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2010年2月25日

保険の入れ歯と上下顎同時印象法による入れ歯の違いについて

保険の入れ歯と上下顎同時印象法による入れ歯の違い


 小さい方の入れ歯は保険で製作した入れ歯です。

大きい方は上下顎同時印象法で製作した入れ歯です。

同じ人の入れ歯とは思えませんが、同じ人です。
製作方法の違いによってこれだけ変わってしまいます。



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保険の入れ歯は粘膜の型とりだけするため、このような小さい入れ歯になりがちです。

入れ歯はお口の中で動いてしまうし、もしかしたら飲み込んでしまうかもしれません。

上下顎同時印象法により製作する総入れ歯は、お口の中すべての情報を記録し、再現できます。

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保険の入れ歯と上下顎同時印象法による入れ歯の違いについて

従来の入れ歯、上下顎を別々に型取りをする欠点

①機能している時の口のまわりの筋肉、舌、唇の記録がとれません。

②食事をするときの状態、つばを飲み込むことができません。

③上下の顎に平均した圧力がかけられません。

④医師の圧力による型取りのため、患者様の圧力と異なります。

⑤医師の手による圧力であるため、患者様がかんだときの圧力とは異なります。

上下顎同時印象法の利点

頭蓋を構成している骨は15種23個あり、耳小骨、舌骨をのぞいて関節によって連結されています。

歯も歯根と歯槽骨は歯根膜によって靭帯関節を作っています。

顎の関節は頭蓋で最も大きい関節でとても特殊な動きを行っています。

上の歯と下の歯も対になっています。

これを再現するためには上下別々に型取りをしてひとつにするよりも、上下を一緒に型取りをしてふたつに分けたほうが正確に再現できます。

このシステムの利点として次の点があげられます。

①精密な型取り、かみ合わせの記録、上下顎の高さ、位置の記録をわずか一回で行うため、従来のように何回も来院することがありません。

②かみ合わせの高さを記録しながら型取りをするため理想的なバランスがとれます。

③型取りの間につばを飲み込むことができます。

④型取りをした模型をそのまま、咬合器(かみ合わせの器械)に付着するためくるいがありません。

⑤患者様自身の圧力によって、口のまわりの筋肉、舌、唇の記録をとることができます。

⑥人口の歯はお口のなかの筋肉のバランスのとれたところに並べます。

⑦従来は入れ歯の歯肉の形を舌の奥の方に伸ばしていたため、舌が動くと入れ歯をはずしてしまいました。上下顎同時印象法による入れ歯は舌の前のほうを利用するため自由に舌を動かすことができます。そのため、つばを飲んだり、発音がしやすくなります。

⑧入れ歯の歯肉を作る方法(重合)も保険の方法とはまったく違う精密な重合方法(イボカップシステム)で行うためウォーターフィルム現象(ガラスの板と板の間に水を介在させるとぴったりくっついて離れない状態)を得ることができ、維持が非常にいいです。

⑨骨が極度に薄い症例は今まで、難症例とされてきましたが、新しいシステムでは、口のまわりの筋肉、唇、舌による維持を期待できるため影響が少なく、とてもいい結果を得ています。

⑩ドイツのカボ社の咬合器(噛み合わせの器械)を使用することにより、医師と技工士の連携がしっかりできます。

2010年2月24日

歯科材料の問題点

自分の歯を少しでも多く維持していくことが重要なのはいうまでもありません。

残念ながら一本でも失った場合は、適切な治療、義歯の作成によって残りの歯を守っていくのがさらに大切になります。

最近の歯科材料の進歩により、むし歯の治療法や材質は以前に比べてとてもよくなっています。

むし歯になった歯を自然な外観に修復する場合の治療について考えてみましょう。

まず、患部を削り、歯のまわりに保険のきく硬質レジン(合成樹脂の一種)で人工歯をかぶせるとします。

すると、二~三年たつうちに変色しはじめ、本来の自分の歯と人工歯の区別がつくようになってしまいます。

硬質レジンは水分や熱に弱く、口の中に入った食べ物の刺激で膨張、収縮をくりかえし、そのすき間に色素の沈着がおこります。

これに対してセラミックは熱や酸、アルカリに強い性質があるので、耐久性にすぐれています。

私も実際、セラミックを作る実習に参加したことがありますが、一本作るのに(講義もありましたが)朝から終電までかかりました。

慣れていないということもありましたが、ある程度、歯の形状や色も把握してるはずなのに・・・・こんなに奥が深いんだ・・・・と感じた一日でした。

色も25色ぐらい使って、周波状という天然歯にはある細かい線をいれたり、プロの技工士がつくると一見本物の歯です。

セラミックにも2種類の方法があります。

ひとつは白金加金(ゴールド)にセラミックを焼きつける方法で、もうひとつはジルコニアという天然石を使った方法でヨーロッパ、アメリカでは主流になっていますが、日本では最近認可され入ってきた方法です。

違いはジルコニアは金属を使わないため、透明感がだせるということです。

どちらも生体に安全な材料を使用するため安心してお口の中に使えます。

セラミックは保険がきかないので自費診療になりますが美しさと機能は保険の硬質レジンよりもはるかに勝まさっていると思います。

部分入れ歯をいれる場合

歯を失ったら義歯で補う必要があります。

自分の歯ほどの機能は望めないとはいえ、一本の喪失は、ほかの健康な歯にも悪循環を与えますから、適切に処置する必要があります。

抜けた歯が数本以上で、まだ残っている歯がある場合、取り外しのできる部分入れ歯をいれるのが、一般的です。

具体的には、自分の歯にばね(クラスプ)をかけて、義歯を固定させる方法をとります。

この方法は保険が適用されますが、できるだけ健康な歯を残すという意味では問題があります。

というのは、この部分入れ歯で物を噛むと、入れ歯が下がり、その力がばねを問うして歯にかかります。

歯の動きに合わせて歯を揺らしてしまうことになり、健康な歯をグラグラにしてしまう危険性があるからです。

すでにドイツでは、ばねのかかる方法は歯科大学の授業にもでてこないほど、旧式なものとされています。

自費診療によるリーゲルテレスコープ

一方、残っている健康な歯を痛めないで、長期間グラグラしない部分入れ歯もあります。

これをリーゲルテレスコープといいます。

リーゲルテレスコープのことについては以前くわしく書いてあるので、上のところをクリックしてみてください!

稲葉歯科医院の金属はすべてスイスのMetalor社のものを使っています。

リーゲルテレスコープはMetalor社のオロフロイド3という非常に精度が高く、生体に安全な金属を使用しています。

保険の入れ歯と当院の入れ歯の違いについて
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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。