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ドイツの入れ歯に用いられる金属〜ゴールドメタルの魅力〜

ドイツの入れ歯、テレスコープ義歯に用いられる材料は日々変化をし続けており、現在ではコバルトクロムやPEEKという人工関節に用いられる材料での加工が進められています。
しかし、コーヌスクローネにおいては従来通り、ゴールドを使うことが推奨されています。
 
ゴールドは、歯科の分野において最初に使われた金属材料です。
 
現在でも相変わらず生体安定性や良好な加工性および精度を持っていることから、優れた材料であることに代わりはありません。
 

 
今から2900年〜2100年前、イタリア中部でエトルリア文明が栄えました。
 


 
この時代に金工芸が盛んに行われるようになり、その技術を歯の治療に用いて歯を固定したり、ブリッジをして修復をしていたことに驚かされます。
 

 
日本を「黄金の国ジパング」としてヨーロッパに紹介したのは、マルコ・ポーロです。
 

 
当時、マルコ・ポーロが旅をした中で、13世紀中国のザルダンダン地方に上下の歯すべてに金冠を被せている民族がいたという手記が「東方見聞録」に残されていたそうです。

 

ゴールドは、いつの世にも憧れの金属であり、加工の容易さと腐食い耐える安定性によって古代から永遠に価値の象徴として珍重され、多くの文化圏において財宝の扱いをうけてきました。

 

私たちが患者さまに提供させていただいている、テレスコープ義歯においても長い歴史を持つゴールドを加工しております。

 




 
ひとつひとつ、歯科技工士がワックスを用いて形どった鋳型に、鋳造という加工を経て金属に置き換わります。
 
簡単にお伝えすると、ゴールドの融点よりも高い温度で溶かし、鋳型に流しこむという感じです。
 


 
このように、棒を伝って金属が流し込まれます。
 
同じ温度域で行うために、熟練した技術が必要となります。
 


 
コーヌスクローネに使われる金属は、鋳造の時効効果があるものを選ぶことが重要で、ビッカース硬度255程度のものが最適と言われています。
 
従って、ゴールド以外、他の金属では適合は難しいのです。
 
ゴールドと鋳造の歴史は、紀元前9世紀から8世紀とされており、長い間引き継がれている素晴らしい技術だと感じます。

 

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