覆われています。その上を歯ぐきが覆って機能しています。

一方右側のインプラントは天然歯と同じような構造になっていて歯の根っこの部分がチタンという安全な金属により、顎の骨と完全に結合させることができるた め天然の歯と同じように機能することが可能です。失った歯を取り戻せる、素晴らしい方法です。

当院では、大学病院のインプラント専門医、口腔外科医との連携により安全な治療をおこなっています。私自身もNobel Biocare社のインプラントシステムを受講しています。

しかし・・・・・インプラントが適さない条件、ご存知でしょうか?

◆骨の量です

上の図のようにインプラントを支えているのはしっかりとした骨があるからです。(骨が少ない場合は骨を作る必要があります。)そのため土台がしっかりして いないと、いくらインプラントを治療してもうまくいきません。家を建てる時も土台が大事ですよね。これはレントゲンやCT画像による検査でわかります。

◆歯周病

インプラントは骨に支えられるため、骨が吸収する病気である歯周病は大敵です。たとえ、その時はうまくインプラントをできたとしても、歯周病の傾向がある方は将来的に骨が吸収してしまい、インプラントがグラグラ・・・・なんてことに なる可能性もあります。

◆喫煙

これ、以外と知られていないかもしれません。喫煙は歯周病だけでなく、インプラント治療にとっても大敵です。喫煙による血管収縮作用によって、口の中の粘膜内の血流が阻害され、組織全体の免疫力が下 がります。
従ってインプラント治療直後の傷の治りが悪かったり、歯周病が治らない、インプラント周囲炎になってしまうなど、インプラント治療の失敗につながる悪影響 がたくさんあります。

 ◆全身疾患

出血を伴う処置もありますので、糖尿病や高血圧などの慢性疾患がある方は良好な状態にコントロールされていることが条 件になります。骨粗鬆症などもインプラント治療が制限されます。

当院ではこのようなことを事前にしっかり問診し、安全で確実にインプラントを行える患者様のみ治療をしております。

今回のご質問、

● インプラントと部分入れ歯どちらが私にとってよいのでしょうか?

N.Iさんにとって良い方法は、部分入れ歯です。なぜなら、歯が全体的に最近グラグラしている感じがする。骨粗鬆症がある。高血圧である。ことからです。理由は上記に書いた通りになります。

● インプラント費用22万~28万円の費用は相場通りでしょうか?

については、とても安いと思います。通常、しっかり手術をしている歯科医院なら40万~60万円はするはずです。インプラントの技術を身につけるための歯科医の技術料は大変なものです。しかも材料も非常に高価で、インプラントをするにあたっての設備の維持にも相当の 費用がかかります。

かえって安すぎると反対に大丈夫だろうか?と私たちも不安です。

● 部分入れ歯の使い心地はどうなんでしょう?

ここからは、当院の部分入れ歯のご紹介をしたいと思います。

◆テレスコープシステム

歯を失った際に行う治療の主流はインプラントですが、歯の喪失を予防することはできません。高齢者の多くが他に病気をもっていること、歯周病がある、骨粗 鬆症で顎の骨がもろい、などインプラントで治療ができない場合があるのも事実です。
また、保険で作る入れ歯は、クラスプというバネを残存歯にかけて使用するため、健康な歯にバネの力が加わり、結果的に歯を失ってしまうこともあります。

当院ではテレスコープシステムでほとんどすべての症例をカバーしています。そのうちのひとつがリーゲルテレスコープといいます。

リーゲルテレスコープのリーゲル(Riegel)とはドイツ語で閂(カンヌキ)のことで、入れ歯に小さな鍵のような装置を付け、この鍵の開閉によって入れ 歯が簡単に着脱できるようなしくみになっています。
さらに、年月の経過と共に変化する口腔の状態に応じ、いつでも修理が可能です。すべての歯を連結、固定することにより強くなり、歯の喪失を予防することが できます。

N.Iさんのように全身疾患を伴っている方に対しても、安心して治療を行うことができます。また、歯周病があったとしても、残っている歯をすべて固定できるため歯が強くなる効果があります。

そして残っている歯を失ってしまったとしても、簡単な修理でもとの入れ歯が使えます。 今まで、歯が抜ける度に何度も作り替えていた入れ歯が、生涯ひとつの入れ歯で過ごすことができます。

ドイツ人は物を大切に修理しながら長持ちさせるという国民性があります。入れ歯に対しても同じで、100年以上も歴史のある、このテレスコープシステムを改良しながら治療してきました。また、このリーゲルテレスコープの使い心地なのですが、舌で触れても違和感がなく、装用感は入れ歯が入っていることを忘れてしまうぐらい快適です。

また、リーゲルテレスコープの技術の高さは、稲葉歯科医院顧問、稲葉 繁が、ドイツから初めてリーゲルテレスコープを日本に紹介してから既に31年が経った今も、当時治療した患者さんの入れ歯がしっかり使われていることで証 明ができます。稲葉はこの31年の間に、リーゲルテレスコープを用いた治療を1,000症例以上、行って参りました。 kagi.png

  左の写真は鍵が閉じている状態、右は鍵を開いた状態です。鍵を閉じると舌で触ってもほとんどわからないため違和感がありません。

金属はこの症例はチタンを使用しています。他には、スイスのメタロール社のオロフロイド3という体に安全な金属を使用していますので安心です。

コーヌスクローネという入れ歯について

Q.65歳の母の入れ歯の件で質問です。保険の入れ歯に馴染めないまま5年が過ぎ、今回コーヌスクローネという入れ歯を検討しています。下の歯のブリッジは放ったままの状態、上の総入れ歯は外出時のみ付けるという生活でした。痛みや話しにくさ、噛みにくさがあるようです。今回入れ歯に精通した歯医者さんを探し、相談してみたところ、下の歯は4本残すことが出来、コーヌスクローネの入れ歯の選択もあると言われました。

1)コーヌスクローネの入れ歯が、保険の入れ歯に比べて装着感の良い物か。どの点で違いがあるのか。
(保険の歯で馴染めない人でも、コーヌスクローネの入れ歯なら使える人が多いのか)
2)長期間使える物なのか、保険の入れ歯と比べてどうか。
3)現在の歯医者さんは、もしお金をかけるとしても、上の総入れ歯は保険で作り、下は、利用できる歯を利用してコーヌスクローネで作るのはどうか?と言われています。両者にかける値段が随分違いますが、大丈夫でしょうか。

A. まず、コーヌスクローネという入れ歯を聞きなれない方がほとんどだと思いますのでどのような入れ歯かお伝えしたいと思います。

コーヌスクローネはドイツで開発された入れ歯です。テレスコープシステムというたくさんの種類の入れ歯のひとつで、100年以上もの歴史があります。
コーヌスとは円錐形の意味で、歯に直接接着させる内冠と入れ歯の本体、外冠により構成されています。(二重に被せる方法)

内冠は円錐形で角度は6 度(コーヌス角)、維持力は内冠、外冠のくさび力によります。
同じ形の紙コップを重ねると、ぴったりくっついて離れなる現象をイメージして頂けるとわかりやすいかもしれません。装着の最後で内冠と外冠がすっとはまると、はずれなくなります。
この角度は歯の状態により調整することができます。
はずし方は入れ歯に指がかかるくぼみを作っておいて、それを持ち上げるとはずれます。

日常の生活でははずれてしまうことはまずありません。
基本的にコーヌステレスコープは神経のない歯には適応ではありません。というのは維持力が直接歯にかかるため、入れ歯の取り外しのときに神経のない弱い歯だと、土台ごと抜けてしまう危険性があるからです。
また、歯の残っている場所によっては禁忌症もあるので、しっかりとした診査、診断、治療計画が必須です。
適応を間違わなければ何十年も使える優れた入れ歯です。
それでは質問にひとつずつお答えします。

コーヌスクローネの入れ歯が、保険の入れ歯に比べて装着感の良い物か。どの点で違いがあるのか。
(保険の歯で馴染めない人でも、コーヌスクローネの入れ歯なら使える人が多いのか)

保険の入れ歯との装着感は全く違います。通常4本の歯が残っていると、日本の保険で作られる入れ歯はクラスプという金属のバネをつかったものです。
クラスプと歯は密着していますが、接着はしていません。そのため入れ歯が動きます。

入れ歯が口の中で動くと気になり異物感があります。
それに比べて、コーヌスクローネは内冠、外冠のくさび力でしっかり固定されるため、口の中で入れ歯が動くことがありません。そのため、保険の入れ歯に馴染めない方でもしっかり自分の体の一部として使うことができます。

◆長期間使える物なのか、保険の入れ歯と比べてどうか。

保険の入れ歯はバネをかけている歯が抜けてしまうとすべて作り直しが必要です。日本では合わなかったり壊れたりすると何度もつくりなおしをしますが、
このドイツの入れ歯は一度作ったら、修理しながらずっと使うことが可能です。長期間使うための入れ歯といってもいいでしょう。

現在の歯医者さんは、もしお金をかけるとしても、上の総入れ歯は保険で作り、下は、利用できる歯を利用してコーヌスクローネで作るのはどうか?と言われています。両者にかける値段が随分違いますが、大丈夫でしょうか。

せっかく下の歯をしっかり治すのであれば、上もそれに合ったものでなければ意味がありません。
上下の歯は対になっています。
下の歯がいくら丈夫でしっかりしていても、上の入れ歯が落ちてくるようなものなら食事もできないし、しゃべることもできません。

材質も全く違います。コーヌスクローネに使用される人工の歯はDr.Strack設計の機能的で美しさも兼ね備えたものです。 患者様の肌の色、顔の輪郭、などを参考にして選択します。

保険の入れ歯の人工の歯は、とてもやわらかいプラスチックです。
上の入れ歯を保険、下の入れ歯をコーヌスクローネとなると、別々の技工所で製作するため、完成して合わせるのが非常に難しくなります。
コーヌスクローネに合った入れ歯を同じ材質で、咬合器(かみ合わせの器械)を使用して作ることをおすすめします。

部分入れ歯のフックの針金が気になる


ワイヤーが見えない部分入れ歯について
Q.今まで左下奥歯の奥から2番目の歯を早くから抜歯しており、一番奥の歯と三番目の歯とでブリッジにしておりました。最近歯医者さんへ行ったところ、奥と奥から三番目の歯が歯周病になっており、抜歯をしました。今は奥から3本共に歯が無い状態です。

医師より保険適応の部分入れ歯を進められましたが、引っかけていた良い歯までワイヤーの針金で歯周病になりやすいとも説明を受けました。針金状のワイヤーが表から見えるのが気になると話すとインプラントを進められました。でも、手術をするのは怖いし、保険の入れ歯よりよくて針金が見えない部分入れ歯ってあるのでしょうか?

A.現在、日本の保険で作られる入れ歯はクラスプという金属のバネをつかったものです。
クラスプと歯は密着していますが、接着はしていません。
そのため入れ歯が動くと一緒に歯を動かしてしまい、ゆっくりと歯を抜いてしまう力が加わってしまいます。

バネで歯を支えているため、口の中で入れ歯は常に動いてしまいます。
私たち歯科医師が歯を抜歯するとき、歯を横に揺らしてから歯を抜きますが、
保険の入れ歯の場合、同じことをクラスプがしてしまうのです。
入れ歯先進国ドイツでは、クラスプによる部分入れ歯は学生の授業からもはずされています。結果的に歯を失ってしまうからです。
入れ歯が口の中で動くことがなく、見た目も入れ歯であることが気がつかれないものにはいくつか種類があります。コーヌスクローネ、リーゲルテレスコープ、 CSP、ミリングデンチャーなどです。
いずれも保険適応外となりますが、針金が見えなくて、ご自分の歯と同じように使っていただけます。

当院で一番行われているリーゲルテレスコープによる3本分の部分入れ歯についてお伝えします。
保険のクラスプデンチャーは簡単な金属のバネで歯をつかんでいるため、かんだ時の入れ歯の沈み込み、(動き)はとても大きいです。それが直接歯に伝わるため、結果的に歯を揺らしてしまい、グラグラにしてしまいます。
それに比べ、リーゲルテレスコープは土台となる2本の歯を連結固定、その上に2重に歯を被せてます。維持力は鍵のような小さい装置で、鍵をしめることでしっかり入れ歯を固定します。

リーゲルテレスコープによるかんだ時の入れ歯の沈み込み(動き)は300ミクロンです。
そのうち土台となる歯にかかる動きは120ミクロンのため、ほとんど土台に負担がかかりません。
もちろん、しっかりと歯ぎしりもできて、使用感も自分の歯とかわりません。
リーゲルテレスコープはインプラント同様、しっかり自分の歯として使うことができると言ってもよいでしょう。

2010年4月13日

入れ歯ははずして寝た方がよいですか?

Q.入れ歯ははずして寝た方がよいですか?それともはめたまま寝た方がよいですか?

A.このようなご質問をよくいただきます。
保険治療で作った入れ歯は樹脂がやわらかいため、樹脂内部が汚れやすく、臭いがしみこみやすと言われています。そのため、夜ははずして消毒をするようです。粘膜を休ませるためとも言われています。
当院の入れ歯は夜寝る時もはずさずに、お休みいただいております。
テレスコープ義歯、上下顎同時印象法による総入れ歯に使う樹脂は汚れ臭いが染み込みにくい材料を使用しています。

日本大学松戸歯学部と、ベルリン自由大学がそれぞれ行った興味深いアンケート調査があります。
入れ歯の患者さん、それぞれ55人を対象に、入れ歯の手入れ方法、手入れ時期、使用習慣、歯ぐきの手入れ について質問をしました。
結果、ドイツと日本の患者さんの使用習慣だけ、大きな違いがありました。
ドイツの患者さんの多くは、昼間も夜間も入れ歯を装着しているそうです。
これに対し日本では、ほとんどの患者さんが 入れ歯を外して就寝していることがわかりました。
夜はずしている姿を、夫や家族に見られたくないということもあるようです。
ドイツの歯科医師は、夜はめたまま就寝するように指導しているそうです。
当院の入れ歯を使用している患者様も
「入れ歯が体の一部になっているから外すと不安です。」
とおっしゃいます。

体の一部になっている入れ歯なら、夜きれいに洗浄し、はめたまま就寝されてもいいと思います。
当院でも毎回メンテナンスの時にきれいに磨いて洗浄いたしますので、ご安心ください。
阪神大震災の時、夜入れ歯を置き忘れて食事ができなくなった人がたくさんいた。という話しを聞いたりします。夜何があるかわからないので、やはり、はめたまま就寝することをお勧めいたします。


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