稲葉歯科医院は、患者様に合わせたオーダーメイドのドイツ式入れ歯治療を提供しております。
2019/04/02
若い方の総入れ歯治療について、YouTubeチャンネルでもお伝えしておりますので、どうぞご参考になさってください。
歯周病があり、次々と歯を失ってしまっているケース。
特に残っている歯が数本しかない場合、「総入れ歯になるまで歯が抜けるのを待ちましょう。」または「もう、歯を保つことができないから、抜いてインプラントにしましょう。」という先生の言葉は、患者さまにとって精神的にも大変不安な状態にあると思います。
総入れ歯にするタイミングについて、相談をお引き受けするケースがありますが、ほとんどの患者様は総入れ歯ではなく、数本でも残せる場合が多くあります。
歯が弱く、本数が少ないからと諦めるのはまだ早いのではないでしょうか?
当院で、ご提案させていただいている方法は、少なくとも、ご自分の歯を利用して入れ歯を支えるレジリエンツテレスコープという入れ歯をご提案させていただいております。
レジリエンツテレスコープは、入れ歯先進国、ドイツにおいて開発された方法で、外科的な処置がないため、安全な治療方法とも言えます。
自分の歯の根には歯根膜というクッションがあり、噛んだときにその感覚を脳に送る役割があります。1本でもご自分の歯を守ることが大事なのはこのような歯根膜の反応を保つためでもあります。
「味」は噛む事で、脳に直接刻みこまれます。噛む事で唾液が出てきます。時間をかけて、楽しく食卓を囲むということは、私たちの五感をも刺激します。
総入れ歯になるタイミングを待つのではなく、できる限りご自分の歯を保ち、活用し続ける方が良いのではないでしょうか?
詳しくは、こちらのページに掲載してありますので、ご覧いただければと思います。
▼レジリエンツテレスコープ
今回、ご紹介させていただく患者様は、海外在住50代女性です。
ご相談の際に、
「歯医者へのトラウマが非常に強く、最後に歯医者へ行ったのは、40年前であり、ほとんど丈夫な歯は残っておりません。
おそらく先生がご覧になった中でも最悪のケースに当てはまると思います。上顎だけ総入れ歯しかないだろうと思っていましたが、貴院のサイトを見て、レジデンツテレスコープというのでもひょっとしたら可能かなと思いました。海外在住の場合は、前もってメールでご相談いただけるということですので、引き続き心理的なトラウマが強くあるものの、やっと決心してメールをさせていただいています。残せる歯があるかどうか不安です。どうぞよろしくお願いいたします。」
とのことでした。
しばらくの間メールでやり取りをさせていただき、3ヶ月日本に滞在をお願いし、無事に完成まで終える事が出来ました。
患者さまの歯は3本残す事が出来ました。
レジリエンツテレスコープは、総入れ歯になるタイミングを待つのではなく、残っている歯を守りながら使っていただき、万が一、歯を失ってしまったとしても修理をすることで、そのままお使いいただくことができます。
今回、3ヶ月という短い期間で製作をお願いしたのは、Weber dental labor の石川太一さん。
患者さまが最も美しく見えるように、様々な工夫をしてくれました。
また、口元のほうれい線が目立たなくなるように、内側からボリュームも出したり、様々な工夫もされています。
総入れ歯になるのを待つよりも、残っている歯守りながら利用する事ができる方法をお勧めしたいと思います。
また、総入れ歯に移行したとしても、修理をさせていただき、そのままお使いいただくことができます。
残念ながら全ての歯を失ってしまったとしても、あきらめる事はありません。
総入れ歯は、レジリエンツテレスコープ同様に、内側から自然なボリュームをだすことができるため、口元を自由に作ることができ、若々しい表情を一気に取り戻すことができる方法です。
初めての総入れ歯に不安を持たれている方へ。
実際に、初めて総入れ歯を入れた方々の不安なお気持ち、その後の経過なども詳しくブログに掲載されておりますので、ぜひご参考になさってください。
▼初めての総入れ歯装着後3週間の様子>>>