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2017年9月11日

こんにちは。

稲葉歯科医院院長、 稲葉由里子です。

本日は、小平デンタルラボの小平先生立会いのもと、上顎総義歯、下顎1本残存のレジリエンツテレスコープのセットをさせていただきました。

上下同時印象法による、シュトラックデンチャーです。

シュトラックデンチャーは下顎の形が特徴です。

サブリンガルルームの深さや厚み、リップサポートの形、頬棚の形、排列方法など細部まで計算された素晴らしい入れ歯です。

小平先生は、シュトラックデンチャーの形を完璧に製作することができる唯一の技工士だと思います。

たとえ1本でも歯が残っていたら、維持力になるため利用します。

小平先生、患者様に毎回立会いしてくださり、患者様の声を聞いていらっしゃいました。

完成した義歯は、患者様に本当にお似合いでした。

これまで、咬合高径が低く、口元のボリュームもありませんでしたが、とてもチャーミングな笑顔を取り戻されました。

患者様は、涙ぐんで喜んでいらっしゃいましたし、私たちも喜びのあまり同じ気持ちとなりました。

さて、ここからは、「入れ歯のお手入れの話」をお伝えしたいと思います。

歯科医師、歯科技工士、患者様とのやり取りを円滑にしてくれるのは、歯科衛生士です。

義歯装着後のお手入れの方法を患者様にお伝えします。

今回は、稲葉歯科医院の衛生士、西山さんに担当してもらいました♪

長く使っていただくためには、予防が必要です。

天然の歯と同様に長く使っていくうちに着色したり、人工の歯が欠けたりと多少変化もしてきます。

特に異常がなくても定期的に歯科医師、歯科衛生士にみてもらい、メンテナンスを受けることが、状態を良好に保ち、大切な義歯を長く使っていただけるようになります。

メンテナンスの主な内容は、お口の中の状態のチェック、歯についた汚れの除去、歯茎のマッサージ、義歯の点検といった内容を1時間欠けてしっかりとさせていただきます。

(・メンテナンス費用 ¥12.000)

「入れ歯のお手入れの話し」は治療していただいた方全てにお渡ししている小冊子です。

入れ歯のお手入れQ&A や、新しい入れ歯を使い始めた1ヶ月の典型的な過ごし方なども紹介させていただいております。

また、ご自身で行うための洗浄剤、歯磨き粉、義歯ブラシのおすすめセットも最後にお渡ししています。

長く大切に使っていただくために、治療が終わってから始まりだと思っております。

メンテナンスにいらしていただくと、私たちも安心なのでぜひ定期的にいらしていただきたいと思います!


2017年7月22日

7月15,16,17日『総義歯ライブ実習コース』が開催されました♪

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総義歯はベテラン技や感覚ではなく、知識があるかどうかが大きな鍵です。

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IPSGでは23年間、実際に患者様をお呼びして総義歯のライブ実習を開催しています。

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今回、患者様の総入れ歯を製作する歯科技工士によるラボワークをWeber dental labor にてご覧いただきましたが、大変な作業に皆驚いていらっしゃいました。

患者様を想う気持ちは、歯科医師も歯科技工士も同じです!

皆一生懸命です。

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稲葉先生、岩田先生、小平先生、そして協力してくださったスタッフ全員が一心同体となり
作り上げたシュトラックデンチャーは最高の総義歯となりました。

患者様も涙を浮かべて喜んでくださいました。

総義歯は歯科の知識の集大成そして、患者様の人生をも変えてしまうほどの影響力があるということを、今回改めて実感しました。

Weber dental labor のブログに、3日間の模様をまとめたので読んでいただけると嬉しく思います。

2017年「総義歯ライブ実習コース」1日目

2017年「総義歯ライブ実習コース」2日目

2017年「総義歯ライブ実習コース」3日目

2017年3月27日

こんにちは。

稲葉歯科医院院長、稲葉由里子です。 

当院に相談にいらっしゃる患者様の顎を触ってみると、多くの方が顎関節に問題があるように見受けられます。

顎関節症は顎付近の痛みを訴えたり、口が開かない、顎が大きく開けないといったもので、従来20代・30代の若い年齢の方に多い症状とされてきましたが、最近、50代・60代の顎関節症が急増しています。

50代・60代の方の顎関節症の原因はほとんどが、入れ歯による噛み合わせやバランスが合っていないことに起因していると思われます。

当院顧問の稲葉繁先生が代表を務める、IPSGスタディーグループの「総義歯ライブ実習コース」の模様をお伝えしたいと思います。

このコースは 3日間で、患者様の初診からセットまでライブで先生方に学んでいただくコースです。

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今回の患者様は2か月ほど前、稲葉歯科医院に相談に見えた方で、

「顎関節症で総義歯」

でインターネットで検索して、探したそうです。

いろんなところで入れ歯を作ったけれどもうまくいかず、本当に困っていらっしゃいました。

「総入れ歯専門の歯科医院にお願いしたのですが、顎関節症があると伝えると、顎関節症を治してからでないと作る事ができないと言われ、作っていただけなかったんです。」

と患者様はおっしゃいました。

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このライブ実習のために2か月待っていただけないかとお願いしたのですが、待ちきれず、他の歯科医院でまた総義歯を作りました。

やはり、その総義歯もうまくいかず、今回の実習コースで製作するということになりました。

現在は、食事の時だけ義歯をはめて他はいつも外していて常にマスクをされています。


従来の総入れ歯の型とりは、上下の型を別々にとっていましたが稲葉先生の上下顎同時印象は上下を一塊として型を採り、咬合器というかみ合わせの機械で二つに割ります。

シンプルで完成されたシステムを学びに全国から先生が集まります。

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スタディーモデル、患者様のお口の中の状態です。

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これが、上下顎同時印象用SIトレーです。バイトとゴシックアーチとフェイスボートランスファー、そして印象までとれるという 素晴らしいトレーです。

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患者様の顎の動きを描記します。

ここで、わかったのですが、患者様の顎の動きは正常でした。

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ゴシックアーチの後、いよいよ、上下顎同時印象です。ガンタイプのシリコン印象材を注入し、口腔内すべての情報をとります。

このシステムは、嚥下(飲み込み)をすることができます。

嚥下により、患者様が食事をして飲み込む状態の印象がとれるということです。

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フェイスボートランスファーです。

顎関節から、口元の状態まで記録することができる機械です。 

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咬合器に再現し、顎の位置の確認を行います。

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 上下顎同時印象による、模型です。

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以前の入れ歯と比較しても、こんなに大きさが違うのがわかります。

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技工はIPSG技工インストラクターの、岡部宏昭先生です。

岡部先生は、Dr.Schleichの総義歯コースのインストラクター、その腕は世界一といってもいいと思います。

稲葉先生と岡部先生のコラボは最強でした☆

稲葉先生の総義歯は人工歯が誘導し顎関節を守るというコンセプトです。

総義歯で、顎関節症という患者様は実はとても多いのです。

長い間、合わない入れ歯を使っていると、顎が動く関節円板というクッションに穴があいてしまい、顎が動く度にとても痛みを感じる方がいらっしゃいます。

入れ歯により、顎関節部に隙間をあけ、関節が痛みなく自由に動かすことができるようになります。 

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患者様への試適です。

試適はすべて配列した状態で、表情、発音、発音のチェックをします。

娘さんが一緒にいらしていただいたので、表情をみていただきました。

「歯があったころの母の顔です。」

とうれしそうにおっしゃっていただきました。

口角も上がり、しわもなくなり若々しくなりました。

この時点で、家族の方にみていただくのはとても大切なことです。

家族の方がヘンだと言われることが、実は一番の問題となります。

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試適の段階で、すごい吸着でした。ワックスの状態ですが、代表して触っていただきましたが、本当にびっくりされていました!!(@_@)

上顎はまだポストダムを掘っていないのでそこまでの吸着はありませんでしたが、完成した時点で今回参加いただいた先生方すべてに確かめてもらいます。

それにしても、稲葉先生の自信はすごいと思いました。

何も迷いのない臨床にみんなシビれてしまいました(*^^)v

さて、重合はイボカップシステムです。

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この写真はイボカップシステムから取り出したところ。

ホヤホヤです。 

フラスコでグツグツと煮る方法とは、まったく違います。

従来の総義歯の重合法は、グツグツ煮る方法では、重合収縮の補正ができません。

レジンは熱をかけると重合収縮します。

収縮した分、変形や気泡ができてしまいます。透明感もありません。

そのため、長く使っていると、その気泡の中に汚れがつき、臭いも入りやすくなります。

細かい気泡は義歯を破折させる原因ともなります。

イボカップシステムでは重合収縮を常にレジンを6気圧で押し込んで重合するため、気泡が入りません。

そのため、薄くても固く、変形もしません。

透明感もあります。

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岡部先生の技工作業、鮮やかです。
そして、完成した義歯がこちらです!!

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イボカップシステムの重合でこんなに透けるほど口蓋が薄いです。

 人工歯はIVOCLAR のビボデント、オーソシット、天然歯のような高い審美性と硬さを兼ね備えています。

素晴らしいですね☆♪

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患者様へのセットはみんなが注目です。

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試適の時、すでに吸着していた義歯は、本当にピッタリでした。

セット後、すべての先生にその吸着を確かめていただきました。

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そして、セット後、患者様と一緒にお弁当を食べました。

稲葉先生は食べにくい物をたくさんすすめていましたが、おしんこ、こんにゃく、肉を前歯でしっかり噛み切っていました。

お嬢様には

「お母さん、目が大きくなった」

とおっしゃっていただき、笑顔もとても素敵でした。

びっくりしたのは、お弁当、わりと量があったのですが、すべて召し上がっていただきました☆♪

入れ歯になってからお肉を前歯で噛み切るということができなかったそうですが、これからはなんでも美味しく召し上がっていただけると思います。

とても喜んでいただき、今回受講した先生方も一緒に喜んでいただけました!!

そして、今回、顎関節症ということで、来院されましたが、痛みがあるのは顎のまわりの筋肉の部分で、今まで合っていない義歯を入れていたために口の周りの筋に負担がかかっていたと思われます。

口も大きく開けられますし、診断時のドップラーでもクリック音や雑音のようなものは聞き取れませんでした。

この新しい総入れ歯を入れていただくことで、痛みも消えていくと思います☆♪

 

今回のセミナー、とても充実して素晴らしい結果でしたが、先生方からもこんな感想を いただきました!!

ご参加いただき、本当にありがとうございました☆

 ☆彡:・;.*:・。゜゜・:゜*:。゜.*。゜.o。・。゜。o.゜。・*。・゜.。☆彡

◆インプラントをすてて正しかったと思いました。すばらしい総義歯です。

◆ 大学では勉強できなかった知識・技術が非常に多く学べました。今までの義歯の臨床は多くが間違っていたことに驚きました。今後も、是非、稲葉教授の勉強会に参加させていただきたいです。

◆まず最初に驚いたのは予備印象のあまりの精密さでした。辺縁がとてもきれいにとれていました。そして上下顎同時印象。これは何もかもが私にとっては新しいもので、言葉がなかなかでてきませんでした。普段見れないラボワークをみれたことと質問一つ一つに手稲にに答えてもらってとてもわかりやすく楽しかったです。様々な勉強が一度にできてとてもよかったです。できれば一年に一度だけでなく、もう少し回数を増やしてほしいです。

◆大学で習ったものとは随分違うのに驚きました。チェアーサイドだけでなくラボサイドも見学できたのでよかったです。実際に患者様を触らせていただいて、下顎の吸着もそうですが、無理なくフルバランスで側方運動できるのに感動しました。補綴は解剖学なんだなと思いました。

◆初めて総義歯のセミナーに参加しました。内容の濃い充実したセミナーでした。今後総義歯にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

◆全てに基準があるので、稲葉先生がやっても私がやっても同じ結果を生み出すことは難しいけど、明日からの日常臨床で基準に従えば今日勉強した事が生かせるのですごいです。(例えば印象時のトレーの傾き、マウントの仕方、排列など、学生の頃は何となく並べてきれいならよいとか明確な基準がありませんでした。)

◆今の歯科治療に対して今回勉強会に参加したことで、今までの治療ではダメだという事がわかりました。義歯の調整はまず咬合から。一番最初が大切なので、自分の印象をもっと努力していこうと思います。歯科衛生士として何ができるかもっと勉強していきたいです。

◆何度かセミナーを受講していますが、実際に見ると聞くとでは全然違いました。知識も大切ですが、一気に理解が深まったように感じます。これを機に、実践で取り組みたいと思います。

◆稲葉先生の総義歯には数多くの咬合理論が含まれていて今後学んでいく上でとても大切であると思いました。もちろん出来上がった義歯は最高でした。多くを学ばせていただきありがとうございました。

◆上下顎同時印象のすばらしさに感動しました。フルバランスの咬合を患者さんの口の中を触らせてもらって体感できて、すごく安定しているのがわかりました。

◆DVDで見るだけでは不明な点もよくわかりました。

◆上下顎の吸着のすごさにびっくりしました。感動しました。ぜひトライしてみたいです。今日はありがとうございます。

 

2016年7月 4日

▼Weber dental labor 〜上下顎同時印象法によるシュトラックデンチャー技工について〜

Weber dental laborでは、ドイツで開発されたシュトラックデンチャーを原形とした『上下顎同時印象法による総入れ歯』の技工を承っております。

『上下顎同時印象による総入れ歯』の原型は、ドイツのDr.Reiner Strackの総義歯です。Dr.Strack は、当技工所顧問の稲葉繁先生が留学していたチュービンゲン大学出身の総義歯の大家であり、その技術はDr.Hans.shleichが引き継がれました。

Dr.shleichの素晴らしい技術をさらに改良したのが、現在の『上下顎同時印象法による総義歯』です。

団塊の世代が後期高齢者を迎えるとされる2025年、これから益々、総義歯の需要が高まると思います。

しっかりとした入れ歯を作りたい、健康を回復しQOLを高めたいと思われるシニア世代の方は、これから確実に増えていくと感じます。

そのような方に向けて、質の高い総義歯の知識や技術を提供させていただき、患者様の喜びに繋げ、先生方にもご満足していただける技工をお届けしたいと思います。

IPSG スタディーグループにて「総義歯ライブ実習コース」を受講された先生は沢山いらっしゃると思います。

確かに素晴らしい方法だけれども、いざチェアーサイドで、上下顎同時印象をしようと思っても、勇気がいるものです。

私達は、先生方が迷いなく治療を進められるよう、技工面からサポートさせていただきます。

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こちらは、上下顎同時印象を行うための個人トレーです。

スタディーモデルを元にして、患者様に合ったオーダーメイドのトレーを製作します。

上顎は、口の周りの筋肉や舌の均衡が取れている状態を型採りする必要があるため、あらかじめイメージしながら製作します。

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上下顎同時印象により印象した情報を、咬合器にトランスファーします。

個人トレーにシリコンの印象材を少し多めに入れ、患者様自身の筋肉の力で、口元を尖らせたり、口角を牽引したりしていただきます。

この動作により、唇の位置、口角の形まで記録することができます。

そして最後に、一番大切な動作として「嚥下」をしていただきます。

この動作をすることで、口の中は陰圧となり、患者様が普段、食事をしたり、唾液を飲み込むときの筋肉の動きが、記録されることになります。

シリコン印象材が固まったところで、再びフェイスボウトランスファーを行います。

重要なことは、型採りの中心位とフェイスボウの正中を正確に一致させることです。

上下同時に型採りした記録には、頰筋や舌が動いている状態が再現されていることが確認でき、さらに唇、舌の形など多くの情報を得る事ができます。

これらすべての情報は、人工歯の並べ方や歯肉の形成に大きく役立ちます。

ライブで見せる 究極の総義歯2  

こちらのDVDは、実際に患者様とのやり取り、また製作、判断において先生が見たいポイントや
IPSG認定技工士、岡部氏の排列も余すところなく収録されているので、上下顎同時印象法の様子をご覧頂く事ができます。

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こだわりの重合方法は、イボカップシステムです。

イボカップシステムは、3トンの圧力に耐えるフラスコと6気圧の圧力でレジンを補うことが出来る方法で、重合収縮を補正しながら精度の良い総義歯を作ることが可能な方法です。

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イボカップシステムで製作された総義歯は強度が高く、透明感にも優れ、重合精度が高く、長い使用にも変質しない優れた方法です。

イボカップシステムにおける重合方法は、大変な手間がかかり、その道具を揃えるために初期投資もかかります。

製作単価もかかるため、現行の保険制度では経済的な損失が大きいため困難である製作方法です。

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イボカップシステムの重合は、透けるほど口蓋が薄いです。

人工歯はIVOCLAR のビボデント、オーソシット、天然歯のような高い審美性と硬さを兼ね備えています。

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シュトラックデンチャーの特徴として、下顎の形が従来の総義歯と大きく異なっています。

義歯の揺れを抑えるために、顎舌骨筋窩というところにまで床を伸ばすと義歯の安定はよくなりますが、この形状の場合、大きく口を開けたときに浮き上がることが多く、舌が動くと義歯が外れやすいのです。 

それに対して、上下顎同時印象法によるシュトラックデンチャーは、舌の前方あたりのサブリンガルルームを利用して、舌が自由に動けるように設計されています。

歯が抜けると骨が薄くなります。

それを補うのが床ですが、この床の面積を大きくするほど入れ歯の吸着力も高まります。

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総義歯を苦手とする先生も多いと思います。

シュトラックデンチャーを患者様の口の中に装着した際の調整方法、チェックポイントなども当技工所顧問である稲葉繁先生監修もと、お伝えすることができます。

患者様、歯科医師、歯科技工士、双方が満足いただける技工を目指して行きたいと思います。

2016年6月27日

こんにちは。

稲葉歯科医院、院長稲葉由里子です。

2016年6月25日 〜ヨーロッパの総義歯の源流を学ぶ〜『総義歯の基礎と臨床』が開催されましたので、ご報告させていただきたいと思います。

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今回も全国から沢山の歯科医師、歯科技工士の先生方にお集りいただきました。

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稲葉先生は、チュービンゲン大学のシュトラック教授が開発したシュトラックデンチャーを原型とした上下顎同時印象法による総義歯をはじめて20年以上になりますが、現在迄大変良い結果を得ています。

私達は、人工臓器として噛むという人間のもとになるものを作らなければなりません。

一旦歯を失って、味わいのない流動食になってしまったら、人生の楽しみがありません。

総入れ歯によって、食事を噛む喜びを再び取り戻し、他人とのコミュニケーションをはかることができるというのは、人生においてお金に換えられない価値があります。

「総入れ歯は人間の英知を結集したもの」

残念ながら健康保険は、あまりにも安い評価なので満足いくものを作る事ができませんが、患者様の中には、その価値を十分に理解してくださり、私達の技術に託してくださる方が沢山いらっしゃいます。

そのような価値を改めて考えて、私達は質の高い総入れ歯を提供する技術を身につける必要があります。

「私は半世紀もの臨床経験があります。総義歯のこれまでの歴史について私にしか伝えられない事が沢山ありますので、ぜひ皆様にお伝えしたいと思います。」

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日本の総義歯の技術は実は非常に古く、1583年に作られています。

当時としては長寿の74歳で往生した紀伊・和歌山の願成寺の草創者・仏姫の拓殖の木から作った木床義歯です。

当時は現在のように優れた印象材や模型材もなく、咬合器もない時代に、適合性に優れ、噛める義歯を作ることができたものであると、感心してしまいます。

当時の義歯の製作方法を調べてみると、非常に合理的であり、仏教芸術の伝統を受け継いでいることがうかがえます。

その製作法の鍵は、蜜蠟を使った印象採得と咬合採得を同時に行うことです。

これは蜜蠟を鍋で温め、それを一塊として患者さんの口腔内に入れ、咬合位を決定した後に口腔内の形を採得するというものです。
一塊にしたものを上下顎に分けたのであるから、正確な咬合位の再現が可能になるのは当然です。

稲葉先生は日本の歴史から総義歯を学び、上下顎同時印象ができる方法がないかずっと模索していました。

そしてガンタイプの印象材が開発されたのを機に、最終印象を上下顎同時印象をする方法を開発します。

稲葉先生の総義歯は、世界最古の木床義歯による上下同時印象、そして化石の原理が原点です。

化石は一つのものを二つに割っても、必ずもとに戻ります。

総義歯も一緒でひとつの印象を咬合器上で、ふたつに分け、最後に戻すという考えです。

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上下顎同時印象法を行って、総義歯を製作するシステムの利点はつぎの通りです。

・咬合採得、ゴシックアーチの描記、フェイスボートランスファー、上下顎同時印象をわずか1回で行うため、合理的であると同時に来院回数の減少が図れる。

・咬合採得した位置で最終印象を行うため、顎位の誤差を生じない。

・印象採得中に嚥下を行わせるため、口腔周囲筋の印象採得が可能である。

・最終印象をフェイスボートランスファーし、咬合器に付着できる。

・印象面に口腔周囲筋、口唇、舌の形態を再現することができる。

・ニュートラルゾーンに人工歯を排列できる。

・サブリンガルルームを利用することにより舌による良好な維持が期待できる。

床を後舌骨筋窩まで延長する必要がなく、舌の動きを阻害することがない。

・イボカップシステムの応用により重合収縮を補正し、適合が良好なため、ウォーターフィルム減少を得ることができ、維持がよい。

・顎堤が極度に吸収している症例でも、頬筋、口唇、舌の維持ができる。

さらにこのシステムを応用し、オーラルディスキネジアや、脳卒中後の麻痺のある患者さんに対してよい成績を上げている他、顎関節症を伴う総義歯患者においてもよい成績をあげています。

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近代総義歯学の基礎を築いた、スイスの歯科医師のAlfred Gysi(アルフレッド・ギージー)の歴史をたどりました。

Gysiはカンペル氏の平面のコンセプトを作ったり、 シンプレックス咬合器、トゥルバイト人工歯の開発など、沢山の業績を残しています。

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ギージーは様々な咬合器を開発しました。

シンプレックスの咬合器、ハノーの咬合器、ニューシンプレックス咬合器や、Trubyteの咬合器、それぞれ、すべてフェイスボートランスファートランスファーをしています。

そして、人工歯の大きさは、顔の大きさの16分の1という基準も、100年経った今でも使われています。

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左上の図は、Condail顎関節顆頭と Incisal前歯がうまく協調がとれて、大臼歯と小臼歯の咬頭傾斜角が噛み合う。

という歯車に例えた有名な図だそうです。

右上の図では矢状顆路角の平均値、33度であることを述べていて、現在でも使われている貴重な内容を図に表した物です。

その他にも歯槽頂間線法則について、骨の吸収が進行していくと、咬合平面と歯槽頂間線のなす角度が80°以下になり、交叉咬合排列にするという説明の図が右下にあります。

これが、ギージーの義歯の弱点とも言えます。と稲葉先生。

ギージーの排列では、頬筋のサポートが完全に得られない他、食渣が頬側に入りやすく、常に食物が停滞した状態になります。

今回も、ギージーの歴史を辿ることで、本当に沢山の知識を確認することができました。

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1949年ドイツ、チュービンゲン大学のシュトラック教授は、それまでのギージーによる歯槽頂間線法則を否定し、口腔周囲筋による安定を求めました。

歯列に対し、口腔周囲筋・唇・舌の力の均衡がとれるところに、即ち、もと有ったところ『ニュートラルゾーン』に歯を並べると共に、頬筋・唇・舌により義歯を安定させる方法を開発し、さらに顎機能に調和した人工歯を開発し特許を取得しました。

現在使われている、オルソシットがそれです。

最初は陶器で有名なフュッチェンロイター社の陶器でしたが、イボクラー社のコンポジットの人工歯となりました。

歯槽骨がないような顎堤でも、維持を発揮でき、排列も自由に行うことができます。

上の図は、シュトラックがオルソシットの特許を取った時の貴重な写真です。

詳細な顎運動を計測し、ピラミッドの重なりを歯の咬頭とし、特許を取得した図もあります。

シュトラック教授は、チュービンゲン大学のケルバー教授の前の教授で、シュライヒ先生は非常に尊敬している教授でした。

1978年、稲葉先生は、たまたま、シュトラック教授の話を当時、Ivoclar社補綴研修部長で総義歯の講師をしていた、シュライヒ先生に話したことで、交流を持つきっかけとなったと言います。

このように、稲葉先生の『上下顎同時印象法による総義歯』には歴史的背景があります。

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1978年ドイツ、チュービンゲン大学の客員教授として留学をしていた際、IVOCLAR社主催の総義歯のセミナーを受講しました。 その時の補綴研修部長が、Dr.Hans Shleichです。

大変な衝撃を受けたと言います。
日本の教育の総義歯とは全く違う方法で行われていました。

その時IVOCLARでみた方法は、スタディーモデルを上下顎同時印象でアルギン印象で行っていました。

稲葉先生は、それ以来、これをどうにか、上下同時に最終印象で、そしてシリコン印象で行いたいと、ずっと考えていました。

そして、20年前稲葉先生が代表を務めるIPSG発足を機会に、Dr.Hans Shleichを招き、IPSG発足記念講演を開催しました。

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こちらがその当時の写真です。

IPSG発足して、21年なので、ちょうど21年前の写真ということになります。
(左上のモノクロの写真には、わたしも写っています・・・
日本歯科大学の講堂で開催された、とても懐かしい写真です。)

それから間もなく、稲葉先生は、ガンタイプのシリコン印象材が開発されたのを機に、最終印象を上下顎同時印象で取る方法を開発し、発表しました。

日本の総義歯は残念ながら遅れています。
現在の排列もギージーの方法のままです。

上下顎同時印象法は、特殊なものなので、大学の教育に取り入れられることはありません。

エビデンスがあっても、国家試験には結びつかないので、大学ではなかなか取り入れられるのが難しいテクニックなのだと思います。

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〜シュライヒ先生について、Dr.Hans Schleich〜

・1926年ドイツミュンヘンで生まれ、父親はワイン作りのマイスター
・ミュンヘンで歯科技工士の資格を取得し、その後矯正学を勉強ドクターの資格をとる
・リヒテンシュタインのイボクラー社の補綴研修部長となり、イボクラーデンチャーシステムを完成させる
・その後イボクラーデンチャーシステムを広めるために世界各地で講演活動をする
・ブラジル、サンパウロ大学から名誉博士の称号を受ける
・1994年イボクラー社を退職。

〜シュライヒ先生の功績〜
・ヨーロッパの多くのプロフェッサーの業績を義歯の製作というテーマでシステム化し、イボクラーデンチャーシステムを作り上げた。
・即ち、印象はミュンスター大学マルクスコルス教授の上下同時印象用トレーであるイボトレー
・咬合器はデュッセルドルフ大学のベトガー教授のナソマート咬合器のシステム
・ゴシックアーチ描記はポーランドワルシャワ大学のクラインロック教授の描記法、ナソメーター
・人工歯はチュービンゲン大学のシュトラック教授のオルソシット等を取り入れ、さらに印象材、カップバイブレーター、トレーレジン、イボカップシステムを開発し、総義歯製作の体系を創り上げた人

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Dr.Hans Shleichが、今のBPSシステムのインストラクターの大元だったことは、あまり知られていません。

シュライヒ先生は、引退するとき、すべての資料、スライドを稲葉先生に託しました。

世界中に広めてほしいと。 

シュトラックデンチャーを絶やさないでほしいと。

シュトラックデンチャーにおける、排列、重合、上下顎同時印象法に関する細やかなテクニックは、IPSG副会長、岩田光司先生からお話をいただきました。

稲葉歯科医院、小西浩介先生レポートの予定です(^_<)-☆

総入れ歯の歴史を、年代ごとにこんなに語れる先生は稲葉先生、そして故岡部宏昭先生だけだと思います。

ずっとずっと聞いていたい程、素晴らしい歴史を知る事ができました。


2016年6月14日

6月11日、12日に顎咬合学会学術大会が東京国際フォーラムで開催されました。

今年もカボデンタルシステムズジャパン共催によるランチョンセミナーにおいて、稲葉繁先生が1時間講演をさせていただきました。

「カボシステムを応用した究極の総義歯〜難症例への対応〜」

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今年も、400名分のチケットはすぐに売り切れてしまい、お弁当がなくとも聞きにいらっしゃる方など、全国から沢山の先生方にお集りいただきました。

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「顎の骨が吸収していたり、顎の位置を決めたりということは、私にとって、そんなに難かしくありません。」

と稲葉先生。

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「それよりも、私が経験してきた中で大変難しいと感じたのは、オーラルディスキネジア、脳梗塞などで片側性の麻痺がある方、小児麻痺による不随運動、顎関節症により関節円板に穴があき痛みを伴うケースなどです。」

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オーラルディスキネジアは、パーキンソン病の治療薬の副作用などで発症し、不随意運動(無意識におきてしまう運動)を伴います。

症状としては、無意識に口をもぐもぐと動かして咀嚼しているような動作をしたり、舌を出したり引っ込めたりしたり、唇を吸引したりなめ回したりすします。

まさに、総義歯の難症例とも言えますが、上下顎同時印象法により解決することができます。

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このような症例では、吸着のよい入れ歯の製作を心がけるとともに、舌で外そうとしてもどこにもひっかからないよう、舌側の形態に注意することが大切です。

そのために上下顎同時に型採りを行ない、口の周りの筋肉の動きや舌の運動の記録を取り、不随意運動を行っても邪魔にならないような形態にします。

特にサブリンガルルーム、舌側を十分に延ばし、舌が床の下まで潜り込まないような形態にし、舌の圧力が加わっても入れ歯が動揺しないように、人工歯のまた、舌を前に出すと、顎舌骨筋が挙上し、入れ歯を浮かせてしまうので、後ろの部分は短くする必要もあります。

そのためには、口の中の正確な情報を再現できる上下顎同時に型採りする方法が優れています。

舌側は、舌が突出しても入れ歯の表面を滑ってしまう形にします。

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右側の顎に痛みがあり、お口を開けると左側にずれて、真っすぐに開けられなかったケースも上下顎同時印象法により解決できた症例です。

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入れ歯は右側に比べて左側の歯が異常にすり減っていました。

顎関節のレントゲン写真をみると、左側の関節円板が落ちており、顎関節症と診断できました。

上下顎同時に型を取り、KAVOProtar咬合器のPDRInsertを用い、下顎頭を下方に下げて顎がスムーズに動くように調整。

顎機能咬合解析システムCADIACSを使い、右の顎が2ミリ下がっていることを確認して入れ歯を完成させました。

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小児麻痺で不随運動を伴う患者様。

常に口元を動かすため、総入れ歯にとっては非常に難症例となります。

それでも、シュトラックデンチャーで噛み合わせを決め、最後、装着まで治療することができました。

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このような、難症例もKaVoのプロター咬合器を用い、上下顎同時印象を行う事で対応することができます。

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長い総義歯の歴史の中で、多くの人が様々な術式を考えてきました。

それは、デンチャースペースをどのように再現するか、あるいは、もともとあった歯の位置はどこであるかを捜し求めてきたものです。

頭の骨は様々な関節によって結合されています。

歯の噛み合わせも結節であるといえるため、別々に作って適合させるよりも、一体となったものを2つに分ける方がより合理的であり正確です。

その点、上下顎同時に型採りし、一体化した情報を咬合器に送り、上下顎の入れ歯を作り、それを合体させたほうがよい結果を得ることができるはずです。

上下顎同時に型採りする方法は、単純で誤差の少ない確実な方法です。

また、このシステムの特徴は、入れ歯によって顎関節を守ることも可能なことから、顎関節症の治療にも有効です。

このシステムにより、噛むことに多くの不自由を感じている患者様、また在宅要介護高齢者、脳血管障害の後遺症により麻痺のある患者様にも応用され、福音が得られることを望んでいます。

稲葉歯科医院、難症例治療症例に関してはこちらをご覧下さい。

総入れ歯専門サイト


2016年3月15日

先日、私の母が編集し製作した、

『ライブで見せる究極の総義歯Ⅱ』をDr.シュライヒにお送りしたところ、9枚もの長いお手紙をいただきました。

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Dr.シュライヒは、とても絵が上手でいらっしゃいます。

1926年生まれ、今年90歳とは思えないぐらいの文章力と、詳細な記憶力に驚かされました。

ガンタイプの印象材がでたことで、シュトラックデンチャーの精度が更に向上したことは喜ばしいことだと書かれていましたが、情報として、父である稲葉先生に伝えておきたい事が、まだまだ沢山あると書かれていました。

以下、Dr.シュライヒによるお手紙の文章の一部です。

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臼歯のOrthotype/Orthositeは、Dr.Rainer Strackによって開発されました。

彼は約70年前、尖端の尖ったピラミッド型で臼歯を改善することを考案しました。彼は、様々な噛み合わせによる下顎骨の動きの研究を行っていました。

小さなピラミッド型の角をお互いにくっつけて並べると、その間の部分が咀嚼によるすべての歯の動きをカバーすることを発見しました。

そして、彼は上記のように並べ、歯の形を作りました。

Dr. StrackにはEugen Schlaich(オイゲン・シュライヒ)という優秀なマイスター技工士がいました。

彼は過蓋咬合、通常咬合、交叉咬合の3種類のサンプルを作りました。

Dr.Strackは、Ivoclar社にこのサンプルを持ち込み、製造することに至りました。

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4000件にも及ぶ、下顎の総義歯の長年の研究報告から、ボンウィル三角はヨーロッパではあまり耐久性がなく、下顎の切歯中央点にも耐久力があまりないと判断しました。

しかし、この中央点は切歯点と共に、関節部分に適切な人工歯排列をすることにより耐久力を得る事ができます。

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私は、退職前の数年間、第二大臼歯の義歯の端に、最高のバランスを持つ接触点を見つけました。

噛む事によって義歯の安定を助けます。

Ivoclar社退職を余儀なくされた後、Onatomatは計画から外されました。

私は自宅で義歯と器具の改良に励みました。

人工歯は天然歯と同じように上手く機能すべきです。

歯のない患者の咀嚼圧は約20~30キロに対し、全ての歯が揃った若者の咀嚼圧は70~90キロと証明されています。

胃にとっては、よく咀嚼することが必要です。

私達は、その最善の可能性を患者に提供しなければいけません。

また、より良いIvocapシステムも作りました。

普通にIvocapで重合することは、35度でエアコンなし(ハワイのような)状態では不可能です。

また、2500メートルの高地でも問題があります(南アメリカ)。

水が70〜80℃で沸騰してしまうからです。

Ivocapシステムは、100℃のお湯が必要なのです!

以前、徳島県四国で研修の時に製作した患者の下顎骨は、テーブルのように平たく、Ivocapシステムの大きなフラスコの設計図を描きました。

Dr.Strackの理論、そして私のアイデアを継承している、稲葉先生のセミナーが上手くいくことを願っています。

・・・・・・・・・・・・・

Dr.シュトラック義歯の理論を応用し、まとめ上げ総義歯製作の体系を創り上げたの、Dr.シュライヒの功績からまだまだ勉強すべき事が沢山ありそうです。

まだまだ、お元気そうなので、再び美しいリヒテンシュタインを訪れてみたいな(^_<)-☆


2016年3月13日

当院顧問の稲葉繁先生は、1978年ドイツ、チュービンゲン大学の客員教授として留学をしていた際に、Ivoclar社主催の総入れ歯のセミナーを受講しました。

その時の補綴研修部長が、Dr.シュライヒです。彼は、ミュンヘン生まれのドイツ人です。

ミュンヘンで歯科技工士の資格を取り、その後矯正学を学び、Dr.の資格を取りました。

その後リヒテンシュタインのイボクラーの補綴部長として迎えられ、イボクラーのデンチャーシステムを完成させ、世界中に普及をしました。

現在のBPSの前身です。

そこでは、日本の歯科医療教育による総入れ歯とは、全く違う方法で行われていて、大変な衝撃を受けたといいます。

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稲葉先生が代表を務める、IPSGスタディーグループ発足の時、Dr,シュライヒをお招きし、総入れ歯の3日間実習コースを開催しました。

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実際に患者様の総入れ歯を3日間で製作するという形の原点となりました。

それから間もなく、稲葉先生は、ガンタイプのシリコン印象材が開発されたのを機に、「最終印象を上下顎同時印象で採る方法」を開発、発表しました。

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そういった繋がりから、Dr.シュライヒは引退する際、沢山の資料やスライドを稲葉先生に託しました。

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そこには、シュトラックデンチャーを絶やさないでほしい、世界中に広めてほしいという願いが込められているのです。

日本で「総義歯の大家」といわれている方々は、少なからずDr.シュライヒの影響を受けています。

しかし、「オリジナルを学ぶこと」は何よりも大切だと思います。

日々進化し続けている歯科医療ですが、新しい技術であるかのように発表されたことは、実はすでに、何十年も前に行われていることだったりもします。

オリジナルを知っていれば、そういった情報に惑わされることがないのです。

〜Dr.シュライヒの経歴〜
・1926年ドイツミュンヘンで生まれ、父親はワイン作りのマイスター
・ミュンヘンで歯科技工士の資格を取得し、その後矯正学を勉強ドクターの資格をとる
・リヒテンシュタインのイボクラー社で補綴研修部長となり、イボクラーデンチャーシステムを完成させる
・その後イボクラーデンチャーシステムを広めるため世界各地で講演
・ブラジル、サンパウロ大学から名誉博士の称号を受ける
・1994年イボクラー社を退職

Dr.シュライヒはイボクラーデンチャーシステムで大きな業績を残しました。

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1. ナソマート咬合器はデュッセルドルフ大学のべドガー教授が開発しました。
2. 印象はミュンスター大学のマルクスコルス教授のイボトレーを用いました。
3. ゴシックアーチ描記のためのファンクショングラフはポーランドワルシャワ大学のクラインロック教授からヒントを得たものです。
4. 人工歯はチュービンゲン大学のDr.シュトラックのオルソシット人工歯を用いています。
5. 重合方法はイボカップシステムを開発しました。

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これらのまとめ上げ総義歯製作の体系を創り上げたのが、Dr.シュライヒです。
義歯のコンセプトは尊敬するDr.シュトラック義歯の理論を応用しました。

特にそれまでの義歯の基本はヨーロッパで主に用いられていたギージーの歯槽頂間線法則でしたが、それによると上下の人工歯の力の方向は歯槽頂を連ねた方向となり、どうしても上顎は小さくなる結果、上顎の頬側に空間が生じてしまい、義歯のボーダーの封鎖が難しいため維持が悪い結果となってしまいました。

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Dr.シュトラックは歯槽提とは関係なく口腔周囲筋の力を借りて、元有った場所に人工歯を排列し、義歯を安定させる方法を考えました。

Dr.シュライヒはこの理論を正確に再現しようとして、上記の1~5までの構成を創り上げ、素晴らしい義歯を完成させました。

1994年にDr.シュライヒがイボクラー社を退職して間もなく、彼の弟子であったMr.フリックが補綴部長となり、複雑なデンチャーシステムを単純化し、新たにBPS(Biofunctional Prothetic System)として応用されるようになりました。

上下顎同時印象法による総義歯はイボクラーのデンチャーシステムをさらに向上させ、シュトラックのデンチャーを確実に再現するように改良を加え、1996年に新しいデンチャーシステムを完成させ現在に至っています。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

実は、私が歯科大学に入る前、Dr.シュライヒのリヒテンシュタインのご自宅に一週間ほどホームステイをさせていただいたことがあります。

当時は、そんなにスゴイ方だと全く思わず・・・父である稲葉先生の仕事仲間ぐらいにしか思っていませんでした(^_^;

サボテンが趣味で、毎日数時間、永遠とサボテンの話を聞かせて頂いた事を思い出します。
そして、自転車もお好きで、2人で毎日お城巡りをしました。

私との会話の中に一切歯の話題がなく、それ以外の趣味があまりにも豊富で、どんな事にも興味を抱く方であったからこそ、このような素晴らしいシステムが開発されたのでしょうね。

Ivoclarの名前の由来ご存知でしょうか?

「Ivory 」アイボリー「clear」明るい から取ったそうですよ。

Dr.シュライヒから頂いた、9枚のお手紙の内容をもう少し詳しく、次回お伝えしたいと思います。




2015年6月30日

こんにちは。稲葉歯科医院院長、稲葉由里子です。 

6月27.28日『第33回日本顎咬合学会学術大会』が開催されましたので、ご報告させていただきたいと思います。

患者様に読んでいただくには、少し専門的かもしれませんが、稲葉歯科医院の総入れ歯、ドイツで開発されたシュトラックデンチャーがどれだけ精密か、また長い歴史ある総入れ歯であることをご理解いただけると思います(^_^) 

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3名の著名な先生方によるシンポジウム形式で開催されました。

テーマは 『総義歯における下顎位の臨床的決定法』
(総入れ歯の噛み合わせの高さを決めるための決定法について)

会場には沢山の先生方がお集りいただき、立ち見がでるほどの盛況ぶりでした。  

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稲葉繁先生の講演に関して、パワーポイントや資料のお手伝いをしてくださった、IPSG副会長岩田光司先生がいつも側にいてくださったので、安心してこの日を迎えることができました。

岩田先生、いつも本当にありがとうございます。  

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顎間関係を決定する方法として、

咬合高径を決定する方法。

水平的位置を決定する方法。

など、様々な方法がありますが、稲葉先生は計測法を用いています。 

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計測法、ウィリス法の中でも、稲葉先生はレオナルド・ダビンチの比例法を用いています。

ダビンチは、人間が美しく見える基準について法則化し、素晴らしい絵画を描いています。

レオナルド・ダビンチの比例法を応用し、患者様が一番美しく見える総義歯を製作します。

内眼角から口裂の距離は

鼻下点からオトガイ下点

鼻下点から鼻根点

鼻根点から顔面と頭蓋の境

瞳孔間距離

耳介の長さ

眉上隆起の端から耳孔端

までの距離と等しい。 

という法則です。  

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人工歯の排列に先立ち模型分析を行います。

まず模型を上から観察し、正中線を描きます。

前方では切歯乳頭を丸く囲い、その中心を決定します。

そこから矢状正中縫合を通り口蓋小窩の中点を通る線を引きます。

ここが左右の基準線となり排列します。

さらに切歯乳頭を通り矢状正中線に直角に線を引きます。

この線の延長上に犬歯が来ますから、この線をCPCライン、 即ちCanine-Papila-Canineと呼んでいます。

これは後に犬歯を排列するときの指標になります。

前歯の排列は石膏コアーを唇側にあてがい中切歯を排列します。

矢状正中縫合を正中線とし、切端の長さは唇側コアーから2~3mm見えるところに歯槽堤の形態とは関係なく位置付けます。

天然歯の切端の位置は平均して切歯乳頭の中央から7mmの所に中切歯の切端が来ます。

中切歯が決まりましたら、側切歯を排列します。

側切歯の切端は中切歯の切端から約1mm短くします。

さらに唇側はやや内側に入ります。

その後犬歯を排列しますが、これも唇コアを使用し排列します。

犬歯の位置は第一口蓋趨壁の端から2mmの所に犬歯の基底結節が位置し、 そこから7mmの所に来ますがこの時C-C-Pラインの延長上に犬歯の切端が来るように排列します。

このようにすべて計測や法則に基づいています。 

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このように、稲葉先生の総義歯はチュービンゲン大学、シュトラック教授のシュトラックデンチャーを原型としています。 

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稲葉先生が開発した上下同時印象法は、噛めるところ、即ち中心位での印象が採れる唯一の方法です。

咬合採得、中心位記録、フェイスボートランスファー、ゴシックアーチを1度で行う事により、 一連の作業を簡易化することができると同時に、患者様の情報を、 咬合器に確実にトランスファーすることが可能になります。

フェイスボートランスファーを使用することで、矢状正中とカンペル平面を読み取ることができます。

そして、シュトラックデンチャーの歯肉形成、よくご覧頂きたいと思います。

バッカルシェルフの厚み、そしてサブリンガルルームの大きさが特徴です。 

上下顎同時印象法の様子もすべて動画でご覧頂きました。 

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こちらが、ガンタイプのシリコン印象材で上下顎同時印象した印象です。

患者様の口腔内をすべてまるごとコピーできる画期的な手法です。

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日本の多くの大学で行われている総義歯はヨーロッパのギージーの流れを汲むものです。

ギージーによるシンプレックス咬合器に与える顆路傾斜は30度に設定し、 切歯路角は顆路も同様に30度に設定します。

したがって咬頭傾斜角も30度となり、フルバランスドオクルージョンが生まれます。

この時臼歯の排列はスピーの湾曲を作るように咬合平面を基準に排列します。

上下の歯槽堤の最も高いところを結んだ角度、いわゆる歯槽頂間線を基準に排列しますが、しばしば上顎の歯列が小さいときは歯槽頂を基準に排列する関係から正常に排列できない場合があります。

その角度は80度が基準で80度を超えると交叉咬合排列を行う必要があります。

いずれにしても歯槽頂を基準にした排列をするように指示されています。

その結果上顎の排列は歯列弓が舌側になり、頬の粘膜との間が空く結果となります。

そのため食物の停滞を招いてしまいます。

シュトラックデンチャーでは元歯が有った所に排列するのが原則であるため、 歯槽頂とは関係なく口腔周囲筋のバランスの良いところに排列するため、 頬側に食物の停滞を招くことを防ぐことが出来ます。

シュトラックデンチャーに使用する人工歯は咬頭傾斜25度のオルソシットを使用しますが、 咬合平面の傾斜などを考慮すると最終的な矢状顆路角は30度程度になります。

老人の下顎頭は平たんになっていることがほとんどであるため、 顆路を計測しそれを咬合器に与えても顆路が修復されることは望めないため、 平均的な顆路を与えて下顎頭のリモデリングを期待するのが良いと思います。

シュトラックデンチャーは義歯が下顎頭を誘導するというコンセプトですから、 しっかり上下顎ともに吸着する義歯を作ることが必要です。

これらの条件を満たす方法は上下顎同時印象によるデンチャースペースが再現できる私の方法が一番優れていると思います。 

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昨年の『総義歯ライブ実習コース』の模様を今回の学会で講演させていただきました。

(※患者様からセミナーや学会での発表の承諾をいただいております。)

患者様は、美しい口元と取り戻されました。

年齢も38歳と若く、今まで口元のコンプレックスで辛い思いを沢山されてきたと思います。

これからは、自信を取り戻し、第二の人生を歩まれるでしょう。

会場へ足を運んでくださった先生方、本当にありがとうございました。 

 

2014年8月26日

 稲葉歯科医院、院長稲葉由里子です。

『ドイツ式総入れ歯の基礎と臨床』【前半】に続いて【後半】のレポートをさせていただきます。

稲葉先生が、『上下顎同時印象法』を開発した経緯について、まず、お伝えいたします。

1978年ドイツ、チュービンゲン大学の客員教授として留学をしていた際、IVOCLAR社主催の総義歯のセミナーを受講しました。

その時の補綴研修部長が、Dr.Hans Shleichです。

大変な衝撃を受けたと言います。

日本の教育の総義歯とは全く違う方法で行われていました。

その時IVOCLARでみた方法は、スタディーモデルを上下顎同時印象でアルギン印象で行っていました。

稲葉先生は、それ以来、これをどうにか、上下同時に最終印象で、そしてシリコン印象で行いたいと、ずっと考えていました。

そして、20年前稲葉先生が代表を務めるIPSG発足を機会に、Dr.Hans Shleichを招き、IPSG発足記念講演を開催しました。 

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こちらがその当時の写真です♪

IPSG発足して、20年なので、ちょうど20年前の写真ということになります。

(左上のモノクロの写真には、わたしも写っています・・・(^_^;) 

日本歯科大学の講堂で開催された、とても懐かしい写真です。 

それから間もなく、稲葉先生は、ガンタイプのシリコン印象材が開発されたのを機に、最終印象を上下顎同時印象で取る方法を開発し、発表しました。

日本の総義歯は残念ながら遅れています。

現在の排列もギージーの方法のままです。

上下顎同時印象法は、特殊なものなので、大学の教育に取り入れられることはありません。

エビデンスがあっても、国家試験には結びつかないので、大学ではなかなか取り入れられるのが難しいテクニックなのだと思います。

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〜シュライヒ先生について、Dr.Hans Schleich〜

  • 1926年ドイツミュンヘンで生まれ、父親はワイン作りのマイスター
  • ミュンヘンで歯科技工士の資格を取得し、その後矯正学を勉強ドクターの資格をとる
  • リヒテンシュタインのイボクラー社の補綴研修部長となり、イボクラーデンチャーシステムを完成させる
  • その後イボクラーデンチャーシステムを広めるために世界各地で講演活動をする
  • ブラジル、サンパウロ大学から名誉博士の称号を受ける
  • 1994年イボクラー社を退職。

〜シュライヒ先生の功績〜

  • ヨーロッパの多くのプロフェッサーの業績を義歯の製作というテーマでシステム化し、イボクラーデンチャーシステムを作り上げた。
  • 即ち、印象はミュンスター大学マルクスコルス教授の上下同時印象用トレーであるイボトレー
  • 咬合器はデュッセルドルフ大学のベトガー教授のナソマート咬合器のシステム
  • ゴシックアーチ描記はポーランドワルシャワ大学のクラインロック教授の描記法、ナソメーター
  • 人工歯はチュービンゲン大学のシュトラック教授のオルソシット等を取り入れ、さらに印象材、カップバイブレーター、トレーレジン、イボカップシステムを開発し、総義歯製作の体系を創り上げた人 

 Dr.Hans Shleichが、今のBPSシステムのインストラクターの大元だったことは、あまり知られていません。

残念ながら今のBPSシステムとシュトラックデンチャーは違うものとなってしまいました。

シュライヒ先生、稲葉先生、そして総義歯の巨匠と呼ばれる先生方の技工インストラクターを務めてきた、故岡部宏昭先生が、BPSとシュトラックデンチャーの明らかな違いについて述べています。

BPSとシュトラックデンチャーの違い 

シュライヒ先生は、引退するとき、すべての資料、スライドを稲葉先生に託しました。 

世界中に広めてほしいと。 シュトラックデンチャーを絶やさないでほしいと。 

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今回の総義歯は、Ivoclarのストラトス200咬合器を用いて、お伝えさせていただきました。

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当時のIvoclar社のリンダーさんとグルネンフィルダーさんに、上下同時印象の説明をしているところです。 

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IPSGセミナールームでは、大画面のプロジェクターのスクリーンでご覧頂けるので、本当に細かいところまで、詳細に見る事ができます。

こちらの動画は、故岡部宏昭先生の排列の模様。 

これだけ、排列をしっかりと記録してあるDVDは他にはないと思います。 

2000個以上の総義歯を製作してきた、岡部先生が、 ポストダムの付与の仕方、シュトラックデンチャーの排列方法などを、トークと一緒にご覧頂きました。

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こちらが、IPSGで販売しているDVDです。

私の母である、稲葉則子が撮影、製作をしました。

母は、日大芸術学部、映画学科を卒業したので、映画を撮影したり編集ができます。

撮影も稲葉先生の目線よりも近くだったので(笑)とても勉強になると思います。

また、この作品は、岡部先生の遺作ともなりました。

岡部宏昭先生は、稲葉先生、シュライヒ先生などのナンバー2として総義歯の技工分野を担当。

特に人工歯の排列には天才的な感性があり、その知識 技術は他を寄せ付けないものがあります。

大変素晴らしい、DVDだと思うので、もしよろしければお買い求めください(^_<)-☆

『ライブで見せる究極の総義歯Ⅱ』   

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ポストダムの位置は後縁をアーラインに沿って模型に彫り込みます。

目安としてはハーミュラーノッチを左右に結び、口蓋小窩を通過する線が後縁です。

そして、ポストダムの付与について、  

上顎の場合には周縁の封鎖は、頬筋と口唇により封鎖されますが、 口蓋の部分は封鎖が難しく空気が侵入しやすくなります。 そこで、その対策としてポストダムを形成します。

ポストダムの位置は後縁をアーラインに沿って模型に彫り込みます。

目安としてはハーミュラーノッチを左右に結び、口蓋小窩を通過する線が後縁です。 その位置に2ミリ、ハーミュラーノッチと口蓋小窩の間に幅4ミリの波紋で、 深さはハーミュラーノッチと口蓋小窩の部分は深さ1ミリ、中間に2ミリの深さに彫り込みます。

と言われても、なかなかわからないと思います(^_^;

総義歯ライブ実習コースでは実際見ていただくことができますが、DVDでも、非常に詳しく解説されているので、ドクターにとっても、テクニシャンにとってもとても勉強になると思います♪ 

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シュライヒ先生のスライドより。

顎底の形により、人工歯の選択方法の参考になるということですが、稲葉先生は、ほとんどが、スクエアータイプを選んでいて、一番すっきりしていてキレイに見えると言っていました。

Triangularタイプはあまり選びません。

点接触よりも線接触のほうがキレイに見えます。 

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CPCライン

Canine(犬歯) Papilla(切歯乳頭) Canine(犬歯)を結ぶ線は総義歯の排列の基準になります。

人工歯の排列基準、とても参考になるので、ぜひ覚えて頂きたいと思います。 

切歯乳頭の中点から7ミリ外側(唇側)に中切歯唇面。

第一横口蓋数壁の末端からCPCラインに向かい9ミリ外側に犬歯の最大豊隆部。

CPCライン上に犬歯尖頭。

第一横口蓋数壁末端から2ミリ外側に犬歯の舌側の歯頸部。

こちらに関しても、ぜひ、ライブ実習で実際にご覧になるか、DVDでご覧頂きたいと思います(^_^) 

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同じく、パウンドライン

下顎の犬歯の近心隅角とレトロモラーパッドの舌側面を結んだライン。

そして、大切なのは顎舌骨筋の付着の仕方を頭の中に入れておく事です。

この部分は、シュトラックデンチャーでは使いません。

なぜなら、舌の動きを阻害してしまうから・・・ですね♪ 

 

ほかにもこの何倍もの貴重な資料がありました。

私は何度もこのセミナーを聞いてきましたが、新しい発見が沢山あり、患者様に早速伝えたいと思います。

ということで。

来月はいよいよ、実際に患者様をお迎えして3日間で問診から印象、技工作業から装着まで、すべてライブでご覧頂くコースが開催されます。

詳細はこちらになりますので、ぜひいらっしゃってください(^_<)-☆

総義歯ライブ実習コース開催  

ご参加いただいた先生方の感想も少しお伝えしたいと思います。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

▼総義歯の歴史がとても興味深かったです。人工歯の排列ひとつとってみても私達Drがしっかり勉強して技工士を誘導できるようにしないといけないと思いました。やはり稲葉先生の総義歯は究極だと思いました。

▼天然歯歯列の稙立状態と同じ場所に人工歯を排列することの重要性がよくわかり大変勉強になりました。また人工歯の排列がビデオでも詳しく見れてよかったです。

▼昨年のこのセミナーから参加させて頂きました。1年まわってようやく少しわかってきた気がしますが完全にマスターするつもりで今後も参加させて頂きます。

▼今までの総義歯の概念を全く変えるものでした。大変勉強になりました。今後も勉強させて頂きたいと思います。有難うございました。

▼初めてIPSGの講演に参加させて頂いてとても勉強になり、技工物製作の参考になりました。今後も機会がありましたら参加したいと思います。

▼本日も勉強になりました。日常臨床では「慣れ」からくる「横着」が少なくとも出ていることに反省です。原点に再びもどり日々精進したいと思います。

▼総義歯の基礎と臨床は今回で3回目になると思います。冒頭、飯塚会長がお話されていたように何度出席しても勉強になりますし、前回気付かなかった点に気づいたり、再確認することもありました。

▼いつも思うのは道具をそろえても技工士さんとのマッチングがうまくいかないことが多い。勿論こちらの技術の未熟さゆえの問題ですが、このシステムの道具をそろえてもう一度トライしてみようと思います。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:゜・:,。*:.。o○☆゜・:,。

ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございました♪ 




こんにちは。

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

2014年6月29日 顧問、稲葉繁が代表を務める、IPSG包括歯科医療研究会にて

『総義歯の基礎と臨床』が開催されたのでご報告させて頂きたいと思います♪

全国から沢山の先生方にお集りいただき、本当にありがとうございました。

今回、総義歯の歴史、ギージーやシュトラック、そしてシュライヒのデンチャーシステムを学ぶ事により、 温故知新、新しい発見が沢山ありました。

セミナーの内容は盛り沢山だったので、【前半】と【後半】に分けてお伝えしたいと思います(^_<)-☆

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日本で総義歯の評価は非常に低いです。

患者様に歴史を伝えること、きちんとした評価、基準など、付随した知識を伝える事も非常に重要だと感じます。

総義歯は歯科の知識の集大成と言っても過言ではありません。  

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日本の総義歯の技術は実は非常に古く、1538年に作られています。

当時としては長寿の74歳で往生した紀伊・和歌山の願成寺の草創者・仏姫の拓殖の木から作った木床義歯です。

当時は現在のように優れた印象材や模型材もなく、咬合器もない時代に、適合性に優れ、噛める義歯を作ることができたものであると、感心してしまいます。

当時の義歯の製作方法を調べてみると、非常に合理的であり、仏教芸術の伝統を受け継いでいることがうかがえます。 

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近代総義歯学の基礎を築いた、スイスの歯科医師のAlfred Gysi(アルフレッド・ギージー)の歴史をたどりました。

左上の図は、Condail顎関節顆頭と Incisal前歯がうまく協調がとれて、大臼歯と小臼歯の咬頭傾斜角が噛み合う。

という歯車に例えた有名な図だそうです。

右上の図では矢状顆路角の平均値、33度であることを述べていて、現在でも使われている貴重な内容を図に表した物です。

その他にも歯槽頂間線法則について、骨の吸収が進行していくと、咬合平面と歯槽頂間線のなす角度が80°以下になり、交叉咬合排列にするという説明の図が右下にあります。

これが、ギージーの義歯の弱点とも言えます。

と稲葉先生。

ギージーの排列では、頬筋のサポートが完全に得られない他、食渣が頬側に入りやすく、常に食物が停滞した状態になります。

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こちらは、IPSG副会長、岩田光司先生のパワーポイントで、わかりやすく、ギージーとシュトラックデンチャーの排列の比較です。

ご覧の通り、シュトラックの排列は筋圧のバランスのとれたところに人工歯が並んでいるのがわかります。   

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ギージーは様々な咬合器を開発しました。

シンプレックスの咬合器、ハノーの咬合器、ニューシンプレックス咬合器や、Trubyteの咬合器、それぞれ、すべてフェイスボートランスファートランスファーをしています。 

そして、人工歯の大きさは、顔の大きさの16分の1という基準も、100年経った今でも使われていますね♪

今回も、ギージーの歴史を辿ることで、本当に沢山の知識を確認することができました。 

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1949年ドイツ、チュービンゲン大学のシュトラック教授は、それまでのギージーによる歯槽頂間線法則を否定し、口腔周囲筋による安定を求めました。

歯列に対し、口腔周囲筋・唇・舌の力の均衡がとれるところに、即ち、もと有ったところ『ニュートラルゾーン』に歯を並べると共に、頬筋・唇・舌により義歯を安定させる方法を開発し、さらに顎機能に調和した人工歯を開発し特許を取得しました。

現在使われている、オルソシットがそれです。

最初は陶器で有名なフュッチェンロイター社の陶器でしたが、イボクラー社のコンポジットの人工歯となりました。 

歯槽骨がないような顎堤でも、維持を発揮でき、排列も自由に行うことができます。

上の図は、シュトラックがオルソシットの特許を取った時の貴重な写真です。

詳細な顎運動を計測し、ピラミッドの重なりを歯の咬頭とし、特許を取得した図もあります。

シュトラック教授は、チュービンゲン大学のケルバー教授の前の教授で、シュライヒ先生は非常に尊敬している教授でした。

1978年、稲葉先生は、たまたま、シュトラック教授の話を当時、Ivoclar社補綴研修部長で総義歯の講師をしていた、シュライヒ先生に話したことで、交流を持つきっかけとなったと言います。

このように、稲葉先生の『上下顎同時印象法による総義歯』には歴史的背景があります。  

ということで、【後半】で続きをお伝えいたします(^_<)-☆


2013年7月19日

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

最終日、いよいよ完成です

完成した総入れ歯はこちら♪ 

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イボカップシステムという重合方法で、上あごは薄くても強度を保っています。

粘膜で支える総入れ歯は、筋肉の細かい走行まで考えられています(^_<)-☆ 

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試適の段階で、吸着していたので、安心してセットを迎えました。

装着してすぐの写真です(^_^) 

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鏡でもご覧いただき、

「とってもいい感じ。綺麗に作っていただきありがとうございました。」

とおっしゃっていただきました。 

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見てください。

笑顔もこんなに素敵です☆

歯の見え方、スマイルラインもバッチリです♪ 

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そして、先生方お一人お一人に口の中を触っていただきました。 

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高瀬先生、あまりの吸着に驚いてくださいました☆  

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全員に確かめていただきましたが、先生方とてもびっくりされていました。

実際私も触らせていただきましたが、口を開けた方が吸着力が増し安定します。

何よりも患者様自身が大変喜んでくださいました。 

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セットしてからすぐ、先生方と一緒に食事を召し上がっていただきました。

こんな大胆なセミナーは他にはないと思います。

痛かったら噛めません。

一口目の食事を口に入れた時。

「下の前歯で軽く噛めます!」

というのが第一声でした。 

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食べにくそうな物を選んで薦める稲葉先生。

でも、しっかり噛み切っていました。 

お弁当の中にミョウガの漬け物が入っていたのですが、前歯でしっかり噛みちぎっていました♪ 

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びっくりしたのは、あまりにも自然だったことです。

噛める事を確かめたあとは、先生方と楽しくお話が弾んでいました。

最後に、 

「こんな素晴らしい歯を作っていただき、本当にありがとうございました。孫が一番最初に気づいてくれると思います。」 

とうれしそうにおっしゃっていただき、セミナーに参加してくださった先生方みんなが、うれしい気持ちになりました!

先生方から、感想をいただいたので、一部ご紹介させていただきます。

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▼とにかくすごいセミナーでした。言葉にするのは難しすぎるのですがあらゆる義歯のセミナーの中で圧倒的にレベルが高いと思います。そんなにレベルの高いものを本当に簡単にできるようにまとめられているのですごさがうまく表現できないですね。稲葉先生が実際に患者さんの治療をされている時にもすごすぎてリアクションが出せないんですね。他の先生もリアクションを出そうとすると取ってつけたようになってしまうのだと思います。早く1症例やってみたいです。

▼ 稲葉先生の究極のテクニックをまじかに見れてとても感激しました。稲葉先生もすごかったですが、岡部先生もすごかったです。

稲葉先生が「簡単にできる」と言われることがなかなかやってみて難しいことが多いです。一人でやっていると壁にぶつかった時にすぐ疑問が解けずそのままになってしまって結局先に進めない状況になることがあります。そんな時に問題解決の仕方があればいいのですが・・・

前回の総義歯セミナーに出て考え方が変わり、実習セミナーにでようと思いました。今回受講してみてこのシステムを考えられた稲葉先生の素晴らしさと岡部先生の技術の知識に感激しました。次は岡部先生のセミナーを受講して自分でシュトラックデンチャーを製作しようと思います。有難うございました。

3日間本当にお世話になりました。来年もこの3日間のコースに参加させて頂きたいです。

いつもありがとうございます。私の小さな悩みに対し、詳しく述べて頂き、大変わかりやすかったです。

大変勉強になりました。有難うございました。大学病院の教育方針を変えるのは難しいと思いますが上下同時印象の素晴らしさを私自身が習得することで少しでも若い先生方も総義歯治療に興味をもってくれたらいいなと思います。

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ご参加いただいた先生方、本当にありがとうございましたm(_ _)m 

今回ご協力いただいた、稲葉歯科医院の患者様、先生方の勉強になるためならと言う事ですべてご協力いただきました。

本当にありがとうございました。

2013年7月18日

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

今日は『総入れ歯ライブ実習コース』の2日目、いよいよ上下顎を同時に型とりをします☆♪ 

どんな感じなのでしょうか・・・(^_^)

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精密に型とりをするための、トレーの製作、そして患者様への試適を行います。

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こちらが、上下を同時に型とりをするためのトレーです。

ゴシックアーチ、フェイスボートランスファー、咬合採得という入れ歯に関する情報を得るための大事な行程です。 

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こちらも、顎の動きを記録するし、印字するためのピンの植立です。

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こちらが実際に描いた顎の動きです。

3点で描きます。 

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そして、いよいよ、上下顎を同時に型とりをします!

材料の量まで、詳しく解説しながら印象を採りました。 

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フェイスボートランスファーです。

この作業は、体の真ん中のラインをきちんと記録する方法で、歯並びが綺麗になるために大事なテクニックです。 

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そして、記録したお口の中の情報がこちらです! 

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ポイントは頬の筋肉の記録です。

印象時、患者様に「イ〜」「ウ〜」と発音をしていただき、患者様ご自身の筋肉を使っていただきます。

そして、大事なポイントが嚥下です。

嚥下、つばを飲み込むとニュートラルな位置、理想的な位置が記録できます。。 

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そして、排列というラボサイドの作業です☆

仕事も綺麗で素晴らしいです。 

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そして患者様の試適です。

患者様の表情、そして先生方の表情をご覧いただいてもわかるように、完璧でした。

ここで、拍手が起きたのも、長くこのセミナーを開催して初めてだったかもしれません。

ワックスの状態で、これだけの吸着がでたことに先生方びっくりされていました(^_^) 

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代表で、目黒先生にも触っていただきました。

「すごいです!」

という声に、先生方から笑いが起こり、稲葉先生も岡部先生も自信満々です。 

ということで、これからイボカップで重合、仕上げ、完成です!

明日のお昼は患者様に装着、そして一緒に食事をする予定です(^_<)-☆ 

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

7月13.14.15日『総入れ歯ライブ実習コース』が開催されたので、ご報告させていただきます。

当院顧問の稲葉繁が代表を務めるIPSGスタディーグループ、歯医者さん向けのセミナーです。

実際の患者様をお呼びして、型とりから、最後のセットまで3日間ですべてライブでご覧いただけくセミナーです。 

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やはり、総入れ歯の製作はドクター、テクニシャンが協力して初めて患者様に提供できるものです。

今回、沢山のテクニシャンの方にご参加いただきました☆ 

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今回も、稲葉先生の右腕としてタッグを組むのは、Dr.Hans Shleichの総入れ歯コースのインストラクターをつとめ、 阿部晴彦先生の元技工インストラクターをつとめてきた、岡部宏昭先生です。 

一日目は講義、そして患者様の型とりです。

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患者様の初診の情報を模型にしたものです。

顎の骨は極度に吸収して、真っ平ら。

普通に言われる、難症例ですね。 

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上顎の模型です。 

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そして、下顎の模型。

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2日目の上下顎同時印象を完璧なものにするため、集中して作業をすすめました。 

セミナーの後の懇親会の模様です(^_<)-☆ 

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場所はセミナーが開かれた、稲葉歯科医院の近く『ビストログラッソ』です。

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お料理も素敵でした♪ 

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勉強のあとのお食事、お酒は美味しいですね☆ 

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今回のセミナー、技工士の先生も沢山ご参加いただきました。

やはり、総義歯はお互いの協力があって完成し、患者様に提供できます。 

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わたしの両隣、テクニシャンの松浦先生と、小平先生。

そして手前に座ってらっしゃるのが、今回技工インストラクターを努めてくださっている岡部先生です。

今日改めて知った知識が沢山あり、とっても勉強になりました♪

明日はいよいよ、上下顎同時印象(上下を一緒に精密な型とりをします)です!

頑張りましょう(^_<)-☆ 

2013年7月14日

稲葉歯科医院の患者様の中には、スピーチ、講演をされる方、歌手、など発音することが特に大事なお仕事をされている方が沢山いらっしゃいます。

それぞれの発音に関して、調整する部位、入れ歯と発音の関係についてご説明させていただきます。

※こちらのパワーポイントは、IPSG副会長、岩田光司先生からいただきました。

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入れ歯にワセリンを塗り、粉をふりかけ、実際に患者様に発音をしていただき、調べたものです。

患者様が発音しずらい言葉を聞いて、その部位を薄く削ってあげる、または、足してあげるなどをして調整させていただきます。

タ行はわずかに舌が口蓋に当たる発音です。

患者様の発音を注意深く聞かせていただき、調整します。

もちろん、新しい入れ歯を入れる時は慣れが必要です。

お口の中は敏感です。

ですが、必ず慣れるので大丈夫です。

2013年7月 9日

先日開催された、『顎咬合学会学術大会』KaVo主催のランチョンセミナーで稲葉歯科医院、顧問の稲葉先生が講演をさせていただいたので、ご報告させていただきます☆♪

『カボシステムによる上下顎同時印象法による究極の総入れ歯』

稲葉先生が開発した総入れ歯システムについて、動画を用いて講演させていただいたので、まるで、患者様の治療を実際に見ているようでした(^_^) 

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今回のランチョンセミナーは東京国際フォーラムのB7という会場で、600名座る事ができる一番大きな会場です。

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400名分のお弁当のチケットもすぐに売り切れて、大盛況でした!

ひとつ、2000円のお弁当だそうです〜 

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こんな大きな画面で素晴らしい会場でした。 

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なかなか素敵です。

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後ろからも写してみました。 

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上下顎同時印象法の製作手順を説明中です。 

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動画も沢山大画面でご覧いただきました☆♪ 

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そして上下顎同時印象法についてもすべて動画でご覧いただきました。

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稲葉先生の総入れ歯は、KaVoというドイツの会社のプロター7という器械を使ったシステムです。  

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配列、そして試適です。 

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重合はイボカップシステム。

この重合方法を越える精度のものは未だにないと言ってもいいでしょう。

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そして完成です!!

ご来場いただいた先生方、本当にありがとうございました。  

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KaVoのブースの様子です。

ブルーのユニフォームがとっても鮮やかで素敵でした☆ 

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宣伝もばっちり(^_^) 

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KaVoのユニットの前で・・・ 

左から、IPSG名誉会長、大石尭史先生、稲葉先生、則子夫人、私、田嶋健先生、慶子夫人です☆♪  

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前日に『上下顎同時印象法による総義歯』のテーブルクリニックも開催されたのですが、本当に沢山の先生方にいらしていただきました。開始30分前にすべての椅子が埋まり、一時間以上の講演をずっと立ちながら熱心に聞いてくださっている先生方を見て感激しました。 

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テーブルクリニック終了後も、熱心に質問をしてくださっている先生方。

やはり、総入れ歯が見直されていること、その必要性を実感します。 

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IPSG技工インストラクターの岡部さんにも、一生懸命対応してくださいました。 

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今回、感じたのは若いドクターやテクニシャンの方々が非常に総入れ歯に興味を持ってくださっている事。

稲葉先生に直接、いくつもの質問をされている様子も新鮮でした。

これから若い先生方にどんどん覚えていただきたいと思います☆♪ 

やはり、こんなに素晴らしい総入れ歯のシステムは他にはないと思うので、どうにかして広めていきたいです。

ご来場いただいた先生方、そして全力でサポートしてくださったIPSGスタッフの皆様、KaVoの方々本当にありがとうございました!! 

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IPSGの打ち上げはパレスホテルのバーです☆

KaVoの稲垣さんもご参加いただきました。 

シャンパン、美味しかったです〜♪ 

 

2013年7月 5日

前半に引き続き、後半をお届けいたします(^_^)

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上下顎同時印象法による総入れ歯の利点は、総入れ歯を作る様々な行程がわずか1回で行う事ができるため、合理的であると同時に来院回数を減少することが可能になることです。

理想的なバランスを採る事ができます。特に、嚥下(つばを飲み込むこと)が可能なのは、このシステムでしかできません。

人工歯は頬舌的に筋圧のバランスのとれたところに配列できるため頬筋のサポートを得る事ができます。

舌の機能や発音を妨げる事なく、筋肉によってサポートされます。

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こちらは、アキュートレー(Ivoclar社で販売しています)で採ったスタディーモデルです。

入れ歯の安定に必要な場所を意識的に型とりできる優れたトレーです☆  

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そして、SIバイトトレー。

SIバイトトレーの開発により、かみ合わせの作業が本当に楽にそして綺麗になりました。 

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こちらが、上下顎同時印象を行うための精密トレーです。

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かみ合わせの動きを記録しています。



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ガンタイプのシリコン印象材を注入し、口の中のすべての情報をコピーします。

このシステムは、嚥下をすることができます。

嚥下により、患者様が食事をして飲み込む状態の印象がとれるということです。

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 フェイスボートランスファーです。 

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咬合器に再現したところです。

後ろからみて翼突口蓋縫線がつながっているのかを確認するだけでも顎位の確認になります。

ハーミュラーノッチの印象は辺縁封鎖するため、絶対にとらなければいけないポイントです。

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上下顎同時印象による、模型です。

沢山の情報がこの中にぎっしり入っています。

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以前の入れ歯と比較しても、こんなに大きさが違うのがわかります。

以前の入れ歯は、まったく辺縁封鎖がとれていません。 左右のバランスが違うのも一目瞭然です。

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このピッチングテスト・・・

前半にお伝えさせていただいた、ギージーの動画とそっくりですね(^_^) 

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そして、患者様と一緒に、装着直後にお食事です。

前歯で患者様がこんにゃくや、お肉を噛み切れるかどうか、みんなで見る・・・

なんていう実習は他には絶対ないと思います。

もちろん、患者様はお弁当、完食されていました(^_^) 

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さらにこのシステムを応用し、オーラルディスキネジアや、脳卒中後の麻痺のある患者さんに対してよい成績を上げています、顎関節症を伴う総義歯患者においてもよい成績をあげています。 

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最後に先生方の質問にも詳しくお答えさせていただきました☆ 

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今回初参加の小西浩介先生です。

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そして、技工士の松浦秀亮先生。

稲葉先生の総義歯システムに感激したとおっしゃっていただきました。

セミナー終了後の懇親会も開催されました。

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セミナー終了後、かなりリラックスしている状態です。

来月、7月13.14.15日はいよいよ『総義歯ライブ実習コース』が開催されます。

『総義歯ライブ実習コース』の詳細はこちらです!!

総義歯ライブ実習コース   

▼IPSGのセミナーの一日を追った1dayレポートはこちら
(IPSGのセミナーの雰囲気がわかるかと思います☆)

IPSG1dayレポート 

 

 

 

2013年6月29日

こんにちは。

稲葉歯科医院、院長の稲葉由里子です。

先日、顧問の稲葉繁先生の歯医者さん向けのセミナーが開催されました。

『総入れ歯の基礎と臨床』

稲葉歯科医院の患者様にもご報告、お伝えしたいと思います☆

内容盛りだくさんだったので、前半、後半の2回にわけてお伝えいたします(^_^)

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全国から沢山の先生方にお集りいただき、稲葉先生が開発した総入れ歯のお話しをさせていただきました。

私たち歯科医師は、総入れ歯の患者様をいかに少なくするか、ご自分の歯で噛んでいただけるように、できるだけ総入れ歯になるのを食い止めなければいけないということを常に意識しなければいけません。

残念ながら、歯をすべて失ってしまった方は大勢いらっしゃいます。 

歯を失ってしまった方に、最善の知識と技術を提供できる技術を今回先生方に身につけていただきたいと思います。 

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日本の総入れ歯の技術は実は非常に古く、1583年に作られています。

当時としては長寿の74歳で往生した紀伊・和歌山の願成寺の草創者・仏姫の拓殖の木から作った木床義歯です。

当時は現在のように優れた印象材や模型材もなく、咬合器もない時代に、適合性に優れ、噛める義歯を作ることができたものであると、感心してしまいます。

当時の義歯の製作方法を調べてみると、非常に合理的であり、仏教芸術の伝統を受け継いでいることがうかがえます。

その製作法の鍵は、蜜蠟を使った型とりの方法です。

これは蜜蠟を鍋で温め、それを一塊として患者様のお口の中に入れ、口の中の情報を丸ごと取り出すという方法です。

一塊にしたものを上下に分けたので、正確な咬合位の再現が化のになるのは当然です。 

稲葉先生は日本の歴史から総入れ歯を学び、蜜蝋のように上下一緒に型とりができる方法がないかずっと模索していました。

そしてガンタイプの材料が開発されたのを機に、上下顎同時に型とりをする方法を開発します。 

稲葉先生の総義歯は、世界最古の木床義歯による上下同時印象、そして化石の原理が原点です。

化石は一つのものを二つに割っても、必ずもとに戻ります。

一個の石をふたつに分けると魚の化石とプリントされた陰型が現れますが、重ねると必ずひとつに戻ります。

総入れ歯も一緒でひとつの固まりを咬合器という器械で、ふたつに分け、最後に戻すという考えです。

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従来の総義歯のウィークポイントについて 

  1. 患者様自身の筋圧で印象不可能
  2. 平均した圧力で印象できない
  3. 機能時の口腔周囲筋の印象が不可能(フレンジテクニックはかなりラフです)
  4. 嚥下ができない
  5. 上下別々に印象を採得するため誤差を生じる(翼突口蓋法線が伸びてしまいます。義歯の脱落の主なものは粘膜面にエアーが入ってくることで、上顎は口蓋からはずれます。上顎の口蓋は封鎖がむずかしいからポストダムをつけ、下顎は臼後三角までしっかり伸ばします)
  6. 来院回数が多くなる
ということが上げられます。
 
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上下顎同時印象法を行って、総義歯を製作するシステムの利点はつぎのとおりです。

  1. 咬合採得、ゴシックアーチの描記、フェイスボートランスファー、上下顎同時印象をわずか1回で行うため、合理的であると同時に来院回数の減少が図れる。
  2. 咬合採得した位置で最終印象を行うため、顎位の誤差を生じない。
  3. 印象採得中に嚥下を行わせるため、口腔周囲筋の印象採得が可能である。
  4. 最終印象をフェイスボートランスファーし、咬合器に付着できる。
  5. 印象面に口腔周囲筋、口唇、舌の形態を再現することができる。
  6. ニュートラルゾーンに人工歯を排列できる。
  7. サブリンガルルームを利用することにより舌による良好な維持が期待できる。床を後舌骨筋窩まで延長する必要がなく、舌の動きを阻害することがない。
  8. イボカップシステムの応用により重合収縮を補正し、適合が良好なため、ウォーターフィルム減少を得ることができ、維持がよい。
  9. 顎堤が極度に吸収している症例でも、頬筋、口唇、舌の維持ができる。
さらにこのシステムを応用し、オーラルディスキネジアや、脳卒中後の麻痺のある患者さんに対してよい成績を上げています、顎関節症を伴う総義歯患者においてもよい成績をあげています。
 

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ちょっと専門的で難しいと思いますが、「上下顎同時印象法による総入れ歯の製作法」は、患者さまの筋肉が以前あった状態を再現するように誘導する方法で、患者さまご自身の口の動きによって再現します。

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そして、近代総義歯学の基礎を築いた、スイスの歯科医師のAlfred Gysi(アルフレッド・ギージー)の歴史を勉強しました。

Gysiはカンペル氏の平面のコンセプトを作ったり、 シンプレックス咬合器、トゥルバイト人工歯の開発など、沢山の業績を残しています。

今回、90年前の『ギージーフィルム』(和田精密技研)をご覧いただきました。

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ピッチングテストの様子です。 

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ギージーが咬合器に付着している様子です。

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切歯路角を調整しています。

90年前の総義歯の制作方法、今はどうでしょうか。

これ以上の総義歯を作っていますか?

せめて、これを超えないといけないと思います。

ということで、後半に移ります〜♪ 

 

 

2010年2月25日

上下顎同時印象法による総入れ歯

 

歯がない状態と、上下顎同時印象法による入れ歯をいれた状態では、こんなに違います。

 

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 初診

入れ歯がゆるくてかめない、動くから痛い。

人前で話をするのがおっくうになるという理由で来院されました。 歯に対して、とても劣等感があるともおっしゃっていました。

 

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痛くなく、食事が楽しめて、劣等感をなくしたい。

という切実な希望により、上下顎同時印象法による総入れ歯で治すことになりました。

第一回目の型取りをしました。

模型にしたものと、以前使われていた入れ歯を比べてみると、入れ歯、本来のスペースよりもだいぶ小さく作られていて、筋肉によるサポートがほとんどないことがわかりました。

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  この模型をもとに、精密な型取りをするための道具をつくります。

ここからは2回目の来院です。

下の写真はゴシックアーチといって、顎のうごきの記録をとるものです。

顎の動きは正常でした。

 

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上のトレーを使って、上下を一緒に精密な型取りをします。

このとき、同時にからだの正中に対する顎の位置の記録、かみ合わせの高さも同時に記録します。

型取りの最中に、つばを飲み込んでもらうことで、食事をしているときのお口の中の筋肉の状態が再現されます。

 

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  型取りをしたあと、その人の肌の色、顔の形を見ながら、人口の歯を選びます。

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 たくさんの情報を、咬合器というかみ合わせの器械に移します。

 この模型で、入れ歯を作ります。

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入れ歯が完成する前にワックスで形を作り、人工の歯をすべて並べた状態で、チェックします。

 このとき、発音、適合、審美性など、こまかく確認をします。

 

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重合はイボカップシステムで行います。ワックスを硬い材料にかえます。

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入れ歯が完成、お口の中に入れたところです。

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 フルバランスドオクルージョンというかみ合わせの誘導をつけています。

咬合器の情報がそのままお口の中でもしっかり合っていました。

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入れ歯を入れた後、数回の調整を行い、患者さんはこの入れ歯を自分の体の一部にしてしまいました。

発音がしっかりできるようになったことも喜ばれていました。

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稲葉歯科医院の総入れ歯は、『上下顎同時印象法』という治療方法で良好な結果を得ていますが、この治療方法は父の稲葉繁が開発し、全国の先生方に広めている方法です。

歯科医師向けの本や雑誌は何冊もでているのですが、患者さん向けの文章がほとんどないので、今回から数回にわたり、総入れ歯について私がなるべくわかりやすい文章にして、みなさんにお伝えしたいと思います。

まず一回目は現在一般的に治療されている入れ歯の製作方法と上下顎同時印象との違いについて書きたいと思います。



江戸時代の人がぴったり合う入れ歯を使ってた!?

世界最古の木床入れ歯が日本の江戸時代の埋葬頭がい骨から発見されました!
とてもよく使われていたようで、歯が天然の歯のようにすりへっているのです。
よほど合っている入れ歯でないとこのようなすりへりはないことから、本当にびっくりしてしまいます。
当時の入れ歯の製作方法を調べてみると、とてもよくできていて、仏教芸術の伝統を受け継いでいることがわかります。
その製作方は、なんと、みつろうを使った型とりを上下一緒に行っていたのです。
みつろうを温め、そのかたまりを患者さんの口の中に入れてかみ合わせの高さまで記録します。
そのみつろうを口の中から取り出して上下二つに分けるのです。
江戸時代にこのような素晴らしい方法で製作していたなんて感心してしまいます。
舌の役割、総入れ歯でも同じ動き、機能を果たします。
わたしたちが生きていくための栄養摂取の第1段階として食事をするためのお口の中の機能はとても重要です。
歯があるときの舌の使い方、発音の仕方などは、歯がない総入れ歯の場合も同じ使い方をします。
まず、嚥下(食事をする)時、最初に舌を上あごに押しつけ、その後徐々に後ろのほうに移動して食物を飲みこみます。
このような舌の行動は、入れ歯をはずしてしまいやすくなります。
その際、入れ歯をはずれにくくするには舌が後ろに移動していく時にさわるあたりを安定させることが大切です。
また、発音に関しても舌はとても関係が深いです。
入れ歯が安定し、しっかりと吸着するには「天然の歯があったころと同じ場所に人工の歯を入れることが最も良いとされています。
歯があるときの状態は、外側からは頬の筋肉の圧力、内側からは舌の圧力によりバランスが保たれています。
たとえ、歯を失ってもこの状態は変わらず、外側からは頬の筋肉、前方からは唇が内側に押しているのですが、舌は外側への支えを失い、歯があった時と比較すると舌は大きく広がり、歯の入るスペースがないように見えます。
そのため、歯のない状態の型取りは非常に困難なように見えます。
「上下顎同時印象法による総入れ歯の製作法」は、この困難な型取りを患者さん自身に再現していただく方法です。
先生が想像して型をとるよりも、患者さんの以前あった筋肉の状態を上手に誘導してあげることで、患者さんが再現できることが理想的です。
私たちが食事をするとき、お口の中の筋肉がどのように働いているか、ちょっと想像してみてください。
そうです、つばを飲み込むとわかりやすいと思います。
唇、舌が強い力で歯を押し付ける感じになり、口の中は圧力がかかります。
これは入れ歯に対しても同じため、食事をするときと同じ筋肉の状態を 再現できるのがいいですよね。
食事をした時と同じ、つばを飲み込む状態なんて普通、どうやって型取りをするのだろう・・・・って思いますが、「上下顎同時印象法」では型とりの最中に、つばを飲んでもらいます。
これは、上下別々で型取りをしていた従来の方法では、絶対できなかったことです。
もちろんこの最終的な型取りをする前の準備があります。
あらかじめ、入れ歯の高さ、正中があっているかどうか、左右が対称であるかどうか確認して、専用のトレーを作成しておきます。
従来の入れ歯の形は入れ歯を下顎の舌の後ろ側に長くのばしていました。長くのばしておくと安定がいいからです。
でも、欠点があります。舌が動いていないときは入れ歯がはずれないのですが、舌が少しでも動き始めると入れ歯がはずれてしまうのです。
これでは、安心して舌を動かせません。
それに対して「上下顎同時印象法」による新しい入れ歯の形は舌の前方あたりのやわらかいところ(サブリンガルルーム)を利用して、舌が自由に動けるようにしました。
歯が抜けると、骨が薄くなります。そこをおぎなうのが床(ピンク色のプラスチック)ですが、この床の面積を大きくするほど、入れ歯もよく吸着します。
頬の筋肉の力のサポート、唇のサポートそして舌のサポートにより、入れ歯は吸着し、そのバランスが保たれているところに人工歯を並べると、とてもよい入れ歯ができあがります。
このバランスが合っていないと、笑った時に、下の歯しか見えなかったり、かみ合わせが低くて顔がつぶれたように見えたりします。


笑った時に見えるのは、「歯 」だけ見えるように作るのが理想的です。
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上下顎、別々に型取りをする従来の方法はこのような歯の情報を得るのが難しいことから、「上下顎同時印象法」は精度の高い新しい技術と言えると思います。

総入れ歯
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稲葉歯科医院 院長 稲葉由里子 顧問 稲葉繁

稲葉歯科医院
院長 稲葉由里子

昭和44年に父、稲葉繁(現・顧問)が文京区伝通院で稲葉歯科医院を開業、平成11年に場所を移して秋葉原で新しく開業しました。

「入れ歯が合わず、食べたいものが食べられない」
「口を開けると金属のバネが見えるのがいやだ」
「うまく発音できないので、しゃべるのがおっくう・・・」

このような入れ歯のお悩みをお持ちの方、多いのではないでしょうか。

当院では、入れ歯の本場ドイツで直接学んだ技術を活かし、つけていることを忘れるくらい、自分の歯のように何でも噛めて、笑顔に自信がもてる入れ歯を作っております。

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