ノンクラスプデンチャーのデメリットについて | 東京千代田区の稲葉歯科医院 入れ歯専門サイト

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ノンクラスプデンチャーのデメリットについて


 
【目次】
 
●ノンクラスプデンチャーによって、入れ歯が使えなくなってしまった方の6つの症例のご紹介
 
●なぜノンクラスプデンチャーが使えなくなってしまったのか
 
●どのような方法だと歯を守ることができるのか

 

ノンクラスプデンチャー噛めない原因は?
 
の続きとなります。
 
ノンクラスプデンチャーの一番のデメリットは、入れ歯の沈み込み防止のためのレストがないからとお伝えいたしました。
 

 
特に柔らかいタイプのノンクラスプデンチャーは、レストをつけることができません。

 
❶症例1
 
50代女性
 

 
上あご3本を支えとしたノンクラスプデンチャー
 

 

 
最初、見た目はよかったかもしれませんが、噛む力に対して、入れ歯の沈み込みを防ぐレストがなかったため、入れ歯は歯ぐきに食い込み、支えている3本の歯は傾いてしまいました。

 

 
それに伴い、噛み合っている下の歯もグラグラしてしまい、結果、上あごは総入れ歯、下の歯はドイツ式入れ歯、コーヌスクローネで治療をさせていただきました。
 
●治療内容
上あご総入れ歯
下あごドイツ式入れ歯、コーヌスクローネ
抜歯、即時義歯など含む
 
●治療期間・回数
1年・15回
 
●費用
上あご総入れ歯¥1,500,000(税別)
下あごドイツ式入れ歯コーヌスクローネ¥2,800,000(税別)
(自由診療)
 
●リスク・副作用
清掃を怠ると歯周病が起こることがあります。
年月の経過により骨が吸収する場合もあります。
 
❷症例2
 
40代女性
 

 
上あごは総入れ歯、下あごにノンクラスプデンチャーが入っておりました。
 

 
レストがないため、同じように入れ歯が沈み込みを起こし、残っている歯もグラグラして保存することができませんでした。
 
上下共に総入れ歯治療をさせていただきました。
 
●治療内容
上あご,下あご総入れ歯
抜歯、即時義歯など含む
 
●治療期間・回数
1年・10回
 
●費用
上あご総入れ歯¥3,000,000(税別)
(自由診療)
 
●リスク・副作用
年月の経過により骨が吸収する場合もあります。
 
❸症例3
 
30代女性
 

 
上あごにノンクラスプデンチャー、下あごにクラスプデンチャーが入っておりました。
 

 
レストがないため、入れ歯が沈み込みを起こし、前歯の部分にお痛み、ぐらつきがありました。
 


前歯の部分に金具は見えませんが、機能的には噛むことができず、上下共にドイツ式入れ歯で治療をさせていただいている途中です。

 
❹症例4
 
50代男性
 

 
上あごクラスプデンチャー、下あごノンクラスプデンチャーが入っておりました。
 

 
こちらもレストがないため、ほとんど使うことができずにいらっしゃいました。

 

 
噛み合わせが全体で低くなってしまい、上下共に噛み合わせの高さを上げ、ドイツ式入れ歯で治療をさせていただいている途中の方です。
 
❺症例5
 
50代女性
 

 
上あご前歯3本と小臼歯を利用したノンクラスプデンチャー。下あごもノンクラスプデンチャーが入っていらっしゃいました。
 

 
こちらもレストがないために沈み込みを起こし、前歯に負担がかかりグラグラしてしまいました。
 

 
前歯に金具は見えませんが、噛み合わせると、入れ歯が沈んでしまい、残っている前歯と入れ歯の部分に段差ができてしまい、審美的に問題がありました。
 
上下共にドイツ式入れ歯で治療中です。
 
❻症例6
 
40代女性
 


 
上あご前歯のブリッジを支えとしたノンクラスプデンチャー、下あごも数本の歯に同じタイプのノンクラスプデンチャーが入っていらっしゃいました。
 

 
入れ歯の沈み込みを防ぐレストがないため、奥歯の噛み合わせが低くなってしまい、前歯に負担がかかり、グラグラ揺れている状態です。
 
上下共に総入れ歯治療をさせていただくことになりました。
 
ご紹介させていただいた、❶〜❻の症例の方々は、なぜノンクラスプデンチャーが使えなくなってしまったのか。
 
一番の原因は、レストであると考えます。
 
レストがないため、入れ歯は沈み込み、支えている歯に負担がかかり、結果歯がグラグラして失ってしまっています。
 
部分入れ歯の設計には、入れ歯の沈み込みを防止するレストが大切であると思います。
 
では、どのような方法だと歯を守ることができるのか。
 
当院では、入れ歯が沈み込まないようなドイツ式入れ歯をお勧めしております。
 
ドイツ式入れ歯は、沈み込みを起こさないように、支えている歯全体がレストの役割をしております。
 
また、多くの歯を失っているような症例に対しては、クラスプをかけず、レジリエンツテレスコープ というドイツ式入れ歯で対応しております。
 
当院では、ノンクラスプデンチャー使用期間は、1年。仮の入れ歯として使っていただいておりますが、長期使用は、できないということをお伝えさせていただいております。

 

 

 

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