入れ歯になると見た目にすぐわかるものでしょうか?(30代前半 女性)
入れ歯になると見た目にすぐわかるものでしょうか?(30代前半 女性)
Q.子供を出産後、むし歯がひどくなり、最近では歯周病の症状が出てきた感じもあり思い切って歯科医院で治療をしました。もともと歯根が短くて、歯の質も弱いとのことです。特に前歯がグラつき、噛み切るのが怖いです。歯科の先生に残りの歯も長く持たないと言われ、自分自身もそう思います。
しかし、現在30代前半で入れ歯には抵抗があった為、一旦治療は終了しています。でも、見た目もかなり悪くなってしまって話すことも億劫になってつらいです。毎日悩んでいて、どうしたらいいのか分かりません。
入れ歯になると、見た目にすぐわかるものでしょうか?治療にはかなりの期間がかかるものですか?30代前半で入れ歯の方っているのでしょうか?アドバイスお願いします。
A.入れ歯であることが、見た目でわかりますか? という事は、多くの患者さまが心配されることの一つだと思います。

見える部分に、あきらかに目立つ金属のバネや色が見える場合は、入れ歯であることが、見た目にわかると思います。 しかし、昨今目立たない入れ歯が様々あります。そのため患者さまが違和感なく自信を持って笑うことができれば、見た目に入れ歯だということは、気づかれることはありません。
当院では、その中でもドイツで開発されたテレスコープ義歯をおすすめしております。
ドイツ式入れ歯、テレスコープ義歯は金属の金具も見えないため、患者さまに安心してお使いいただいております。
見た目が美しいというだけではなくて、しっかりとした機能を兼ね備えているのが特徴です。取り外しをしている時間が一日の中でも非常に少ない(歯ブラシをするときのみ)ので、ご自分の体の一部と考えていただき、使っていただきたいと思います。そして、何よりも今後歯を悪くしてしまうことを予防できるような効果もあります。
例えばこちらは、上あごにレジリエンツテレスコープ、下あごにコーヌスクローネという入れ歯で治療をさせていただいたものです。
一見、大きく見えて、入れ歯であることがわかってしまうのではと不安に感じられるのではないでしょうか?


しかし、実際に患者さまのお口の中に入れると、このように見えるのは白い歯だけという状態になります。
患者さまが微笑んだ時、大きく笑った時の状態を全てチェックして、白い歯以外は見えないように歯科技工士と相談をしながら製作に取り組んでおります。
当院では全ての患者さまに歯科技工士が立ち会い、遠近法や光の光源なども考慮して、患者さまが一番美しく見える工夫をしております。
治療にはかなりの期間がかかるものですか?
ドイツ式入れ歯、テレスコープ義歯の治療期間は患者様によって違いますが、だいたい4か月から6か月ぐらいです。(製作作業が精密で時間がかかるため)治療期間はもちろん仮の歯を入れるので、見た目や食事をするのに困らないようにするのでご安心してください。
30代前半で入れ歯の方っているのでしょうか?
入れ歯になる原因はさまざまであり、年齢は関係ありません。30代前半で入れ歯の方は実はたくさんいらっしゃいます。

「自分だけだったらどうしよう。」
「歯科医院へ行くのが恥ずかしい。」
というお気持ちがあると思いますが、不安な気持ちで一生過ごすことを考えると、一歩前に進んで、ご相談いただきたいと思います。きっと不安な気持ちは消えてしまうと思います。
ブログには、様々なお悩みを持った患者さまの治療例や、治療後の様子などを掲載しておりますので、ご参考になさってください。
また、30代、40代ですべての歯を失ってしまったとしても、諦めないでいただきたいと思います。
総入れ歯は、これまでの悩みを一気に解決することができ、見た目に美しく、食事をすることに困っていた不安を解消することができる素晴らしい方法です。
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