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2016年6月30日

▼ レジリエンツテレスコープ技工のご紹介

超高齢社会を迎えた現在において、インプラント治療に不安を持たれる患者様も少なくありません。

特に、少数歯残存ケースにおいてご自身の歯を利用するレジリエンツテレスコープの需要は高まるばかりです。

ドイツチュービンゲン大学で開発されたレジリエンツテレスコープは、チュービンガーデックプロテーゼと呼ばれる、粘膜で支える義歯のため、歯根膜の感覚を残す事ができます。

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インプラントでは難しい、骨の量が少ないケースであっても問題なく治療を行う事ができます。

自由に口元を作る事ができ、審美的にも美しく機能的にも優れていることから、当技工所が得意とする義歯です。

少ない本数だからこそできること。

それは口元を自由に作れる事です。

歯を失い、骨が吸収して口元がへこんだ部位を、床により内側から膨らましボリュームをだすことができるのも特徴です。

人工歯はIvoclar 社のオーソシット、フォナレスなどを取り揃えております。

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レジリエンツテレスコープとは、内冠の歯茎部はショルダーないしステップのないもので、これを残存歯にセメント合着します。

外冠は内冠の咬合面側との間に0.3~0.5mmの緩衝腔を確保して義歯床に固定します。

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義歯に咬合圧が加わった時、その荷重のほとんどは顎堤が負担する様なしくみとなっています。

咬合圧から解放されたときには、圧縮された顎堤粘膜がもとの状態に復元し、内外冠の間に再び緩衝腔が生じます。

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重合方法は、PVPM、イボカップシステムなど世界水準の非常に高い技術で薄くても頑丈、強度と美しさを兼ね備えた方法を取り入れております。

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レジリエンツテレスコープは、SprengおよびGraberが開発した緩衝型テレスコープをチュービンゲン大学のM.Hofmannによって改良が加えられ、1966年に発表された技術です。

レジリエンツテレスコープによる補綴を行った症例について、追跡調査もすでに報告され(LehmannおよびKoerber)、予後が非常に良好であることが証明されています。

その結果は合計100症例以上における術後8年を経過した時点での調査では、その40%に残存歯の安定性が認められ、残存歯の動揺が増した症例は35% だったといいます。

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当技工所顧問の稲葉繁先生がドイツからこの技術を日本に紹介し、すでに30年以上患者様の口の中で機能している症例が多数あることからも、長期間使って頂く事ができる非常に優れた技術である事が証明されているといえるでしょう。

レジリエンツテレスコープの製作過程においても、現在ページ制作中です。

先生方のチェアーサイドのお仕事がスムーズ運ぶように、ラボサイドではどのような技工をしているのか共有していきたいと思います。



2013年1月31日

ドイツの入れ歯レジリエンツテレスコープの【特徴とメリット】

レジリエンツテレスコープは、沢山の歯を失ってしまって残っている歯が数本しかない。

という方に適応されます。

少ない本数になったからこそ、もう1本でも歯は失いたくないものです。

レジリエンツテレスコープの大きな二つの特徴についてお伝えいたします。

◆少ない本数だからこそできること。

それは、口元を自由に作れることです^_^

歯を失うと、骨が吸収して、口元がへっこみ、老けて見られることがあります。

レジリエンツテレスコープは、口元のボリュームをだすことができ、ほうれい線を目立たなくすることができます。

例えば、美容皮膚科で、しわを目立たなくするようにヒアルロン酸を注入することがありますが、そのような効果をレジリエンツテレスコープで作ることができます。

歯の大きさも、その方に一番似合う大きさを、顔の大きさや鼻の膨らみなどから測定します。

唇から覗く歯の長さ、なども自由に設定することができるため、審美的に優れています。

いかにも、入れ歯という感じではなく、自然だけれど、上品な笑顔を作ることができます。

◆少ない歯を抜かずに利用できる。

「歯の本数が少ないから、歯が抜けて総入れ歯になるのを待つしかない」
「歯がぐらぐらだから、抜いて総入れ歯にしたほうがいい」


と言われ、ショックを受けている。

という方が相談に見えます。

レジリエンツテレスコープは、ドイツのチュービンゲン大学で開発された方法で、残っている歯を抜かずに利用できる方法です。

万が一、歯を失うことがあっても、簡単な修理だけで、その後も使うことができます。

イメージとしては、先にゴールの形を決めておいて、そこから引き算していくという感じです。

自分の歯は抜かなくていいし、歯を守りながら、審美的にも機能的にも優れている、ドイツの入れ歯レジリエンツテレスコープは、これから、日本人に求められる技術だと強く感じます。

◆夜寝るとき取り外しをする必要がありません。

たとえ、家族であっても、歯が無い状態をみせるのは嫌なものです。

外すときは食事の後、歯磨きをするときだけ。

歯を磨いた後、義歯を清掃し、そのままつけたままお休みいただけます。

お友達と旅行へ行く。

彼氏、彼女と旅行へ行く。

など様々なシチュエーションがあると思います。

絶対に気づかれたくありません。

レジリエンツテレスコープは、歯を磨くタイミング以外は身に付けていていただくので、ほとんどそのような不安から解消されると思います。





2013年1月30日

【ドイツの入れ歯、レジリエンツテレスコープとオールオンフォー】

最近、ご相談にみえる患者様の中で、

「以前歯科医院でオールオンフォーを提案していただいたが、入れ歯も見直してみたい。」

とおっしゃる方が非常に増えたように感じます。

※オールオンフォーとは、総入れ歯や沢山の歯を失った方に4本のインプラントを土台にして入れ歯を入れる方法です。

私は、インプラント治療は行わないし、専門でもないのですが、オールオンフォーに普通に疑問に感じることがいくつかあります。

まず、

インプラント治療の歯周のメンテナンスは通常の歯の何倍も大変です。

多くの歯を歯周病で失った方がインプラントをすることで、また同じことを繰り返してしまうのではと思います。

また、多くの方が骨量が減少しています。

4本で支えるインプラントは無理な力がかかります。たとえ弱い力でも入れ歯の力がそのまま伝わってしまうので、インプラントは支えきれなくなる可能性があるし、骨の吸収も激しいと思います。

その時は良かったとしても、例えば40歳で治療したとして、その後何年の間使うことができるのだろう・・・

ということです。

とはいえ、

取り外しをしなくてもいい。

というプライドが保たれるのが、オールオンフォーかもしれません。

でも、もし、他人から気づかれないような入れ歯があるとしたら・・・・

もうひとつの選択肢として考えていただくことが出来ると思います。

外科治療の必要はありませんし、骨の量が少なくても問題ありません。

それは、ドイツ、チュービンゲン大学で開発された『レジリエンツテレスコープ』という入れ歯です。

レジリエンツテレスコープは、自由に口元を作ることができるので審美的に非常に優れている入れ歯として、当院では患者様に大変喜ばれています。

人工歯はヨーロッパのリヒテンシュタインにあるIvoclar社の

SRビボデントPE(前歯)

SR オーソシットPE(臼歯)

を使用しています。


明度とパールのような輝きがあるSRビボデント PEのレジン前歯は、高い硬度、高密度、耐溶解性、耐変色性があります。 

SRオーソシットPE (臼歯)は、噛み合わせの機能を発揮できる幾何学的形態を持ち、噛み合わせの安定が良い運動を得ることができます。

美しさと機能を兼ね備えた素晴らしい人工歯だと思います。

そして、ドイツの入れ歯は夜ははめたままお休みいただけます。

オールオンフォーは4本のインプラントだけで、沢山の歯(14本分)を支えますが、レジリエンツテレスコープは、粘膜負担義歯と呼ばれる義歯なので、支えている歯に無理をかけません。

骨の吸収、それに伴う炎症を極力抑えられる設計となっています。

また、ご自分の歯を抜くことなく、利用できるのが特徴です。

本来抜かなくても良い歯を抜いてオールオンフォーをする事は、私はあまり賛成ではありません。

ご自分の歯を利用して支えることができる美しい入れ歯レジリエンツテレスコープは、ほとんど知られていませんが、ドイツでは長い歴史ある入れ歯として高い評価を得ています。

残っている歯の位置による、禁忌症はなく、また神経の生死に関係なく、さらに揺れている歯にも応用できるという優れた入れ歯です。

もし、残っている歯が数本で、まだ保存ができるのであれば、ぜひレジリエンツテレスコープも選択肢のひとつとして考えていただければと思います。

 

 

 

 

 

 


 

 

【こんな症状でお悩みの方へ】 

歯周病がとても進んでいて、ほとんど歯がグラグラ。数本以外は・・・・ここまで悪くしてしまったけど、できるだけ歯は残したい。

◆歯医者のトラウマで長い間放置をした結果、ほとんどの歯を抜かなければいけなくなってしまった。

◆30代、40代で入れ歯は恥ずかしい。

◆骨量が不足していてインプラントができないと言われた。

◆残せる歯もすべて抜いてインプラントを進められた。

◆歯がぐらぐらで噛むことができない

◆数本しか残ってないため、総入れ歯になるのを待っている状態。

◆残っている歯をすべて抜いて、総入れ歯にするかインプラントにするか迷っている。

などでお悩みの方は非常に多いように感じます。

特に残っている歯が数本しかない場合、総入れ歯になるまで歯が抜けるのを待ちましょう。

というドクターの言葉は、患者様にとって精神的にも大変不安な状態にあると思います。


歯が抜けるのを待って総入れ歯にする。

●もしくは、抜かなくても良い歯を抜いてAll on 4のようなインプラントにする。


というどちらかの選択を考えられるのではと思います。

でも、ここで、もう一つの方法を提案させていただきたいと思います。

それは、ドイツチュービンゲン大学で開発されたレジリエンツテレスコープという入れ歯です。

数本の歯に適応されるテレスコープシステムという治療方法で、自分の歯の根を抜かずに利用できる方法です。


レジリエンツテレスコープは、審美的にも美しく、機能的にも優れているドイツで開発された技術です。

テレスコープの歴史は120年以上と大変長く、世界で信頼されています。

残っている歯を守るために、 入れ歯が顎の粘膜にどれだけ沈み込むのか、そして、その時支えている歯にはどのような影響を及ぼすのか・・・という研究が長い間チュービンゲン大学で行わ れ、その結果、入れ歯で噛んだときの沈み込みの圧から歯を保護するために独特な治療方法を生み出されました。

それがレジリエンツを使った、チュービンガーデックプロテーゼと呼ばれる、粘膜で負担する入れ歯

『レジリエンツテレスコープ』です。

自分の歯の根には歯根膜が備わっていて、噛んだときにその感覚を脳に送る役割があります。

残念ながらインプラントにはありません。

たとえ、1本でもご自分の歯を守ることが大事なのはこのような歯根膜の反応を保つためでもあります。

ドイツでは、当たり前のように日常行われているテレスコープですが、日本では全く広まっていないのが現状です。

そのため、先日レジリエンツテレスコープで治療をされた当院の患者様から、

『先生はじめ関係者の皆様にこのすばらしい技術をもっと広めていただけたらと思います。きっと救われる人はたくさんいるはずです。 』

というメールをいただきました。

そして、

『私にとって、とても大事なことは。 残存している根を利用しているので、完全なる総入れ歯とは違い取り外しの出来る差し歯的な感覚です。
自分の歯の根を利用できていることでプライドが保てますし、年寄りくさく惨めな気持ちにならないですみます。あと、今まで常にストレスがかかって生活していましたので、それがなくなったことで、不定愁訴感もだいぶ緩和されました。 脳も活性化されるのでしょうか。』

という文章を読んで、やはり、同じような悩みをお持ちの方に、レジリエンツテレスコープをぜひ広めたいと強く思いました。

こちらを書いてくださった患者様の文章の全文は当院の入れ歯専門サイトの患者様の声

もっとはやくに伺っていればと後悔しました

に掲載されています。

外科的処置が必要なく、ご自分の歯を利用でき、機能的なのはもちろんのこと、審美性も兼ね備えているドイツの入れ歯、レジリエンツテレスコープ。

次回は、レジリエンツテレスコープとオールオンフォーとの比較

などについて、少しお伝えさせていただきます。

 

 

 

 

 


2013年1月29日

今回も、リーゲルテレスコープ同様、当院顧問の稲葉繁先生が日本に初めて紹介したResilienz telescop(レジリエンツテレスコープ)の歴史について、ご紹介させていただきたいと思います☆

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【ドイツの入れ歯 レジリエンツテレスコープの歴史】

稲葉先生が留学していた、チュービンゲン大学では 古くから、遊離端義歯における欠損部粘膜の被圧縮度と歯の生理的動揺の研究を行っていました。

専門的な言葉になってしまいました((+_+))

入れ歯が顎の粘膜にどれだけ沈み込むのか、そして、その時支えている歯にはどのような影響を及ぼすのか・・・という研究です。

その結果、入れ歯で噛んだときの沈み込みの圧から歯を保護するために独特な治療方法を生み出されました。

それがレジリエンツを使った、チュービンガーデックプロテーゼと呼ばれる、粘膜で負担する入れ歯

『レジリエンツテレスコープ』です。

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チュービンゲン大学の、Oberarzt(オーバーアルツト)のManfred Hoffmann(マンフレットホフマン先生)のちにUniversität Erlangen(エアランゲン大学の教授)が1966年に発案して、レジリエンツテレスコープが誕生しました。

レジリエンツテレスコープを行った症例についての追跡調査も当時すでに報告され、(Lehmannおよび、Körber)、予後が非常に良好であることが証明されています。

合計100症例以上における術後8年(平均)を経過した時点での調査では、その40%は残っている歯は安定してることが認められ、動揺が増した症例は35%であることが報告されています。

当時から20年以上機能している例が多数確認されていたということです。

チュービンゲン大学では残っている歯が少ない症例に対し、非常に沢山行われていました。

しばしば、E.Körber教授の講義にでていると、とても長持ちをしたケースとして、さも得意げに話をしていたことを思い出します。

下顎3本残っている歯の患者様を、Körber教授がレジリエンツテレスコープで治療をしました。

治療後、ハンブルグに引っ越しをされましたが、20年後、チュービンゲンに戻っていらしたので、見てみると、レジリエンツテレスコープはそのまま使われていた。

という話です。

稲葉先生の症例ではすでに30年症例が何人もいらっしゃり、今でもメンテナンスに見えています。

レジリエンツテレスコープはチュービンゲン大学独特な入れ歯のため、ドイツ国内でも広まっていませんでした。

しかし、応用範囲はかなり広く、特に今の日本人の歯の状態にかなりの割合で需要があると強く感じます。

これまで、折に触れ、リーゲルテレスコープやコーヌスクローネについてはお伝えして参りましたが、レジリエンツテレスコープについてはあまり、お伝えする機会がありませんでした。

歴史を紐解いたところで、これから数回に渡り、レジリエンツテレスコープの素晴らしさについてお伝えしたいと思います☆♪

 

 

 

 

 

 

 

レジリエンツテレスコープ
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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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