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2010年6月16日

インプラント、テレスコープシステムの寿命について

Q.インプラントの寿命、テレスコープシステムの寿命はどのくらいなのでしょうか?

A.私が大学を卒業した12年前、インプラント治療をする先生はごく限られた人でした。大学のインプラント科も人数が少なく、あまり人気がなかったと言ってもいいでしょう。近年はどこの歯科医院でもインプラントをしています。この一年で学会の会員数の増加が最も著しかったのはやはり日本口腔インプラント学会で、1345人増だそうです。
業界では「インプラントバブル」とも言われています。
そして40年の耐久性がある。と書かれています。
しかし、それはそれぞれの歯科医院での症例実績なのでしょうか。12年前ほとんどインプラントをする先生がいなかったのでまず、違うと思います。
歯周病もなし、全身疾患、かみ合わせのバランスもすばらしかったらそれもありえると思いますが、過大評価は禁物だと感じます。

インプラントは天然の歯ではないので虫歯になることはありません。しかし、歯茎は人工ではないですよね。手入れを怠れば歯周病にだってなってしまいます。 喫煙していか、していないかで状態も変化していきます。インプラントする前に正しい知識を歯科医とカウンセリングする必要があります。
一般的にインプラントの10年生存率は90%といわれています。
したがって、もしインプラントをするのであるならば10年前からインプラント治療をしていて90%成功している歯科医院をおすすめしたいと思います。
一方、テレスコープシステムはどうでしょうか?
当院では30年前の結果をみることができます。というのは、32年前に当院顧問稲葉繁が初めてドイツから日本にテレスコープシステムを紹介し、治療した患者様で今でも使っていただいている方がいらっしゃるからです。

残念ながら、使えなくなってしまった方もいらっしゃいますが、他のテレスコープでリニューアルされています。最低でも10年は普通に過ぎています。

私が歯科医になってテレスコープシステムで治療した患者様でそろそろ10年経過してきていますがすべての方が今もご自分の一部として使っていただいております。中には、歯の根が割れてしまった、歯周病が進んでしまい歯を残念ながら抜歯したという方はいらっしゃいます。
しかし、テレスコープシステムは取り外すことができるため、修理して元通り使うことができるのが大きな特徴です。
たくさんのパターンに対応してきています。10年後、20年後、30年後を予測して設計計画をたてることができる優れたシステムだと思います。

2010年6月14日

インプラント以外の方法は?(40代女性)

Q. 25年前、高校生の時に左下6番を抜歯したため20歳代でブリッジになりました。
5年前ブリッジの支えになっていた左下の7番がだめになり抜歯。
歯周病もあり、インプラントするには骨が足りないということで入れ歯にしました。
保険で作った部分入れ歯で、とても違和感があります。
以前インプラントもすすめられましたが、やはりインプラントには抵抗があります。インプラント以外の治療法で良い方法があれば教えていただきたいと思います。

A.最近インプラントに抵抗があり、できることならしたくないという相談をうけることが多くなってきました。インプラントは条件が整っていればすばらしい技術です。 でも、全ての方の条件が整っているわけではありません。
実際、骨の量、喫煙、全身疾患そして歯周病などの問題があるため、すべてがインプラントで対応できないということは事実だと思います。
40歳代でインプラントを入れたとして10年後、20年後、30年後どうなっているかということも考慮しないといけません。
奥歯を2本失ってしまったということですね。
当院で一番行われているリーゲルテレスコープによる2本分の部分入れ歯についてお伝えします。
通常保険の入れ歯は金属のバネで支えますが、審美的に悪い、入れ歯が動くという欠点があります。当院のリーゲルテレスコープは入れ歯に小さな鍵のような装置を付け、この鍵の開閉によって入れ歯が簡単に着脱できるようなしくみになっています。なので、金属のバネはありません。
また、保険の入れ歯は簡単な金属のバネで歯をつかんでいるため、かんだ時の入れ歯の沈み込み、(動き)はとても大きいです。それが直接歯に伝わるため、結果的に歯を揺らしてしまい、グラグラにしてしまいます。それに比べ、リーゲルテレスコープは土台となる2本の歯を連結固定、その上に2重に歯を被せてます。鍵をしめることでしっかり入れ歯を固定します。
リーゲルテレスコープによるかんだ時の入れ歯の沈み込み(動き)は300ミクロンです。
そのうち土台となる歯にかかる動きは120ミクロンのため、ほとんど土台に負担がかかりません。
もちろん、しっかりと噛むことができて、審美的にも優れているということが特徴です。
最近クラスプ(バネ)がみえない、シリコンのような部分入れ歯がでてきましたが、どのくらいの歴史、症例があるのでしょうか。みかけはよくても噛めて機能しないと意味がありません。
「合わなかったら返品可能」と書いてあるサイトもあったのですが、そんなに簡単に製作できて返品できる入れ歯もどうかと思います。
リーゲルテレスコープは製作過程、方法ともに精密なため、出来上がりまで2カ月3か月かかることもあります。患者様のオーダーメイドの歯なのでどうしても時間はかかります。
リーゲルテレスコープはインプラント同様、しっかり自分の歯として使うことができると言ってもよいでしょう。

2010年6月11日

義歯の噛み合わせが悪いと、どういう障害がでますか?(40代男性)

Q.40代半ばでほとんど義歯です。
義歯の咬みあわせが悪い場合、どういう障害が出ますか?
首の凝り、頭痛はたぶんこれが原因だと思うのですが・・・・

A.ほとんど義歯というのは、たぶん被せてある歯がほとんど・・・ということでしょうね。
一本一本別々に治療をしたとすると、全体のバランスが崩れている可能性があります。
上下の歯は全体的にバランスと調和をとりながら機能しています。
虫歯や神経の治療で、一本単位で被せものをすると、治療した歯の本数が多ければ、最初の基準が狂ってしまいます。
例えば、左右の噛み合わせの高さが違っていたり、歯の大きさが違ってしまいます。
なので、歯の治療は1本単位ではなく、すべての歯列のバランスを考慮しないといけません。

義歯の咬みあわせが悪い場合、どういう障害が出ますか?

ということなのですが、
「顎が大きく開けない」「顎の関節付近が痛い」という症状や、「肩がこる」「腰が痛い」「手足がしびれる」「耳鳴りがする」「偏頭痛がひどい」というような症状などがあげられます。顎関節症でも同じような症状がみられます。
顎関節症の中には顎付近の痛みを訴えたり、口が開かない、顎のあたりでパキン、ジョリジョリ、コッキン、という音がするものもあります。
顎関節症というと歯並びが悪い、親知らずによるかみ合わせのバランスの悪さ、といったような原因が多くを占めていますが、歯に被せてある銀歯や、詰め物、とくに入れ歯による咬み合わせのバランスが合っていない場合もたくさんあります。
まずは、今の状態が正しい噛みあわせなのかということを検査する必要があります。(咬合診断といいます)
咬合診断により、左右のバランス、正中のズレなどがわかるので、噛みあわせの平面をしっかり整えてあげることが大切でしょう。
以下のページにその診断方法が詳しく書かれています。

入れ歯と顎関節症について

参考になさってください。

2010年6月 9日

金属のみえない自費の入れ歯を入れたい(30代女性)

Q.右上67左下567を虫歯で抜歯し、入れ歯を入れることになりました。
入れ歯の金属が見えるのがいやで、金属のみえない自費のものを入れたいと考えています。(30代女性)

①金属を引っ掛けないシリコンの義歯とはどのようなものなのでしょうか?
②金属を引っ掛ける入れ歯のほうが、長持ちして何年も、使えるのでしょうか?
③噛むのにはシリコンやスマイルデンチャーは、保険の入れ歯よりしっかりかめなくて、あごが痩せてくると、どこかで読みましたが、どうなのでしょうか?
回答、よろしくおねがいします。

A. 保険適応の部分入れ歯は残っている歯に金属の金具を引っ掛けます。

見た目にも入れ歯を入れていることが気づかれてしまうため、最近では、自費診療での入れ歯を希望される方が増えてきました。
①金属を引っ掛けないシリコンの義歯とはどのようなものなのでしょうか?

歯にかかる金属のばねのかわりに歯と歯茎の境目の目立たないところにシリコンのばねをかけるものです。確かに目立たないという利点はありますが、噛みにくいのは確かだと思います。
というのは維持力が弱いため、入れ歯が動きますし、食べ物が隙間から入りやすいからです。
また、噛んだ時、入れ歯部分の粘膜の沈み込みがあるため、(歯がある部分に比べて、歯茎は1ミリ~2ミリクッションのように沈み込みます)残っている歯に強い力が加わります。
将来的に、残っている歯に負担がかかり、歯を失ってしまう可能性があります。
そして、この方法は最近でてきたものなので、どのくらい使えるものなのかという証拠がまだありません。

②金属を引っ掛ける入れ歯のほうが、長持ちして何年も、使えるのでしょうか?

金属を引っ掛ける入れ歯の寿命はせいぜい7年ぐらいでしょう。
しかも神経のある強い歯なので、神経のない弱い歯だったら、数年もしくは数カ月で歯がグラグラになってしまうかもしれません。

③噛むのにはシリコンやスマイルデンチャーは、保険の入れ歯よりしっかりかめなくて、あごが痩せてくると、どこかで読みましたが、どうなのでしょうか?

入れ歯が動くと顎の骨は吸収してきます。したがってその可能性はあります。
当院でおすすめしているテレスコープシステムはドイツで100年以上の歴史のある入れ歯です。
技術、材料の向上により、金属がみえることもないため、若い方にも受け入れていただいております。
維持装置がバネのような簡単なものではないため、治療から装着まで約3か月はかかります。(その間ストレスなく過ごせるように仮の歯を作るのでご安心ください)
製作方法、技術が精密なためです。(日本でこの技術をもった歯科医、歯科技工士は非常に少ないです。)
入れ歯が口の中で動くことがないため顎の骨の吸収もほとんどありませんし、残っている歯を固定することで守ることができます。
入れ歯を入れたら最低10年は自分の一部として使っていただきたいです。
テレスコープシステムは修理もできるので、当院の患者様の中には30年もの間長く使っていただいている方もいらしゃいます。
10年、20年、30年後、入れ歯の種類によって残っている歯を失っていくか、守れるか別れるので、よくご検討されることをおすすめします。

2010年6月 4日

30代の方の入れ歯

30代の方の入れ歯最近、若い方の入れ歯に関する相談が非常に増えてきています。

「若いのに入れ歯なんてはずかしい。」
「友達にも家族にも相談できない。」
「歯科医院で相談をするのがこわい。」

という方、実はたくさんいらっしゃいます。

歯が悪くなってしまったことがご自分でもよくわかっているのだけど、相談できずに悩んでいる方が多いです。

歯周病があり、骨の量が少ない。糖尿病や高血圧がある。インプラントがこわい。という理由でインプラントよりも入れ歯(テレスコープシステム)を選択されます。

最近では、インプラントよりもテレスコープシステムを選ばれる方が非常に増えてきました。若いかたであってもテレスコープシステムなら受入れられるようです。

当院のテレスコープシステムは従来の入れ歯のイメージとは全く違うため、たくさんの若い方に使用していただいております。
今までの入れ歯のイメージとはまったく違います。
歯にひっかける金具も見えません。
食事をしているときにはずれてしまうこともありません。
インプラント同様、審美的にも優れています。
夜寝るときも外す必要がないため、ご自分の一部として使っていただけます。

奥歯が1本2本失ったぐらいでしたら、インプラントのほうが良い点もありますが、すでにたくさんの歯を失ってしまっている場合、すべてインプラントにすることのリスクも考えないといけないと思います。

インプラント治療の世界最長は40年。30代でインプラント治療をたくさん入れたとすると、40年後、70歳のときどうなっているのか・・・・
その点、テレスコープシステムは修理をしながら長く使える入れ歯です。
しかも入れ歯であることが他人から気がつかれません。

当院では20代後半からお年を召した方までテレスコープシステムで治療をされた患者様がたくさんいらっしゃいます。

20代後半で当院のリーゲルテレスコープで治療をされた患者様は現在7年経過していますが、修理もなく毎月メンテナンスにいらしていただいております。
よく食べられるようになったので、だいぶ太ってしまったとおっしゃっていました。
若いのに入れ歯になってしまってはずかしいということはありません。

30代、40代でしっかりとした部分入れ歯を作ることで、将来歯を失ってしまうか、自分の歯を一生使うことができるかの分かれ道になると思います。

30代の時にすでに全体的にかぶせ物があったり、ブリッジが入っていたりするかたは要注意です。40代で、かぶせてある歯やブリッジが割れたり、保存できなくなってしまうケースが非常に多いからです。

この時期にしっかりとした歯科治療をしておかないと、歯の喪失を加速させてしまう可能性があります。

出来る限り、弱い歯も含めて全体的に固定してあげること。(歯は左右に揺れる力に弱いです。動かないように固定する必要があります)

歯のかみ合わせを整えてあげること。
歯を動かさないような部分入れ歯を入れること。

がとても大切なキーポイントになります。
当院の部分入れ歯、テレスコープシステムによる入れ歯は支える歯をほとんど揺らすことがありません。

むしろ、連結することで、歯の寿命を延ばすことができる入れ歯です。

入れ歯を入れたらどのような点に気をつけたらいいでしょうか?

ということですが、やはり、定期的なメンテナンスが大切になります。
ご自分ではどうしても磨ききれない汚れなどは、歯科医院にて綺麗に磨いてもらいましょう。かみ合わせも全体で噛めて、部分入れ歯に強い負担がかからないようにチェックしてもらうといいと思います。

入れ歯に関しての利点なのですが、テレスコープシステムに関しては、インプラントのような大きな手術が必要ではないので、体にやさしいところです。
そして、10年後、20年後、口の中の環境が変わっても修理をしながら、長く使えるところが利点ともいえます。

入れ歯の相談は友達同士ではなかなか難しいかもしれませんが、歯科医院でしたら出来る限り相談にのることが可能なので、大丈夫ですよ。


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