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食後の食べカスのつまりをどうにかしたい。(香港・中国在住 50代男性)

食後の食べカスのつまりをどうにかしたい。(香港・中国在住 50代男性)


Q.香港/中国に在住して30年になります。
根っからの歯医者さん嫌いで虫歯を長年放っておいた為、本格的に治療を開始した時点で抜歯が必要となり、右側の奥歯2本がなくなり入れ歯となってしまいました(治療は全て香港の歯科医師)。
現状にて何でも噛める状態にはありますが、食後の食べカスのつまりを外出時には洗う事が出来ず困っているのと何より一目で入れ歯だとわかってしまう金属性のクラスプを何とかしたい気持ちです。
クラスプは、前歯の裏側のバーを通して、反対側の歯にもついています。
幸い2か月毎位に帰国出来る環境にあり、数度に渡る通院は問題ありません。

A.ご連絡ありがとうございます。
右下奥歯2本分の義歯ということですね。リンガルバーは患者様の顎の形に合わせて鋳造したものでしたら、ピッタリとフィットし、食べカスが詰まる事はありません。
しかし、既成のバーを模型に合わせて屈曲したものですと、しばしば食べカスが詰まってしまいます。

おっしゃる通り、外出中に入れ歯を取り外して洗うタイミングはなかなかないと思います。
洗面所でも周りの目が気になり洗えませんね。

今回のケースの場合、ドイツの入れ歯リーゲルテレスコープで解決することができます。
リンガルバーを外す事ができ、金属で目立つクラスプも取る事ができる治療方法がございます。

実際に患者様の感想をお聞きすると、取り外しができるブリッジを入れている感覚とおっしゃいます。

左右対称に噛む事ができる喜びを取り戻す事ができるため、顔の筋肉の変化に驚かされます。頬には赤みが差し、口角が上がり笑顔を取り戻すことができます。

クラスプ義歯は傾斜移動をするため、支えとなる歯を揺らしてしまいますが、リーゲルテレスコープは、沈み込みに対して、歯体移動をするため連結した2本の支台歯を守る事ができ、ほとんど揺らさない構造となっています。

また、Schroeder geschiebeという装置をつける事により義歯の沈み込みを防止する事ができるため、ドイツでは盛んに行われている技術です。

片側リーゲルテレスコープの治療は、4回の来院で完成することができます。
スケジュール調整を行い、詳細をメールでご相談いたしましょう。

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