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部分入れ歯が合わなくて困っています

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Q.先日保険適用で部分入れ歯を作っていただきましたが、合わずに困っております。
下の方の左右奥歯の入れ歯(左奥4本と右奥3本分を針金で繋いだ形で残っている歯にバネの金具をはめています)なのですが、まだ1日中入れて使用したことがないほどです。昨日、久しぶりで病院に行き当たる部分を直して頂きましたが、まだ、噛むとなんだかしっくりせず、外して食べた方がよほど噛みやすいくらいです。(無理に入れ歯を使用しなくてもいいのでしょうか?)残っている歯も神経の治療がしてあって弱いと先生がおっしゃっていました。なんだか噛んでいるうちに浮いてもくるようですので、保険適用の安いもの
(7千円くらいでした)で作ったから精度のいいものが作れなかったのかな。等と思っています。

A.下の歯は親知らずを含めないで14本あります。その半分7本の奥歯を失ってしまったということですね。


現在、日本の保険診療で行われる方法は、クラスプという金属のバネを残っている歯にかけて入れ歯を支えるようなものです。簡単なバネのため奥歯のような力がかかるところで食べ物をすりつぶしたりすると動くため違和感があるのでしょう。
また、天然の歯と人工のプラスチックの歯ではまったく形も硬さも違うため上手に機能できないとも思われます。歯の溝は適当についているわけではなく、前に動かす時、左右に動かす時など、ルールのある溝がついています。
それが入れ歯の場合、溝がないまっ平らな形をしていてうまく食べ物もすりつぶせません。

かみ合わせの平面もとても大切で左右が対称であることは基本ですが、入れ歯があっていない患者さまの歯を調べてみるとこの基準が合っていないことがあります。
このようなこと、すべてをひっくるめて「入れ歯がしっくりこない」と感じているのだと思います。

このクラスプを使った部分入れ歯の良いところは、保険がきく、歯を抜いた時の仮の歯として使えることです。悪いところは、いくつかありますが、まず、長く使うことで、バネをかけた歯がゆるんでしまうことです。その理由は入れ歯の取り外しの時に歯に負担がかかることと、食べ物をすりつぶす時入れ歯が揺れると、それを支えている歯も少しずつ揺れるためです。

クラスプというバネをかける位置、私たち歯科医師が歯を抜くときに使う器具の位置と一致しています。
クラスプは歯を抜くような動きをゆっくりしてしまうため、気がついたら歯槽膿漏と同じ症状で歯がゆるみ、結果的に歯を失わせてしまいます。
また見えるところに金属色のバネがかかるので見た目が悪いです。

入れ歯の先進国のドイツでは、歯科大学の学生の教育において、クラスプによる入れ歯は行われなくなりました。

●食事をするとき外して食べた方がよほど噛みやすいくらいです。(無理に入れ歯を使用しなくてもいいのでしょうか?)

というご質問についてはやはり、もちろん入れたほうがいいと思います。
その理由は、上の歯と下の歯はかみ合ってバランスを保っています。どちらかに歯が入っていないと、機能していないため、歯が弱くなってしまったり、伸びてきてしまったりします。伸びてきてしまった歯はあとでかみ合わせの平面をそろえるときに調整が大変になることがあります。

もうひとつ、奥歯がないと顎の関節が悪くなることがあります。かみ合わせと関節の動きは対になっているため奥歯がないことで、関節にも大変負担がかかります。関節をひっぱる筋肉の動きは頭を支える首の筋肉とつながっています。そのため、肩こり、腰痛、頭痛などの症状を引き起こすこともあります。

それでは、これらの問題を治療法を解決できる方法はあるのでしょうか?
一つはインプラントによる治療方法です。

顎の骨の中にチタンの土台を入れて結合させる方法です。今回の患者さまの場合7本のインプラント・・・ということになります。
今回の場合、
●残っている歯も神経の治療がしてあって弱いと先生がおっしゃっていました。
ということなので、インプラントではなく、また保険のクラスプ義歯でもない、ドイツで開発されたテレスコープ義歯をご紹介させていただきたいと思います。

テレスコープ義歯には3種類ありますが、中でも「リーゲルテレスコープ」は、稲葉繁(当院の顧問)が初めてドイツから日本に紹介した入れ歯です。稲葉繁顧問は、 1978年から1年半の間、チュービンゲン大学のケルバー教授から直接リーゲルテレスコープについて学び、本場の技術を習得しました。
高い口腔理論と技術を必要とするため、日本ではまだまだ普及が進んでいないのが現状ですが、超高齢社会を迎えた日本において、今後広まっていくことが予想されます。

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