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Made in Japan 放電加工機とテレスコープ義歯の融合

兵庫県西宮市にあるアイトロニクス社を、父である稲葉繁先生と訪問しました。
 

 
アイトロニクス社は、放電加工機という、とても硬い金属を加工する機械を取り扱っている会社です。
 
私が、この技術を知るきっかけとなったのは、
 
『ドイツ最先端義歯とインプラントの融合』
 
IPSG20周年特別記念講演会のゲスト ドイツ・チュービンゲン大学 歯学部長 Prof.Dr.H.Weberの講演をお聞きしたところからです。

 
The German state of the art of combined fixed removable partial dentures and implant stabilized supra structures.
『最先端補綴修復治療の最新情報-従来からの固定性および可撤性補綴物ならびにインプラント埋入及び修復術』
 
↑↑↑
 
コバルトクロム合金を用いた、テレスコープ義歯とインプラントの最新事情という意味です。
 
初めて講演を聞いた時は、この技術が一体何なのかさっぱりわからず、コバルトクロムを用いるメリットもわかりませんでした。
 
ゴールドがあるではないかと。。。
 
3年前にWeber dental laborを開設することになり、その名付け親である、Weber教授より、
 
「あなたのラボには、これから絶対コバルトクロムを加工する放電加工技術を取入れるべきだ。」
 
と、おめでとうの前に言われました。
 
コバルトクロムを用いたテレスコープ義歯を知れば知るほど、その魅力に取り憑かれ、それ以来コバルトクロムを精密に加工できる放電加工機の導入が、わたしの夢となりました。
 
コバルトクロムは、薄くて軽いために、患者さまの歯に負担をかけず、審美的にも美しく仕上げることができます。
 

 
テレスコープ義歯は大変精密で熟練された技工作業が必要とされます。
 
細かなパーツを合わせるのに、血の滲むような努力が行われています。
 
この放電加工機は、歯科技工士の手となり、手助けしてくれる機械なのです。
 
1マイクロメータ(1000分の1ミリ)という驚くべき単位で、細かな加工をすることができます。

 

いざ、ドイツの放電加工機を日本で使うには沢山のハードルがありました。
 
ドイツでは、放電加工士という専門の技術者が扱う機械であり、すこし勉強した歯科技工士が扱えるものではなかったのです。
 
それを、アイトロニクス社の藤本社長が、素晴らしい発明をされたことで、私たちの業界にも取り入れることができるのではないかということで、ご紹介いただきました。
 

 
こちらは、友人である、マシンツール中央の社長である、西村治さんと、息子である大輝さん。
 
大輝さんは歯科技工士であり、ドイツハンブルグのマイスター大川さんのラボに5年勤めていらっしゃったので、ドイツの歯科事情に非常に精通されています。
 
今回の放電加工機をご紹介いただいたお二人は、私の夢を一緒に叶えてくれる方です。
 
テレスコープ義歯を加工するために、必要な道具やアイデアをだしてくださり、さすがだなぁと思いました。
 

 
父は、ドイツチュービンゲン大学で客員教授として留学をした時に、テレスコープ義歯と出逢い、日本に紹介した先駆者です。
 
父の知識と、新しい技術が融合することにより、患者さまに最善の治療をご提供させていただくことができると思います。
 
わたしはこの機械が今後、歯科業界で活躍することを期待しています。
 
こちらのブログに実際に、ドイツの放電加工機の会社を訪問した時の模様を紹介しているので、よろしければご覧ください♪
 
SAE DENTAL VERTRIEBS GMBH〜放電加工術〜

 

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