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2015年2月23日

リーゲルテレスコープという治療法と、ブリッジの大きな違いは?(ハワイ在住50歳)

Q.ハワイ在住、50歳です。

左下、奥歯2本目の大臼歯に問題がありアメリカの歯医者ですぐにでも歯を抜き、インプラントを勧められています。

●左下、一番奥は神経の治療をしてあってクラウンが入っています。
奥から2番目の大臼歯も現在クラウンです。
状態は、手前の根がなく、後ろの根だけで支えていて、さらにその根が虫歯だと言われました。
●左下、奥から3番目4番目は健康な歯です。

上記のような状態で、左下奥から2番目の歯を早く抜かないと、虫歯が進行してしまう。早くインプラントにした方がいいと、言われました。
下あごが小さく、骨が薄いと別の歯医者で言われた事もあり、
インプラントはしたくありません。
どうしてもインプラントには抵抗があります。
そこで、質問させてください。

★リーゲルテレスコープという治療法をお願いした場合、
 どのくらいの滞在日数が必要でしょうか?
 また、費用はどの程度見ておけばようのでしょうか?

★リーゲルテレスコープという治療法と、ブリッジの大きな違いは?
 どの程度、他の歯をけずるのでしょうか?

★現在、50歳です。
 将来の事を考えるとリーゲルテレスコープとブリッジどちらがよいでしょうか。

★抜歯時期について
 抜歯後、仮歯を作って頂けない状態を考慮し、日本帰国、何日前・何ヶ月前に抜歯したら よいと思われますか?


滞在期間が限られているため、出来る限りの準備をしたいとおもっています。
素人の分かりにくい文章で 申し訳ありませんがどうぞ、アドバイスをください。
毎日 不安で眠れずにいます。
宜しくお願い致します。

A.ご質問ありがとうございます。
一つ一つ、ご質問にお答えしたいと思います。

★リーゲルテレスコープという治療法をお願いした場合、
 どのくらいの滞在日数が必要でしょうか?
 また、費用はどの程度見ておけばようのでしょうか?

リーゲルテレスコープで治療をするということになりますと、
3ヶ月程度お時間をいただく必要がございます。(患者様によって異なりますが)
ひとつひとつに確認作業や技工作業に時間がかかるため、
どうしても時間がかかってしまいます。

費用に関しまして、まだ、拝見させていただいておりませんが、
リーゲルテレスコープは、インプラント同様もしくはそれ以上費用がかかる場合もございます。

★リーゲルテレスコープという治療法と、ブリッジの大きな違いは?
 どの程度、他の歯をけずるのでしょうか?

取り外しができるか、できないかの違いです。
リーゲルテレスコープは取り外しができるため、清掃性がよく衛生的です。
鍵によって固定するブリッジのような感覚でお使いいただくことができます。

リーゲルテレスコープとブリッジ、ほとんど削る量は同じです。
約1.5ミリほど、そして神経は保存することが大前提です。

★1本だけの入れ歯というのは作って頂けるのでしょうか。

1本だけ入れ歯という方法は、返って歯を痛めてしまいます。
接着性のブリッジは、接着剤で止めておくだけなので、必ず外れます。
そして、クラスプ義歯(ワイヤーで支える方法)は実はブリッジよりも歯を痛めてしまう可能性があります。
それは、入れ歯が揺れるたびに、支えてる歯も揺らしてしまうからです。


★現在、50歳です。
 将来の事を考えるとリーゲルテレスコープとブリッジ、どちらがよいでしょうか。

将来を考えるとリーゲルテレスコープ、一番奥の歯を失っても修理して使う事が出来るからです。
ですが、今回の場合はブリッジでも対応できると思います。

まずは、ブリッジで治療をし、将来奥歯を失ってしまった時、リーゲルテレスコープで治療をするということでも良いかと思います。

★抜歯時期について
 抜歯後、仮歯を作って頂けない状態を考慮し、日本帰国、何日前・何ヶ月前に抜歯したら よいと思われますか?
 現在のお医者様曰く、アメリカでは、インプラントのする前、抜歯し
 歯の骨の回復を待つ間、約6ヶ月仮歯等入れず、そのまま放置すると、 
 おっしゃってました。

インプラントを行う際は、この場合、仮の歯をいれることができませんが、
リーゲルテレスコープやブリッジを入れるのであれば、事前に両脇の歯を利用して、仮の歯を作る事ができます。
抜歯を想定して、事前に準備をしておきます。

まずは、ブリッジにするか、テレスコープにするか、インプラントにするのか、
納得の行く方法を考えてから、それぞれ治療方法進め方、仮の歯を入れる手順などが違います。
抜歯に関してははやければはやいほど、骨の吸収が安定するので良いと思いますが、
まずは方法を決めてからではないと、不安も募ることと思います。
なかなかご自身でご決断できないと思いますので、
また、わからないことがあればご質問いただければと思います。

2015年2月16日

コーヌスクローネ義歯とは?

コーヌスクローネとは、円錐形という意味で、歯に被せる内冠と、入れ歯の本体の外冠を二重に被せることで構成されています。

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※歯に被せる内冠

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※入れ歯の本体、外冠

▼コーヌスクローネのメリット
  1. ・ブリッジと同じような装着感を得られます。
  2. ・取り外しができるため、クリーニングが行いやすい。
  3. ・入れ歯によって、歯がしっかりと固定されるため、歯周病の患者様にも有効です。
  4. ・修理が比較的簡単です。
  5. ・長期間使用することができます。
  6. ・夜もはめたままお休みいただくことができます。
▼コーヌスクローネのデメリット
  1. ・ほとんど全ての歯を使うため、歯を削る必要があります。
  2. ・150時間以上の技工作業時間がかかるため、完成まで時間がかかります。
  3. ・歯の残っている部位によって、適応できない場合もあります。
  4. ・神経の治療をした歯を利用すると、歯が根っこごと割れてしまう場合があります。

それぞれ、利点欠点があるため、患者様に合った方法を一緒に相談する必要があります。

一見しっかりしているように見える歯でも神経の治療をしていたり、歯周病があると5年後、10年後には失ってしまう可能性があります。
そのようなリスクをすべて考慮して、何度も作り直しが必要がないように設計をし、万が一失ったとしても、修理ができるようにしておきます。

コーヌスクローネの優れたところの一つは修理ができることです。
私達が、コーヌスクローネを患者様に選択する時、失った歯の部位だけではなく、将来起こりうるリスクも考えます。
ドイツ人は、費用は高くとも1度作った物を修理をしながら長く愛用するという気質があります。様々なリスクを考慮し設計され、修理をしながら長く使っていただけるような工夫をしております。

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金属の金具を歯にひっかけると、歯を前後に揺すってしまうリスクがあり、次第に揺れ始め最後には歯を失ってしまう可能性がありますが、コーヌスクローネは、歯の軸方向に力が加わる構造となっているため、歯をできる限り揺らさずに長持ちする構造となっています。

IMG_0481.JPG
※保険治療が適応の部分入れ歯は見た目に入れ歯だとわかり、歯を揺らしてしまいます

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※コーヌスクローネは、金具が見えず、安定感があり、気にせずに笑うことができます。

コーヌスクローネン
コーヌスクローネはその特徴を発揮するためには、精密かつ正しい製作方法が必要であり、大変難しい技術です。
当院では、本場ドイツにてコーヌスクローネを直接学んできた、顧問の稲葉繁先生より正しい製作法の指導を受けおりますので、患者様に長期にわたり使っていただくことができます。

コーヌスクローネン
このようなコーヌスクローネ専用の機械を使い、顕微鏡で研磨面を確認しながら製作を進めます。
正しい方法で製作したコーヌスクローネは、「ゼロフィッティング」と呼ばれる最適かつ適度な維持力を発揮させることができます。

コーヌスクローネン
コーヌスクローネの効果を確実に発揮させるためには、このように機械を用いた研磨方法が重要となります。
「コーヌスクローネの生命は軸面の研磨方法にあり」といっても過言ではないほどです。

コーヌスクローネン
ドイツの歯科技工所には必ずあるコナトア、日本ではまだまだ普及しておりませんが、こちらの機械もコーヌスクローネには必須のアイテムとなります。
ドイツの技工所において、出来る限り少ない器具で、短時間に補綴物を製作しなければならない必要から生まれました。

コーヌスクローネは、1つのものを作ろうとした時、様々な方向から検討され最善の方法がとられることが常とするドイツで開発されました。

これら一連の作業を、先生と技工士でお互いをチェックし合いながら連携することで、コーヌスクローネは出来上がり、患者様の喜びへと繋がります。

コーヌスクローネン

▼どのような方にコーヌスクローネが適応されるか
  • ・歯周病や虫歯で歯を失ってしまった方
  • ・骨の量が少ないためインプラントができないと言われた方
  • ・糖尿病や高血圧があるなど全身疾患をお持ちの方
  • ・インプラントが怖いという方

ドイツでは、コーヌスクローネに用いる歯には原則として神経のある強い歯を使わなければならないということでしたが、日本においては、歯の神経を取ることで、歯が割れてしまい、トラブルの原因となるケースも多くみられます。

正しい方法で行われたコーヌスクローネは、多くの症例で10年、20年と長く使っていただいております。

残念ながら歯を失ってしまった場合、インプラントという傾向が顕著ですが、高齢者の多くが、他に病気を持っている、歯周病がある、骨粗鬆症で顎の骨がもろい、などの理由で、インプラントでの治療が難しい場合もあります。
超高齢社会を迎えた今こそ、コーヌスクローネは日本に求められる技術であると感じます。

もしかしたら、家族には内緒でインプラントをしているかもしれません。このようなトラブルは、この10年の間に一気に増えています。これからは患者様の年齢、健康寿命を考えて、取り外しができる入れ歯に変える必要もあるでしょう。取り外しができれば防げるトラブルもあると思います。
今後は、将来起こりうるリスクを考え、インプラントにするか入れ歯にするか患者様に合った方法を選択する時代になったと言えるでしょう。

また、若くして歯を失ってしまった30代から50代の方も多くいらっしゃいます。この時期にしっかりとした部分入れ歯を作ることで、将来歯を失ってしまうか、自分の歯をずっと長く使うことができるのか分かれ道になると思います。

海外にお住いの患者様でなかなか来院できないような方に対しても、修理方法が複雑ではないので安心して使っていただくことができます。

様々な種類のテレスコープ義歯の中から患者様に合った方法を提供させていただきますので、ぜひ一度ご相談ください。

海外在住、短期集中治療について

メールでの相談も受け付けております。
どうぞお気軽に連絡いただければと思います。

ドイツ式テレスコープ義歯のご紹介
入れ歯 無料相談

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当時稲葉先生が出版した
『正統派コーヌスクローネ』が冊子になりました!
コーヌスクローネの基本的な設計や、治療方法の手順、研磨の方法や精度について詳しく書かれています。
他では入手することができない一冊、ぜひお手に取って頂けたら幸いです。
(歯科医師対象ですが、患者様に読んでいただいても参考になると思います。)


⇒書籍の詳細はこちらから

2015年2月10日

部分入れ歯、しゃべることもできず、発音もはっきりせず困っています。

Q.上の入れ歯で困っています。右の奥歯が1本と左の奥歯が2本がありません。
先日部分入れ歯を半年前に作ったのですが、とても違和感があり、しゃべることもできず、発音もはっきりとせず、困っています。
上あごのバーが浮き上がったりするので、舌で押さえたりして、一日中歯のことが頭から離れません。
食べ物を噛んでも味がなく痛かったりで、作って頂いた先生は必ず慣れると言いますが、半年練習しても慣れません。どうしたらよいでしょうか。

A.入れ歯を新しく作ると、最初どなたでも違和感を感じます。
しばらく使っているうちに、ほとんどの方が慣れてくださいます。

しかし、それはご自身の歯にピッタリと合った入れ歯に限ります。
口の中で動かない入れ歯、密着していて空気や水などで動かないということが前提です。

入れ歯が外れる原因は、総入れ歯の場合、上あごの後縁から空気が入る事、入れ歯が小さすぎるため筋肉のサポートを失ってしまっている事などが原因です。

部分入れ歯の場合は、入れ歯を支えているクラスプというバネが支点となり噛む度に、入れ歯を揺らしてしまうため密着感を得る事ができません。

このような、口の中で動いてしまう入れ歯は、常に舌で押さえるため滑舌が悪くなります。

残念ながら慣れるのも難しいでしょう。

当院ではドイツで開発されたテレスコープ義歯を取り入れていますが、出来る限り歯を揺らさないように様々な工夫を用いてます。歯を揺らさないということは、入れ歯が密着しているということなので、外れたり、動いたりしません。

総入れ歯の場合であっても、入れ歯の中に空気が入らないように、やはりドイツで開発されたシュトラックデンチャーを原型とした上下顎同時印象法によって、口の中を丸ごとコピーできるような手法を使っています。

ピンクの床の薄さも、イボカップシステムという重合方法で薄くすることができ、強さも兼ね備えている手法で患者様には大変喜ばれています。

もちろん、発音チェックもさせていただき問題があれば調整もさせていただいております。

発音に関する部位

入れ歯の口蓋(上あご)にワセリンを塗り、粉をふりかけ、実際に患者様に発音をしていただき、調べます。
患者様が発音しずらい言葉を聞いて、その部位を薄く削ってあげる、または、足してあげるなどをして調整します。

部分入れ歯、しゃべることもできず、発音もはっきりせず困っています。

Q.上の入れ歯で困っています。右の奥歯が1本と左の奥歯が2本がありません。
先日部分入れ歯を半年前に作ったのですが、とても違和感があり、しゃべることもできず、発音もはっきりとせず、困っています。
上あごのバーが浮き上がったりするので、舌で押さえたりして、一日中歯のことが頭から離れません。
食べ物を噛んでも味がなく痛かったりで、作って頂いた先生は必ず慣れると言いますが、半年練習しても慣れません。どうしたらよいでしょうか。

A.入れ歯を新しく作ると、最初どなたでも違和感を感じます。
しばらく使っているうちに、ほとんどの方が慣れてくださいます。

しかし、それはご自身の歯にピッタリと合った入れ歯に限ります。
口の中で動かない入れ歯、密着していて空気や水などで動かないということが前提です。

入れ歯が外れる原因は、総入れ歯の場合、上あごの後縁から空気が入る事、入れ歯が小さすぎるため筋肉のサポートを失ってしまっている事などが原因です。

部分入れ歯の場合は、入れ歯を支えているクラスプというバネが支点となり噛む度に、入れ歯を揺らしてしまうため密着感を得る事ができません。

このような、口の中で動いてしまう入れ歯は、常に舌で押さえるため滑舌が悪くなります。

残念ながら慣れるのも難しいでしょう。

当院ではドイツで開発されたテレスコープ義歯を取り入れていますが、出来る限り歯を揺らさないように様々な工夫を用いてます。歯を揺らさないということは、入れ歯が密着しているということなので、外れたり、動いたりしません。

総入れ歯の場合であっても、入れ歯の中に空気が入らないように、やはりドイツで開発されたシュトラックデンチャーを原型とした上下顎同時印象法によって、口の中を丸ごとコピーできるような手法を使っています。

ピンクの床の薄さも、イボカップシステムという重合方法で薄くすることができ、強さも兼ね備えている手法で患者様には大変喜ばれています。

もちろん、発音チェックもさせていただき問題があれば調整もさせていただいております。

▼発音に関する部位


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